牢屋を作るのが趣味な男が素晴らしい牢を作る。
自分が作り上げた牢のあまりの美しさに男は溜息をつく。
男は実際に牢に入り居心地を確かめる。
「 最高だ 」
男は感動して独り言を呟く。
その時 何かの拍子で牢屋の扉が閉まる。
男は驚いて扉の方に振り返るが鍵を持っていることを思い出し
すぐに落ち着きを取り戻す。
「出ようと思えばいつでも出れるさ、いつでも」
そう言って男は住み心地の良い牢屋で暮らし始める。
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