Neetel Inside ニートノベル
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高機動文藝論ガンダムエアー
4話 「変革の刃」

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86 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs
   

    あいつら、まだやってんのか
    そもそもここにいるヤツラとオマエらは人種がちげーんだよ
   
    ―――マジなヤツなんか、ひとりもいない。


    どれ、いっちょ俺様が、「VIPPER」の釣り方ってもんを、教えてやらァ

    ―――「『とりあえず、君には【呪い】をかけたから 』………と」

    フフフフフ、フハハハハハハハーン!!!!



    第4話 「 変 革 の 刃 」






87 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   「空スレ」にて
   ヤサグレ・パンディズム vs あきしま・エーカー








   ヤサグレ「この弾すべて……お前に返すッッッ!! あきしま・エーカーァァァァッッ!!!!」

   あきしま「予測済みィィィィィッッッ!! 『ベータ1』ッッッ!!!」

   ヤサグレ「なっ、後ろォォッッ!!」


   ドゴオオオオオオオオオォォォォン







88 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ヤサグレ「………………」

   ヤサグレ(あれ………)




   ヤサグレ「俺は、何故……、まだ、生きている………」

   ???「そう……どうして……まだ、君は生きている ? ―――何のために?」

   ヤサグレ「え…………?」

   ???「問われた時、人は答えに困ってしまうだろう。答えに困る様を想像して楽しんでいるのさ 」

   ???「そういうやつをギャフンと言わせるのに最適な言葉は、一体なんだ……?」

   ヤサグレ「俺は………」



   ヤサグレ(ミィドリア…………)








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   ヤサグレ「守りたい人がいるんです。だから、生きてる」

   ???「成る程………」

   パチン!(指を鳴らす音)
   
   ???「見事! 君に加勢するよ、ヤサグレ・パンディズム君」

   ヤサグレ「あなた………貴方、まさか……!!!!!」





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   ルーフ「名乗るほどのもんじゃない。単なる死に損ないさ。誰も、な」

   ヤサグレ「あなた、あなたまさか……あのルーフ=ホワイトでは?!」

   ルーフ「名前に意味などあるのか……は、この際置いておくとしよう。長くなるからね」

   ヤサグレ「俺は、……俺は夢を見ているのか……!? あなたと会えるなんて……」

   ルーフ「それもあとだ……。来るぞ!!パンディズム君!!」



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   あきしま(なんだって、ルーフ・ホワイト……ッ!? あの文体が貴方百式かッ!?)

   あきしま「それでも、まだ、空中戦なら……ッッ!!」

   あきしま「戦術戦闘飛行隊総統より、レッドノーズ全機、緊急指令!!」

   あきしま「ナパーム文、全弾投下ッッッッッ!!!!」




   ドゴオオオオオオオン!!!!







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   モクモクモク………

   あきしま「やったか……っ!?」






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   ルーフ「すまんな、―――また、死に損なった 」

   あきしま「ばかナナアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!!!」











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   ルーフ「では、こちらから行くぞ……、太宰、私の文に力を………ッ!!」

   ルーフ「うおおおおおおおおお!!」




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   ルーフ「『溢れ出る尿の生温さは、全ての不安が霧散していく事を肉感的に伝え』ッッ!!!」

   あきしま「な、そんなッッ!!」

   ルーフ「『快感がそこにある事を、今の頭では否定できない。』ッッッッッ!!!!!! 」

   あきしま「うあああああああッッッ!!!!」






96 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ヤサグレ「そんな!!あのガンダムウィッチハントを、一撃だと!!」

   ヤサグレ「それに……なんて……、なんて美しい文章なんだ……日本語ってこんなに……」

   ヤサグレ「『恍惚のうちに失禁した』ぐらいで済ませる表現だぞ………」

   ヤサグレ「それを………あそこまで………すごい………」

   あきしま「俺、……は、一体今までなにを……。そうだ、更新……!!!」








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   あきしま「俺は、”魔女狩りの飛ぶ空”を更新しなくては!!」

   ルーフ「『書き続ける事がアンサーだ』と、私もどこかで見たよ。あきしま君」

   あきしま「そう……。俺は、……俺の好きな空戦小説を……精一杯書く!!」

   パチン!

   ルーフ「見事! 影ながら応援しているよ。同じ作家としてね。」

   あきしま「有り難う!ルーフ・ホワイト!!!!」

   ビュウウウウン!!




