Neetel Inside ニートノベル
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高機動文藝論ガンダムエアー
5話 「トランザム」

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120 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ふふ、バカねアイツら。

   まだ気付いていない。

   文藝作品が全て”ガンダム”であるはずないじゃない。

   それは一部に与えられし称号。

   せいぜい頑張るといいわ。私は、このままのんびりハンゲ………

   クックックックッ……アッハッハッハッハッハッハ!!!!!



   第5話 「 ト ラ ン ザ ム 」





121 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   ―――ニノベ国皇宮前広場スレ


   TDN(こんなに苦戦しているのに……、クソッ!! 応援はこないのかッッ……!!)

   ドドドゴオオォォン!!


   ―――回想いいから本編進めろ。どうせ回収できないんだから wwww
   ―――文章下手な上につまんねーな wwwwww



   TDN「ぐああああああっっッッ!!」






122 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「まさか………ヤサグレ……きなこん……ミィドリア」

   TDN「そんな……ッッ!! 俺は……ハブられた………のか……?」



   TDN「俺は……俺は、ガンダムにッッ……なれない…………」







123 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN(何故だ……みんな……)

   TDN(いや、もしそうだとしても………)

   TDN「あのガンダムのように…………」

   TDN(例えひとりだって……俺はガンダムに………文藝新都になる……!!!)








124 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ―――その頃、ヨコチン・ビィイング母艦内

   エックス「はっ」

   ガタッ!!! バッ!!!

   エックス「TDN……ダメッッ!! ダメよォォォッッッ!!!」

   エックス「その力は!!」

   エックス「その力を使ったら、あなたはもう”文藝マイスター”じゃないッッ!!!」


   オペレータ「リベンジガンダムに反応!!!臨界です!!!」







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   ガガガアガアガガガガ!!!

   TDN「うおおおおおおおおおおおおっっっっっッッッ!!!!!!」

   TDN「漫画ァァッッ!!『描いてみた』ァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!!!」






126 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   エックス「ダメよォォォッッ!!! TDNォォォッッッ!!!!!!」

   オペレータ「機影一機っッ!! 上空から急接近ッッッッ!!!」



127 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs








   ヤサグレ「やめろおおおおおおおおおおお!!TDNぉぉおおおおおお!!!!!!!」

   ドッゴーーーーーーン!!!!!!










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   モクモクモクモク…………

   ヤサグレ「TDN……無事か……」

   TDN「……………俺は……ヤサグレ……?」




   エックス「間に合わなかった、の……? FAは………」

   犬「―――ふっ」









129 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   オペレータ「リベンジガンダム!! トランザム、解除ですッッ!!」

   エックス「ウソっ!?GN粒子はあんなに……!?」

   犬「―――もう、隠しておく必要もないわね」

   エックス「……え?」






130 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   犬「隠しておきたかったけど、あれは極秘裏に開発していた……」

   犬「”GNアームズTYPE窒素”!」

   犬「G(グラフィック)……そしてN(ノベル)」

   犬「二つを融合させた……完璧な姿」







131 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   GNアームズ-TYPE窒素「おまえの『描いてみた』に触発されたぜ!!力貸してやんよ!!」

   TDN「あ……ああ………」








132 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   窒素「いくぞ……TDNッッ!!」


   ズッドォォォォォオオオン!!
   ドゴオオオオオン!!!



   ――――[7] わかる…!わかるぞォ!!
   ――――[9] そういう内容だったんですね ありがたいです


   TDN(これ……これが絵と……文章……”合作”…………)

   TDN(こんなにも簡単に………力とは………手に入るものなのか………)







133 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ニノベ国作家A「や……やった……!!」

   ニノベ国作家B「モンスター読者が、返って行くぞォォ!!」

   ニノベ国作家C「よかった……本当に……うう………」


   オリ姫「街が……国が……救われた…………」

   オリ姫「ありがとう……ガンダム……」

   オリ姫「ガンダム……? ガンダム………ッッ!!?」







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   TDN(俺は………ここに……平和を……)

