Neetel Inside ニートノベル
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格闘衝動(※再々掲)
用語・設定集

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●『地下』/『ケージ』
 ヤクザの仕切る裏格闘技場。反則は一切なし。有刺鉄線の檻に囲まれたコンクリの床がリング。下記の二種類がある。

●『上』
 組同士のトラブルや利害の対立を代表者の決闘で解決するための場所。ヤクザの中でも地位の高い者や、海外の金持ちなどの賭けの対象にもなる。いわゆる一部リーグ。 

●『下』
 末端組員やゴロツキなど個人が安い賭けファイトに興じる場所。勝率の高いファイターは『上』にスカウトされる場合がある。いわゆる二部リーグ。

●『30秒ルール』
 『地下』における数少ないルール。片方が反撃の意志・能力を失くし、30秒間一方的に相手の攻撃を受け続けた場合、そのファイターは敗北となる。一方的な暴力による残虐ショーを盛り上げるための工夫でもある。

●『けじめ』
 自ら参加を志望したファイター同士ではなく、闇金の債務超過者やトラブルを起こした下っ端組員などをファイターに狩らせる余興。どれぐらいの時間でファイターが獲物を仕留めるかが賭けの対象となる。

●『運営』
 『地下』を仕切る組の呼び名。『上』は広域指定暴力団・藤羽(ふじわ)組、『下』は藤羽組傘下の組の一つである九馬(くま)会がそれぞれの運営母体となっている。
 後述の『四天王』の暗躍が周知となって以降は、ほぼ藤羽組が直接『下』にも口を出している状態である。また、弱小組織であった九馬会では『四天王』人気による業務の増加に対応しきれず、『下』の運営は金で雇った準構成員(バイト)が中心となっている。作中で買収やスパイ行為が横行しているのはそのため。
 
●『始末屋』
 『地下』でのトラブルに対処する実働部隊。藤羽組が集めた腕利きの武術家で構成される。黒スーツがユニフォーム。

●『血祭部隊』
 ヘルメット、プロテクター、金属バットで武装した『下』での暴動鎮圧部隊、兼逃げて試合にならないファイターへの仕置人たち。九馬会の若い衆で構成され、ほとんどは格闘技素人。

●『四天王』
 『下』の人気ファイター四人組。現在の『下』の盛況ぶりは彼らの活躍によるところが大きい。しかし裏では、ヤクザの認知しないルートで仕入れた麻薬を『下』の観客に売りさばいており『運営』に危険視されている。

●『外人』
 『四天王』を中心に、多人種で構成される麻薬グループ。金と麻薬の力でヤクザを吸収する『同化派』と、直接抗争で敵を排除する『対決派』で方針が割れている。

●殺すリスト
 主人公『俺』がブッ殺すと心に決めた相手を記した脳内メモ。

       

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