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高機動文藝論ガンダムエアー
完結話 「ヤサグレ奪還作戦」 ☆new

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43 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs



   ミィドリア「各機散開!!」

   ミィドリア「夕凪、ブラック、オームラは、先にパンディズムのところへ!」

   ミィドリア「私は……TDNをピックアップしてから行くわ」

   各機「了解!」

   ナエコ「ミィドリアさん!」

   ナエコ「僕も……連れてってください」



   第2話 「 ヤ サ グ レ 奪 還 作 戦 」







44 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ――――ねとらじスレ

   ミィドリア「TDN、こんなところにいたのね」

   TDN「ミィドリア、久しぶりだな」



   TDN「そうだ……おまえも…、ねとらじやらないか?」

   ミィドリア「おことわりよ」

   TDN「そうか」





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   ミィドリア「それより聞いて、パンディズムが見つかったの」

   TDN「なんだって!?」

   ミィドリア「彼は今、記憶を失って別の人格が支配してる」

   ミィドリア「ニノベ国のマサグリ・パンティズム。それが今の彼の名前」

   TDN「………」

   ミィドリア「ただエロを書けばいい、そう思っている、彼の闇の人格だわ」




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   ドカッ

   TDN「あいつが見つかったって……もう!!」

   TDN「病ん×デレラは!! パスを知ってるシキナコンはもう、ここにはいないんだぞッッ!!」

   ミィドリア「…………」





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   ミィドリア「実は、いるの。」

   TDN「え?」

   ミィドリア「彼には、パスも、頭の中にしかなかった中学生編の内容も知ってる……双子の兄がいる」

   TDN「バカな!!」

   ミィドリア「旗織ななこん・ストラトス。だから、あなたも……」





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   TDN「じゃ、じゃあ!!」

   TDN「じゃあお前はこんなに長い間、一体何をしていたというんだ!?」

   TDN「俺は、いや、たくさんの読者が、リアスを……!」

   ミィドリア「それは……」





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   ミィドリア「ヨコチン・ビィイングは、無くなってしまったのよ……」

   ミィドリア「就活しなきゃ……生きて行けないじゃない……」

   TDN「…っ……すまん……」

   ミィドリア「それでも、私はここに戻ってきた」

   ミィドリア「どういう事かわかる? TDN。」





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   ミィドリア「『書き続ける事がアンサー』なのよ。気付いたの」

   ミィドリア「わたしは――――」

   ミィドリア「もっと倒錯じみた世界を見たい・・・」

   ミィドリア「だからまた、リアスに乗るわ」

   ミィドリア「人それぞれにゴールがある。私にとってのゴールとは、その曇りのない『倒錯への思い』だった」

   TDN(だめだこいつ……はやくなんとかしないと……)






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   ミィドリア「ちゃんときいて。あなたのゴールは何? TDN」

   ミィドリア「コメント数? ランキング? ねとらじ? それとも誤字?」

   TDN「俺は……俺は……」






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   TDN「――――弟が、『美大に行く』といったんだ」

   ミィドリア「え?」





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   TDN「俺は……無理だといったんだ」

   TDN「でも弟は………」

   TDN(俺は……一体、何をしゃべっている?)

   TDN(でもあの日以来俺は、努力することを……怖れてしまっている)

   TDN(こんな俺でモンスター読者になんて、勝てるわけが……)

   TDN「俺は今……自分が何をすべきか、わからない。」






54 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「なぁミィドリア、俺がやってきたことは、全部サカサマだったんだ……」

   TDN「だったら俺は、これ以上、何もしない方が……」

   TDN「いや、それでも、漫画原作マイスターなら、まだ俺でもなんとk」



   バシィーッ!!




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   TDN「ミィドリア……」

   ミィドリア「漫画原作マイスター!?」
   
   ミィドリア「別にいいわよ、それがあなたが見つけたゴールなら!!」





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   ミィドリア「でも、なら、あなたは絵が描けないから文藝にいるの? TDN!?」

   ミィドリア「そう思われても、仕方のない事をしているのよ?」

   ミィドリア「それが本心だとしたら………私からは、これから原作の練習頑張って、としか言えないわ。」

   ミィドリア「漫画の道へ進んでくれてもかまわない。」




57 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ミィドリア「でももし……違う、と気付いたなら。」

   ミィドリア「そのときは、私たちのところへ戻ってきて。」

   ミィドリア「いえ、たとえ漫画マイスターの道に進んだって、私たちの事、忘れたって、いい。」

   ミィドリア「でも、私は、ここで過ごした日々の事、絶対に忘れない……。」

   ミィドリア「あなたが自分が文藝新都、ガンダムだ、って言った時の事も忘れない」

   ミィドリア「私、忘れないから」






   ミィドリア「あなたのこと、いつでも仲間達が、待ってる。 ここで―――文藝新都で」

   ビュウウウウン!!





