一人、独り。
だれも近くにいないという寂しさ。
だれも支えていないという心細さ。
全てを独りで受け止めて、君は歩いていけるのかい?
誰しもが持つ大きな大きな荷物。それを持ってあげる事は出来ないけれど、その荷物なら手伝えるのに。
なのに君は頑固だね。何時までその細い腕に悲鳴を上げさせるのかな?
なにも、僕じゃなくてもいいんだ。君が君の荷物のどれか一つを誰かに持ってもらえるのなら、僕はそれで幸せなんだ。
――だから、君は誰かに助けを求めて欲しい。そしてありがとうと言って欲しい。