遥か昔。
人間が誕生してからまだ間もない頃、楽園(エデン)には2人の兄弟が住んでいた。
兄の名はカイン。 弟の名はアベル。
カインは畑を耕し大地の恵みを手に入れた。
アベルは羊を育て羊の毛と肉を手に入れた。
ある日 二人は、全知全能の神ヤハウェに自分達の手に入れた物を
献上品として捧げた。
しかし、ヤハウェはアベルの献上品だけを受け取り、カインの献上品は無視した。
この事に激しく憤ったカインは、ヤハウェを殺すかわりに
自らの弟、アベルを創世樹ユグドラシルの下に呼び斬殺した。
しばらくしてアベルが殺されたことを知ったヤハウェは
カインを楽園(エデン)から追放し、自らも永い眠りについた。