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   ルーフ「……何らかの闘争は、他人よりも楽をしたいから起こる」

   ルーフ「戦争も、そんなもんだと私は思う。」

   ヤサグレ「そんな……これは………俺は」

   ヤサグレ「泣いてる………のか?」




99 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ルーフ「――――君が、ヤサグレ・パンディズム君か」

   ヤサグレ「はっ、通信…!」

   ルーフ「なるほど、なかなか頑張っているみたいだね」

   ヤサグレ「そんな! あなたほどの人間が、どうしてあんな順位に!?」

   ルーフ「確かに、君達がそれほどまでにあの”ランキング”とか言うものに固執する事もわかる」

   ルーフ「時間をかけた作品を、叩かれるのは悲しい」

   ルーフ「コメントがつかないときすらある―――ただ」

   ヤサグレ「…………」




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   ルーフ「君達は大切な事を忘れている。」

   ルーフ「我々はそれでも、『文藝作家』なんだ」

   ルーフ「だとすれば、出来る事は一つしかないんじゃないか?」

   ルーフ「太宰や川端の前で『たかが小説』なんて言えるか? 私なら恥ずかしくていえないね」

   ヤサグレ「俺達は……間違っているんですか?」

   ルーフ「さぁ、ね? 辿り着く答えは人それぞれだ。」

   ルーフ「ただ、それが”文藝新都の作家”として出した答えなのか。」

   ルーフ「それを少しよく考えてみるといい」





101 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs



   ルーフ「ふっ、すこし言いすぎたな。私もまだまだ一介の未熟な作家に過ぎないよ。では」

   ビュウウウウウン!!!

   ヤサグレ「あの男が………貴方百式(改)……ルーフ・ホワイト………」

   ヤサグレ「俺は……こだわり過ぎていたのか……ランキングに……」

   ヤサグレ「外すべきなのかもしれない……『しなちく!』を……ランキングから………」

   ヤサグレ「いや、今はそれよりも!!」






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   ヤサグレ「―――――TDNにこの事を伝えなくては!!」





   現在状況
   1 ヤサグレ・パンディズム○ vs あきしま・エーカー●
      →パンディズム、TDNの元へ急ぐ!

   2 ミィドリア・アーデ、シキナコン・ストラトス vs おっぱトリック・コーラサワーだいすき
   3 TDN=エアーマン=セイエイ vs モンスター読者軍団







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   ―――― 一方「森」スレ
   リアス、病ん×ダム vs  ガンダムジェノサイドスペクター


   きなこん「まぁ善戦っちゃ善戦だが………」





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   ミィドリア「オラオラオラオラオラオラオラァ!!!!」

   おっぱい「揉み揉み揉み揉み揉み揉み揉み揉み揉み揉みィィィッ!!」

   きなこん「実際食傷な戦いだなぁ……決め手に欠けるというか………」




105 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   おっぱい「そもそも敵扱いされる謂われはないのら!!」

   おっぱい「ジェノサイドスペクターは完全オリジナルで僕が書いたのら!!」

   おっぱい「立派な文芸作品なのらぁぁぁっっ!!」

   きなこん「それが一理あるのが、戦いの長期戦の原因か……」

   きなこん(TDN………無事だろうか………)





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   おっぱい「僕は、僕はただFAが欲しいだけなのら……っ!!」

   おっぱい「スペクターたんがおっぱい揉まれてるFAくれれば、邪魔なんてしないのらー!!」

   ミィドリア「私は、自分の作品だけで充分恋愛欲を満たしているわッッ!!」

   おっぱい「それは単なる性欲なのらー!! 僕と同じなのらー!!!」

   きなこん(確かに……。だがこれ以上の長期戦は避けたい………)



   ???「なるほど……話は聴いたわ………。おっぱいFAがあればいいのね?」






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   きなこん「誰だ!?」

   ???「さらさらさら………」

   きなこん「あのシルエット……ニノベ国のガンダムか!?」

   ???「ほい」

   おっぱい「こ、これは!?」


   おっぱい「おっぱいFAなのらァァァァァァァァァァアアアアアアアアア!!!!」

   ショワァァァァァァアアアア――――

   きなこん「昇天したッッ!?早いッッ!!」









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   ミィドリア「あのガンダムジェノサイドスペクターを、いとも簡単にいなした!?」

