Neetel Inside 文芸新都
表紙

唯、霧中の宝石を掴みたいと思った
ありがとうって言って欲しい

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一人、独り。
だれも近くにいないという寂しさ。
だれも支えていないという心細さ。
全てを独りで受け止めて、君は歩いていけるのかい?

誰しもが持つ大きな大きな荷物。それを持ってあげる事は出来ないけれど、その荷物なら手伝えるのに。
なのに君は頑固だね。何時までその細い腕に悲鳴を上げさせるのかな?

なにも、僕じゃなくてもいいんだ。君が君の荷物のどれか一つを誰かに持ってもらえるのなら、僕はそれで幸せなんだ。


――だから、君は誰かに助けを求めて欲しい。そしてありがとうと言って欲しい。

       

表紙

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Neetsha