Neetel Inside 文芸新都
表紙

-5℃
3月15日

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俺に非があると思って

黙ってれば 図に乗りやがって

太陽が落ちる瞬間がとても綺麗

何もなくなる この世界

消化されてない暴力を感じる


僕の親父はロックンローラー

そこの中年のデブじゃない

僕の親父はロックンローラー

そこの詐欺師のサラリーマンじゃない


考えれば 考えるほど

視点が震えるのは 当然で

ふざけた子供を 笑わせる為に

鳴らしたセブンスコードは偉大


僕の親父はロックンローラー

そこのギャンブル中毒じゃない

     

頭の中に赤ちゃんが住んでる

いつも 笑顔で楽しいらしい

通りがかった ベンジーの

張り付いた空気感が 好きって喚いてる


ダダリオを張り替えて

空中分解する あの子の飛行船

死にたくないなら 返り討ちにするしかない

張り付いた空気感 躁転を恐れる


原始に生まれた 生命体の歌が

無性に虚しくなるのは どうしてなんだろう


ある程度の 無水カフェインと

ある程度の エフェドリンをくれたら

君に グチャグチャに潰れたラブソングと

緊張感と焦燥感の歌を

自我を保ってるのは 一体なんなんだろう


張り付いた空気感が 好きって喚いてる

破滅の歌が流れたんだ 

自我を保ってるのは 一体なんなんだろう

     

(happen to) travel together.

生まれつき 手首がないからさ

白い肌のあの子とも 仲が良い

4秒くらいなら 愛し合えるかな

鉛で海に沈んで溺れる前の 幸福な寝起き


愛情と憎悪は

紙一重だから すぐ壊れる

愛してるって叫ぶのと 

首を吊れって叫ぶのは

月と太陽みたいに 星を回転してる


(happen to) travel together.

風邪薬を買い漁る

バッドトリップがないから 好きなんだ

二人で あらかた飲んでから

生きている価値がない世界について

笑いながら 語り合いたい


愛情と憎悪は

紙一重だから すぐ壊れる

愛してるって叫ぶのと 

首を吊れって叫ぶのは

月と太陽みたいに 星を回転してる

     

退屈を感じる器官が腐って

捨てられた動物の最後を知った

張り詰めた緊張感

遠い景色 遠近感がない


PLASTICS PARANOIA


世界を舐めた 少女の末路

溶けていくドロップ 後ろから刺された

焦燥感だけにしか 現実はない

0.01%が 本気で思ってる


PLASTICS PARANOIA


月が落ちた時 赤色の空に

黒いビル街と 彗星が消える

彼女が願うのは 羽の生えた花

翼は生えない 何もない雑草


PLASTICS PARANOIA


張り詰めた緊張感 0.01%

取り憑かれてる

空を飛ぶ花 何もない雑草

     

腐る嘘話 ストレスの中

理想的な世界を見失った


魚は芸を覚えても 魚で

最後は食べられた 生きたまま焼かれた

理想的な世界を持っていた

どこに消えたんだろう


Fish loneliness.


浮かれ上がって 飛び立った景色を

落としたのは 紛れもなく俺で

雪が降る日に 涙は落とせない

晴れた天気に 喪失を感じた

どこに消えたんだろう


Fish loneliness.


バスから見えている

夕暮れを見て吐いた 焦燥の質感

強烈に焼きついた 理想郷

世界を持っていたのに 

どこに消えたんだろう


Fish loneliness.

     

逆切れさえも

人間の摂理で

俺は悪くないと

壁を殴り続ける


その姿に 道筋を示す

腹黒い 聖人君子


その姿を フィルムに焼き付ける

CD-ROM 58分の驚嘆

     

苦しいな

卑怯を使っていいか

Wizard


明日を

希望なんだと思って

良いことがあるんだって

卑怯な思い込みをしていいか

Wizard


吐いた吐瀉物が

絵画に変わっていく

涙を落とさない卑怯な

手段で騙した


Wizard


守れない 哲学の教え

弱さを隠す為に

嘘ばかり吐いた

卑怯を使っていいか


Wizard


自分の力より上の

事をしようとして

小さく粉を吸った

飛べない飛行船の癖に


Wizard

     

辛いことばかりで

笑顔すら 忘れて

あなたを敵に回したのは

被害妄想なのか

加害妄想なのか

もう わからない


透き通る心を

失ったのはもう 何年も前で

周りは全て 敵で 

疑いながら 睨みながら

怯えながら 生きている


思えば 二人で

「生きていても

 良いことなんて

 何もないね」

そう笑い合っていた生活が

とても良い思い出だったと思う

その否定感と 破滅願望が

生きている証だったと思う

     

朝に流れた

小さな彗星

太陽で見えない

小さな彗星


心はどう

とても寒いか

手は繋ぎたい


朝に流れた

小さな孤独

太陽で見えない

小さな孤独


赤ちゃんになった

破滅願望の道連れを

僕が振り切った後に

彼女は取り残された

無視して 電車は進んだ


朝に流れた

小さな悲鳴

太陽で見えない

小さな悲鳴


赤ちゃんは守りたい

そう思う

赤ちゃんは守りたい


朝に流れた

小さな桃色の手

       

表紙

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