   きなこん「そうか……、君がニノベ国の、絵と文のハイブリッド」

   きなこん「強化人間……………花華ガンダム(ファーファーガンダム)の……」




   東雲偲「覚えててくれて嬉しいわ……、花華ガンダム、東雲偲!!最後の助太刀に登場!!」





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   ミィドリア「最後の助太刀……って、どういうことよ?」

   きなこん「東雲偲は、強化されすぎたんだ……。文章、絵、そして”声”までも」

   ミィドリア「そんな……ヒドい……ッ!?」

   きなこん「その影響で……新都社に長くは居られない体になってる」

   きなこん「おそらく……もう………」

   ミィドリア「っっ……!!」

   東雲「いいのよ……過ぎたことだから………。私も……楽しかったし」







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   しょわぁぁぁぁぁああ……………

   ミィドリア「東雲さんが、柔らかい光に包まれていく………!?」

   きなこん「そんなっ!? ココで限界が……!?」

   きなこん「最後の力をまさかさっきのFAに!?」

   東雲「いいのよ……それが、……彼……彼、の助けになるなら………」

   東雲「あれ? あなたたち……と……パンディズム君は………」

   東雲「ヤサグレ・パンディズム……君は……一緒じゃないの……?」

   きなこん「済まない……いまはここには……」

   東雲「そう…」




111 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   東雲「最期に……会いたかったな………」

   きなこん「東雲さん………っ……くっ………」

   東雲「でも、あなたにあえたのは嬉しかった……ミィドリアさん……」

   ミィドリア「えっ!?」





112 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   東雲「パンディズム君の心の中には……いつも………あなたがいた………」

   ミィドリア「そっ!?」

   ミィドリア「そんなわけないわよ!? だってパンディズムとは別にスレで更新報告するだけでっ!」

   ミィドリア「それだけの間柄なだけだしッそれだけで別にすっ、スキとか絶対そんなんじゃ……」

   東雲「そっか…、あなた………ブログまでチェックしてないのね………」

   ミィドリア「えっ?」

   東雲「文藝論のぶちまけ方とか……そっくりなのよ………妬けちゃうくらい………。ふふっ」







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   東雲「くやしいなぁ……ふふっ………ああ、くやしいなぁ………」

   きなこん「もうしゃべるな!! 口元から光の粒子に………!!!」

   東雲「だから……最期にひとつだけ、仕返しっ……ふふ……」

   きなこん「東雲さん!!」




114 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   東雲「ミィドリアさん、あなたの口から彼に伝えて……、私の最期の言葉………」

   東雲「『一緒にボイスドラマやれて、わたし、本当に嬉しかったよ』って………」

   東雲「嬉しかった……ぅぅぅう…………嬉しかったの…………本当はもっと………」

   東雲「でも…………もう……………ダメみた……いなの……、わた……し」





115 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   きなこんミィドリア「「東雲さんッッッッ!!!!!!」」

   東雲「お願いパンディズム君……作って……」

   東雲「絵と……文章と……出来るならば”声”も………」

   東雲「仲良く手を取り……合って、笑って……いら…れる…そんな…新都……社……を……」



   バシュウウン!!!







116 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   二人「東雲さァァァァァァァァァァァァァん!!!!!!!」






117 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ミィドリア「ううっ……うっ………あぁ………んぁ…………」

   きなこん「彼女もまた、モンスター読者の被害者だった……」

   きなこん「初めてやったボイスドラマで、うまくこなせる人間なんてそうはいない」

   きなこん「いや、いるわけがないんだ」

   きなこん「それなのに……棒読み、棒読み………と………叩かれて………」

   きなこん「く………ぅ……っ……ぅ…………」

   ミィドリア「東雲さん………わたし、必ず伝えるわ………っ!!」





118 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ミィドリア「……いきましょう、きなこん。TDNのところへ!!」

   きなこん「………ああ!」






   現在状況
   1 ヤサグレ・パンディズム○ vs あきしま・エーカー●
      →パンディズム、TDNの元へ急ぐ!

   2 ミィドリア・アーデ、シキナコン・ストラトス○ vs おっぱトリック・コーラサワーだいすき●
     →大きな犠牲を払うも勝利。TDNの元へ急ぐ!

   3 TDN=エアーマン=セイエイ vs モンスター読者軍団(苦戦中!)


   第5話 「 ト ラ ン ザ ム 」へ続く












       

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