Neetel Inside ニートノベル
表紙

高機動文藝論ガンダムエアー
最終話 「TDN」

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150 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   誰が何人集まろうと

   絶対”彼”にはかなわないワァ

   だって………

   ちゃんと計算したことありますのぉ?



151 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   教えてあげますわ。

   実にかの国の半分は、”彼”。

   だから彼が……、

   『 彼 が 文 藝 新 都 』
   『 彼 が ガ ン ダ ム 』

   ですの。

   それを、引き抜きさえすれば

   この国はすべからく安泰……



   ―――オホホ。



   最終話 「  T  D  N  」









152 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ズゴオオオオオオオン!!!!



   TDN「バカな……圧倒的だろ……常識的に考えて……」


   モクモクモク………


   ???「まだやるのかい?ハッハッハ」




153 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ブシドー「このミスター・ブシドーの、エルフェンリートと、まだやるっていうのかいッッ?!」

   ブシドー「読まれる作品こそ意味があるとは思わないのかぁぁぁぁぁあ!!!?」

   TDN「それで読まれたといえるかァッ!! しかし……」


   ―――エルフェンリート見てちんちんおっき
   ―――エルフェンリート見てちんちんおっき
   ―――エルフェンリート見てちんちんおっき


   TDN「そうか……よく考えれば、別にあんなやり方だって、いいじゃないか…」


   ブシドー「逝くぞおおおおォォ!!」

   おっきおっきおっきっきっおっき………



154 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ヤサグレ「TDN!どうした!」

   ミィドリア「危ないTDNッ!!」

   きなこん「避けろっ!!TDNッ!!クソッ!!」

   TDN「ははは、簡単だ。本当に簡単じゃないか!!!はははは!!!」

   ズゴゴゴゴ……


154 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ブシドー「まずはお前からだ!リベンジガンダムッッッ!!」

   TDN「あはは……、あははは、……はは、は………」

   ズゴおおおおおおっき!!!
   おっきっきっきっき!おっきっき!!!

   きなこん「くっ!! TDNォォォォォッッ!!」


   ドグァァァァァァァアアアアン




155 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   シュゥゥゥ―――モク、モク、モク


   TDN「え…………」

   TDN「きなこん……俺の……盾に…なって……うそ……」

   きなこん「くっ……無事か……TDN……ぐ、はァっ……俺……」

   ヤサグレ「きなこんッッッ!!」




156 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   きなこん「やべぇ……病ん×ダム……ガッツリいったわ……うごかねぇ………」

   ミィドリア「そんなァァッ!!」

   きなこん「俺……、ああ、…俺……中学生編まで……やっぱ、書きたかった……わ……ははは」

   ミィドリア「書ける!まだ書けるじゃないあなたなら! だからッ!」

   きなこん「ありがとう……ミィドリア……」

   きなこん「だが、自分の事は自分が一番……ゴフォッァ!!」

   TDN「あ………あ………!」



157 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ヤサグレ「もうしゃべるなきなこん!!」

   きなこん「ヤサグレ…、ミィドリア…、そしてTDN……」

   きなこん「頼む、おまえらが造ってくれ……これからの文藝新都を……!!」

   きなこん「俺の『病ん×デレラ』を、オマエらが越える日………」

   きなこん「はは、あははは。楽しみだな……。見えるよ」

   きなこん「目を閉じると見えるんだ……4人仲良く並んでいて……」

   きなこん「いや、他のみんなも並んで笑っている…………そんな新都社が……」



158 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ミィドリアヤサグレ「きなこぉん!!」

   きなこん「みんな……後を、頼む……さらばッッ!!」

   ドカァァァァァァン!!



159 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs





   ヤサグレミィドリア「「きなこおぉぉぉォォォおん!!!!」」





160 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「そんな……そんな……」

   TDN「……俺のせいなのか……全部」



   TDN「くっ……俺が……」

   TDN「責任は俺がとる、…行くぞ窒素!GNアームズ!!」




161 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs
  
   ヤサグレ「違うッッ!」

   ヤサグレ「違うんだTDN!! そういうことじゃなかったんだ!!」

   ヤサグレ「ルーフさんにあって、初めてわかったんだ!!」

   ヤサグレ「その力は、おまえの……お前の文章の力じゃないッッッ!!」

   ヤサグレ「聞こえないのかTDN!!!」





162 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   ブシドー「無駄無駄ぁぁぁぁ!!」

   ブシドー「3作品まとめて、終刊圧縮Zipへ逝けェェェェ!!」




   どッかァァァァァアアアン!!


