Neetel Inside ニートノベル
表紙

仮面ライダー童貞
それでもきっと

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 20××年、改造手術を受けて仮面ライダーになるのがトレンディになっていた。

 その結果、世界中に仮面ライダーがあふれる事になり、かっこいい仮面ライダーの二つ名はあらかた名づけられつくしてしまい、変な二つ名をつけるしかなくなってしまった。
 そして今日、改造手術を終えた俺が得た名前は

 『仮面ライダー童貞』

 だった。




 街は仮面ライダーであふれていた。歩く人々はすべて仮面ライダーだ。
 すでに仮面ライダーの手術を受けた人間は通産100億人にも及ぶ。地球上の人間のほぼすべては仮面ライダーに変身できると考えていい。仮面ライダーになれないとなると恐くて外を歩けない。そんな時代だった。

 ライダーチョップの応酬や、ライダーキックの打ち合いがいたる所で行われている。
 みんな自分の仮面ライダーとしての実力を発揮したくて仕方ないのだ。何せ普通に生活する分には仮面ライダーとしての能力は何の役にも立たない。なのに仮面ライダーとしての闘争本能はあつく燃えたぎるのだ。
 心がすさんで突然暴れだす仮面ライダーは後をたたない。しかし周りが仮面ライダーばかりなので、簡単に鎮圧され、大事にはならないのが素晴らしいところだ。

 狂ってる。こんな世界は狂ってる。
 俺が仮面ライダーになつたのは、もちろん、こんな狂った世界の一部になる為ではない。
 


 
 俺の目的はただ一つ。
 この、全財産を注ぎ込んだ最新型の改造を受けたライダーの力をもって。




 かわいい女の子ライダーを力づくでレイプすることだッ!

       

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