Neetel Inside 文芸新都
表紙

唯、霧中の宝石を掴みたいと思った
霧を

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僕は歩いた。
足があるから。
霧で何も見えないけれど、歩いた。
なんどもなんども転んだけれど。
歩いていった。
そこに行きたいと思ったから。
それを見たいと思ったから。

――キレイな光に向かって歩いた。

       

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Neetsha