   TDNヤサグレミィドリア 「「「「うわあああああああああああ!!」」」



163 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   ―――ヨコチン・ビィイング母艦内

   オペレータ「ダメです!病ん×ダム大破ッ!!」

   オペレータ「リアスッ、シナチクッ、リベンジッ、全機、戦闘不能ォッ!!」

   エックス「そんな……」




164 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ブシドー「どうだ、わかったか」

   ブシドー「これが、『読者の声』だ」

   ブシドー「これが『励ましのお便り』だ」



165 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ブシドー「ブシドー先生に励ましのお便りを送ろう………ブシドー先生に励ましのお便りを送ろう………ククッ」

   ブシドー「ブシドー先生に励ましのお便りを送ろう………ブシドー先生に励ましのお便りを送ろう送ろう送ろう送ろう送ろう送ろう送ろう送ろう送ろう送ろう送ろうォォォッッ!!!!!!」


   ブシドー「ブシドー先生に励ましのお便りを送ろうォォォォォッッッ!!」

   ブシドー「もっとだぁァァアああ!! もっと送れェェェェエェェ!!モンスター読者どもがァァァァアア!!」

   ブシドー「アッハッハッハッハッハッハッァァァァ!!!」




166 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ミィドリア「……う………ぁ……」

   ヤサグレ「あぁ…………痛ぅ……ぇぁ…………」

   TDN「……………お……おれ、は…」




167 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ブシドー「これでとどめだッッ!!消え去れェェェェ!!!」

   バシュウゥゥゥッッ!!



   ――――――――
   ―――――
   ―――
   ……
   …


168 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「あれ……まだ、生きてる……?」

   ミィドリア「ど……うし、て……」

   ヤサグレ「くっ、あの…シルエット、あの……文体が、助けてくれ……たのか…ぁ…?」

   グオォォォォォォ……



169 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   ヤサグレ「あれも、ガンダム、か?」

   ミィドリア「私、あんなの見…たこと…ない……」

   TDN「あれは……、いや、俺は、見たこと……ある!あの、文体…」

   TDN「…俺はどこかで見たことがっ、あるッ……!」



170 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   ズゴオオォォォォオオン!!!
   ドゴオオオォォォン!!


   ブシドー「ぎぇああああ!!」

   TDN(圧倒的じゃないか……)




171 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ブシドー「た、だすげてくれぇッッ!!」

   ブシドー「そ、そうだ、1000コメ!! 俺1000コメいったらエロ絵描くわ!!」

   ブシドー「どうだ!?これなら!!」

   ―――エルフェンリートみてちんちんおっき
   ―――もう…いいだろ……
   ―――エルフェンリートみてちんちんおっき




172 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ブシドー「そんなぁぁぁぁぁぁああああ!!」



   ドグアアアアアアアアン!!!




173 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ミィドリア「勝っ……ちゃった………」

   TDN「あ……あ………」

   ヤサグレ「TD……N? T…DN!? どうした…んだっTDN!!!」

   TDN(あのガンダムは……あの戦い方は……)

   TDN(間違いない……間違いない!! だって、これは)

   TDN(涙が……止まらない………)

   TDN(そうだ、あれは……あれは…合作の…”平和の光”………)




174 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「教えろ!教えてくれッッ!!」

   TDN「オリ・イスマイール!!あのガンダムのマイスターは何者だッッッ?!!何故にニノベ国に彼が……!!!」




175 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   オリ姫「あの文体の名は、そう」

   オリ姫「 『冥土Gaaaaan!!!……ダム……』 」

   オリ姫「ニノベ国の新造機。そして、最後の切り札……!間に合いました」

   TDN「冥土Gaaaaan!!!……ダム……だとッ!?」






176 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   オリ姫「窮地に立たされた私たちは、彼を雇いました……いえ。」

   オリ姫「あのマイスターはそんなことでは動かない」

   オリ姫「あのマイスター自身が、私たちを選んだのです!」




177 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   オリ姫「これで、ニノベ国には活気が!!平和が!!訪れる……!!」

