『海と巨人と空』
空を壊す裸の巨人
しかし、空があるならば
たとえ晴れてても、私がぞくぞくしていても、それが曇っていても魅力的な空
もし空が保持されるならば、私は従う
蝶に股がり今から行く
「すべき事をなさい
花ですらしているというのに」
花は腕時計ではない
蜜蜂がはい回るその柔肌は慎ましく
耐えられないその形
理解は常に不可能に等しく
風は風でしか動かない
開いていることと同じなのだ
海は巨人を打ち砕く
私は笑う
あなたは、くるくると体を回す