みすぼらしい姿をした中年の男が
神様に訴えごとをする。
なぜ自分は正直に生きているのに
こんなにひどい目にあうのか?
なぜ自分は努力しているのに
こんなに報われないのか?
などと恨みがましく愚痴る。
神様は男の話にうんざりしたらしく
自分にそっくりな人形を置いて
どこかに消えてしまう。
男はそんな事にはまったく気づかず
人形に延々と愚痴を吐き続ける。
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