   オリ姫「そして彼のいない文藝は……もう。オホホ、オホホホホ!」


   TDN「ば、か、な………っ」




178 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ―――――あの時の――――
   「やべぇよこれ!! これ、スゲェ!! メチャメチャおもしれぇ!!!」
   「文藝にまさかこんなのあったなんて!!ウソだろ!!」
   「信じられネェ!!!」
   「こんなんやってる場合じゃネェって! FA、いや、マンガ化しなきゃこれwwwww!!」

   幼き日のTDN「空から紙をばら撒いてる………あれは…………」

   幼き日のTDN「あれが………文藝新都……いや、”ガンダム”……………」
   ―――――


   TDN「俺は……」


179 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ヤサグレ「ぐ…………ぁっ……ぁぁ……」

   ミィドリア「ん………ぁぁぅ…………」

   TDN「俺は、間違っていたのかァッッ…」







180:1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN (元から合作目的での文章など……、驕り(おごり)だった)

   TDN(マンガ家を、彼らを単に、自分の文に絵をつける道具だとォッ!!)

   TDN(自分の手足としてしか…考えていなかった!!俺は!!)

   TDN(ハブられて当然だ)



181 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN(あのマイスターは違う……)

   TDN(彼は素晴らしい完成された文章を紡いだ……だからこそ!!)

   TDN(そこから素晴らしい完成された漫画が生みだされたんじゃないか!!)



   TDN(それが『人に感動を与える力』……ッッ!!)

   TDN(それが”Oガンダムの光”だった……ッッ!!)



182 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「……っ……ぁ」

   TDN「………あああああああああ……ぅっ………あぁ……!!!」

   ドガッ ドガッ

   TDN(何を勘違いしていたんだァァッ!!俺はッッッ!!)

   TDN(俺が平和の為にと、そう、思ってやってきた事…)

   TDN(そのためにやってきた事は、全て、全て逆効果だったじゃないかァッッ!!)




183 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN(自らを”リベンジガンダム”、……復讐などと)

   TDN(それこそ、平和とは真逆――逆さまの存在だッたッ!! ……なら俺のしたこと、信念までが全て……)




   TDN「スベテ、サカサマだッたんじゃないのかァァァァァァァァァァァッッ!!!!!!」






185 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「くぅ………教えてくれ……これが、これが俺への、……復讐の対価、だっていうのか……」

   TDN「教えてくれ……神よ……ガンダムよ………」



186 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   TDN「父さん……母さん……そして、弟……教えてくれ……」


   TDN「俺はガ……ンダムに……」


   TDN「ガン、ダ……ムにな……れない………のか」


   バタリ




187 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ―――この日、ニノベ国は独立を果たした。

   ―――それとほぼ同時に、ヨコチン・ビィイングの解散声明が発表された。

     ―――シキナコン・ストラトスはその生涯を終え、『病ん×デレラ』の更新は止まり、

     ―――ミィドリア・アーデは『リアス』を放棄…投げたとされ、

     ―――ヤサグレ・パンディズムは『しなちく!』をランキングから外し、



   そしてTDN=エアーマン=セイエイは、『復讐の対価』を完結させた後、消息を絶った……。



148 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs





   それから―――――4年後。


   NAECO=クロスロード「―――世界は……変わっちまったな」





   第一期 完







150 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   機体解説

   冥土Gaaaan!!!ダム:搭乗者「???」/出典「冥土Haaaan!!!」
   正式名称、冥土ニルヴァーナガンダム。ガンダム第3世代最後の機体とされる。

   ガンダムの系譜の始まり、Oガンダム。
   第2世代を終わらせた、ラストガンダム。
   そしてまた、新造文、冥土ニルヴァーナガンダムは、何を持って動くのだろうか?
   歴史の裏に常に潜む、謎の最強マイスターの影。
   彼が求めるものは、一体………。




   エルフェンリート:搭乗者「ミスター・ブシドー」/出典「エルフェンなんだか」
   巨大モビルアーマー的悪役。
   あれ、なんだっけ、名前違う気もする。
   ニノベ作者からしてみれば、正直とんでもない愚弄。だが悲しい事に、余所から大ウケ……した?

       

表紙

◆yK1/5xxOWY 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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Neetsha