僕が母と食事をしていると
いきなりシャーマンが現れる。
シャーマンは食卓の上に座りこみ
意味不明な呪文を唱えながら
ドロドロとした赤い液体を辺りに撒き散らす。
そして周りにある料理や食器を
大きな杖で叩きのめしてどこかに消える。
母は滅茶苦茶になった食卓を見て
「お父さんが居てくれれば・・・。」
とさめざめと泣く。
僕は己の無力さに打ちひしがれ項垂れる。
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