Neetel Inside 文芸新都
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私とお酒の日々
2010/04/24/20:15(土)「4月10日のこと」

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 こんばんは。
 千世子です。
 
 
 どうにか回復できました。なので、最近の不調のことをお話しようと思います。
 湿っぽいお話になりますが、聞いてください。聞いてほしいです。
 
 4月10日のことでした。赤霧酒店に行ったら、居酒屋赤霧(4月3日の記事)のときにいた蔵元の娘さんがいました。
 「なんでいるんだろう?」と思いましたが、それ以上に「今度こそ友達になれる!」なんて考えていました。
 
 すると、赤霧さんが蔵元の娘さんの隣に立って言いました……
 
 
 
 
「結婚することになったんです」
 
 
 
 
 蔵元に何度も通ううちに、知り合ったそうです。
 プロポーズしたのは、赤霧さんのほうらしいです。
 ここしばらくの臨時休業は、蔵元に行って親御さんといろいろあったそうです。
 結婚式は、しばらく未定のようです。
 足元と視界がぐらぐらとしていたわりに、赤霧さんの話したことは鮮明に頭に残っていました。
 
 結局、その日は何も買わず、家に帰ってただ泣きました。大泣きでした。ご飯も食べず、メイクも落とさず、ただただ泣いていました。
 嬉しい、悲しい。そんな感情はなく、後悔や自分への苛立ちだったと思います。
 
 私は、赤霧さんのことが好きだったみたいです。お酒のことを語る姿、接客する姿、「いらっしゃい」「また今度」と言ってくれる赤霧さん……どうしようもなく、好きだったんです。
 いつ勇気を出せば良かったのか。そもそも生まれが悪かったのか。ただ縁がなかったのか。たとえ何が原因でも、もう、ダメなんですね……
 
 気持ちの整理は少しずつできてきましたが、まだ「おめでとう」と言える自信はありません。私は、ひどい女でしょうか……?
 
 
 
 以上が、最近の不調の事情でした。
 
 ……………
 
 ということで! ここからはシャキっと気分を変えて、今までの「私とお酒の日々」の再開です! まだ気持ちが引きずり気味なので、やや空元気でお送りします。
 ここ2週間ほどお酒を呑まなかったので、酒欲はかなりのピークに達しています。幸い明日もお休みなのでやりたい放題ですね!
 今日は、うつうつとした気分を吹き飛ばすために泡盛です!
 
 泡盛と言えば沖縄(昔は琉球と言われていました)で造られる焼酎の一種のお酒です。「アルコール度数が高い」というイメージが強いでしょうか。
 私はそれ以上にユニークな銘柄、ラベルを知ってほしいと思います。遊び心が伝わってくるような名前や、ほかのお酒にはないカラフルなラベル(たまにギョっとするようなものもありますが)……ついつい、その2つで選んでしまいます。
 
 泡盛の一杯目は、ぐい呑み(ショットグラスは持っていません)でストレート。ぐぐいっと入れて一気!
 
「………ああぁっ」
 
 口の中が焼けますっ。でも、口からお腹まで流れる泡盛は、まるで水のようなのど越し。アルコールの辛さを口の中に置いてきぼりにしているかのようです。
 この泡盛の勢いに追いつけるおつまみは限られています。今日は鶏山椒(高温でカリっと焼いた鶏肉に山椒をまぶしたもの)と鷹のツメチャーハン(チャーハンに刻んだ鷹のツメをまぶしたもの)です。
 まずは鶏山椒を……
 
 パクリ。
 
 表面はカリカリ、中はふっくらジューシー、そして口に広がる、じんわりとした山椒の辛さ……!
 
「んん~~~~!」
 
 思わず泡盛の呑み込んで!
 
「う、あ、ああっ」
 
 これも辛いです! でもいくらでも呑めそうな気分になる、それが泡盛!
 続いて鷹のツメチャーハンを……
 
 むしゃり。
 
「っ!!!!」
 
 突き刺すような辛さ……というより痛さ! 味付けは自分好みのしているものの、これはあまりに辛いっ……
 
 ごくりっ。
 
「……えぅ」
 
 のどを潤す呑み物が泡盛しかないとはいえど……これは、あまりにきついです……
 ですが、やっぱり泡盛はすいすいと呑めますね。泡盛は最初の一口で「苦手ではない」と思った人は、いくらでも呑める人だと思います。
 
 
 開けたばかりの泡盛は、早くも半分なくなっていました。今日は、普段よりも酔いが……それも、気分の悪さが先行しています。
 やはり、悪酔いでしょうね……泡盛に申し訳ないです。
 
 やっぱり、まだちょっとつらいです……
 

       

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