Neetel Inside 文芸新都
表紙

脳内麻薬が氾濫したら・・・
喪失

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 プロダンサーで、副業としてインストラクターをやっていたダンスの担任の先生が、本業のダンサーの仕事が入ったのでこのスタジオには教えに来られなくなるという。
幼児クラスは後任のインストラクターに引き継がれるが、私の参加していたオープンクラス(年齢の上限がない)は生徒の集まりが悪く、なくなることになったと・・・。
確かに3、4人から増えることはなく、一人、また一人と減って、最後の一ヶ月間は生徒は私一人だけだった。

この先生が気に入っていたのに・・・残念だけど、オープンクラスがある 他のダンススクールを見つけなくちゃ…

     

 時を同じくして、働き始めてから1年以上が過ぎた飲食店が閉店する事になってしまった・・・
仕事があるおかげで、存在意義や責任感を持ってここまでやってこられた感があった。

新しい仕事、見つけなくっちゃ…
せっかく慣れて、店長もいい人だったのに・・・・・

もう四十過ぎのおばさんなのに、働き口見つかるかなぁ・・・・・・

抗うつ剤を完全に断ち切ってから 3ヶ月が経った頃に、自分を維持できている主要要素を 一気に二つも失うことになった。

     

 なくなることになったものは仕方がない。
ダンススタジオは今までの所よりちょっと高かったけど、オープンクラスがあるスタジオに入会し直すことに決めた。
習い事はまぁ、入れてもらえるだろうけど・・・、
 
問題は仕事だった。働きたくても入社できるとは限らないから…。

       

表紙

多治見リョー 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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Neetsha