   TDN(あのガンダムのように文藝新都に……平和を………)

   TDN(ささやかなそれだけを……手に入れたかった……)






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   ―――――あの時の――――
   「やべぇよこれ!! これ、スゲェ!! メチャメチャおもしれぇ!!!」
   「文藝にまさかこんなのあったなんて!!ウソだろ!!」
   「信じられネェ!!!」
   「こんなんやってる場合じゃネェって! FA、いや、マンガ化しなきゃこれwwwww!!」

   幼き日のTDN「空から紙をばら撒いてる………あれは…………」

   幼き日のTDN「あれが………文藝新都……いや、”ガンダム”……………」
   ―――――

   TDN(あの……ガンダムも………”合作”になった……)

   TDN(なら……俺は……文藝ではなく………)




136 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs



   TDN(そうだ……あんなに簡単に”力”が手に入るなら………)

   TDN(クククッ…………そうだ……簡単に……平和なんて………アハハハ)






   ―――T………DN!!……TD……N!!!






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   ヤサグレ「TDN!! TDN!!!! 無事か!?」

   TDN「…あ……ここは…………」

   ミィドリア「……よかった…………」

   きなこん「一時はどうなることかと思ったがな」

   TDN「みんな………」





138 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「俺は……ハブられたんじゃ……」

   ヤサグレ「そんなわけあるかよ、……同じマイスターだろ……俺達!!」

   TDN「ヤサグレ……」








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   TDN「だが…、ヤサグレ……俺はこの戦いで、気付いたんだ」

   TDN「聴いて欲しい」

   ヤサグレ「奇遇だな……俺も、……さっき気が付いたよ、これからすべき事……」

   TDN「いや……俺から先に言わせてくれ……」








140 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「俺は文藝マイスターを降りて、漫画原作マイスターになる事にしたッッ!!」

   ヤサグレ「………え」

   ミィドリア「い、今なんて……」

   TDN「気付いたよ、俺は。文章だけじゃダメなんだ。」

   TDN「元から絵を付く事を想定して文章を書く」

   TDN「そうして初めて……新都は平和になる」






141 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   きなこん「バカな…! それはもう文藝マイスターでもガンダムでもない!!」

   TDN「好きに言えばいい。でも………」

   TDN「弱者の言葉では、世界は変わらない」






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   ―――きなこん(くっ……たしかに……。東雲さん……ッッ!!)

   ―――ヤサグレ(そうだが……チクショウ!! どうすればいいんだ……ルーフさん……!!)




   TDN「だから……俺は………」






143 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ―――― 一方、ヨコチン・ビィイング母艦内

   犬「ふふっ……」

   エックス「確かに……TDNのいうことは、間違いではないわ……」

   エックス「我々、ヨコチン・ビィイング……、いえ」








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   エックス「正式には”YOKOチルドレン’ズ・ビーイング”」

   エックス「彼らは、まず漫画版に感動し……そこから初めて文藝新都を知った」

   エックス「そんな文藝マイスターの集まり」






145 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   犬「だから?」

   エックス「でも、彼は……TDNだけは、”Oガンダムの光”を直接見た」

   エックス「そんな彼をマイスターとして邪魔に思っている奴がいる……そう考えれば」

   エックス「今回のニノベ国の蜂起……」

   エックス「森スレでの待ち伏せ……全て……」







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   犬「裏切り者がいる……とでも?」

   エックス「犬郎美……あなたはさっき」

   エックス「”グラフィック……そしてノベル”、”二つを融合させた……完璧な姿”」

   エックス「って言ったわよね?」



   エックス「私はそれを”完璧”としたあなたの発言、凄く、腑に落ちないの」







147 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   犬「………………」



   オペレータ「あ!!!!ニノベ国に正体不明機急速接k」








148 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ドゴオオオオオオオオオオオン!!!

   ミィドリア「キャッ!! 新手ッッ!?」




   ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
   ???「お前ら………お前らも不幸になりたくなければ………ッッ!!!!」




   最終話 「 T D N 」 へ続く


       

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