58 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   TDN「俺が……ガンダム……いや、文藝新都………」

   TDN「俺は………っッ」







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   ―――― 一方ニノベ国スレ

   ナエコ「禍々しい……あれがあのシナチクがんだむ!だったっていうのか?」

   夕凪「いや違う、今はあれは」

   夕凪「あれはもう、下着ニ着キシ汚レガンダムだ」




   ビュウウウウウン!!



60 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   夕凪「パンディズム君、眼を覚ませ!!」

   マサグリ・パンティズム「読者の股間にエロティカルヒットする作品を書いて欲しい……いや」

   マサグリ「俺は、自分で書く」

   マサグリ「それが、私の………主要分野(メインフィールド) 」

   夕凪「パンディズム君! クソッ!」






61 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   オームラ「やべwwwwこんなときにww」

   ブラック「新手!?」

   ???「なんとなく移籍するわ。俺」


       ジャミル・ピザニート「このガンダム苺ましまろでw」






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   ドカァァアン!!
   ズゴオォォォン!!

   オームラ「うわあああああ!!」

   ブラック「くぅ……強い!!」



   ミィドリア「みんなーァッ!!!」

   オームラ「ミィドリアさんッッ!!」








63 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ブラック「TDN先生は……、あの伝説のTDN先生はッ!?」

   ミィドリア「……今はその事は。」

   ミィドリア「さきにパンディズムを!!」




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   ビュウウウウウウン

   ミィドリア「ねぇ、パンディズム!! 聞いてェッ!!」



   ガション ガション

   マサグリ「………」

   ミィドリア「東雲さんからの伝言よ!」

   マサグリ(シノ…ノメ……? 誰だろう、私は、その名を……知っている……)




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   ミィドリア「『あなたと、ボイスドラマやれて嬉しかった』って!!」

   ミィドリア「彼女の最期の言葉なのよ!! もうここにはいないの!!!」

   ビュオオオ

   マサグリ(ううう、おおおおおおお)

   マサグリ「だめだ……、キレイな想い出のはずなのに……劣情が…ッッ!!」







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   ミィドリア「!!!!!」

   ミィドリア「パンディズムの……『パンディズムの、助平ッッッ』!!!!」

   マサグリ(ハッ―――――――)



   ピザニート「はいはいわろすわろす」

   どがああああああああああん!!


   ミィドリアマサグリ「ぐあああああ!!!」







67 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   しゅおおおおお

   ミィドリア「あれ?」

   ヤサグレ「俺……どうして……」

   ???「俺は、―――俺がやってきた事は、全て逆さまだった」

   ???「だから、これからする事はッ、やるべき事はッ、その逆さまなんだ。何もしないことじゃない」

   ???「このガンダム、これが俺の……決意の証。この新しい力が……!」



      TDN「これが俺の、サカサマガンダムだ!」



   ミィドリア「TDN!!」

   ブラック「あれが、伝説の……」





68 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ヤサグレ「俺は、何を………」

   ミィドリア「パンディズム!!戻ったのね!?」

   ヤサグレ「すまん、ミィドリア、俺の本性……見せちまったな」

   ミィドリア「あ、うん(え? あっちが本性だったの?)」





69 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ヤサグレ「ミィドリア…こんな俺でも……これからも同じように、付き合ってくれるか?」

   ミィドリア「え、つっ、付き合っ……」

   ヤサグレ「………」

   ミィドリア(そう言う意味じゃない……そう言う意味じゃない……)

   ミィドリア「あ、当ッたり前……じゃない」

   ヤサグレ「ありがとう」

   ミィドリア「い、いいからッ! 行くわよ!!全機脱出!!」





   TDNヤサグレ「ああッッ!! 帰るぞッッ! 文藝新都にッッ!!」








70 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


   ―――今日もどこかのスレで、続けられる、叩き、そして謂れのない中傷。


      「文藝だけでやればいいのに」
      「はやく隔離しろあいつら」


   ―――今までに君はそんな大きな困難に直面して
        努力を無駄だと嘆いたり、他人の才能を妬んでしまったり、
        自分の事が嫌いになってしまったことはないかな?


      「つか、誰も読んでないって」
      「ん、なんだ、お前?」




71 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs



   ―――これから記すのは、ある文芸作家が世界を救うという物語。
        君がこの先、もし悲しい気持ちになってしまったら、
        この物語を思い出して、笑顔を取り戻すのに役立ててほしい。

      「お前も文藝作家か?」

      「違う……俺が、文藝新都だ」




72 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs


      「このスレに、武力介入する」






      END










73 :1 ◆yK1/5xxOWY :09/02/27 12:17:24 ID:hHgFsqUs

   機体解説

   スイスポガンダム

   スイフトスポーツから完全変形する。
   ガンダムとついているが実はトランスフォーマーである。

   スイフトスポーツの最も硬い部分をスイートスポットと呼ぶが
   ここを敵にあてて轢き殺すのがこの機体の基本攻撃。
   助手席に彼女と乗ると幸せになれるという伝説がある。


       

表紙

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Neetsha