スター☆の短編小説
「カットバンばあさん」
私が小さい頃の出来事でした。
ある日、一人のお婆さんが私の家に訪ねてきました。
そのお婆さんは指を見せてきました。
その指を見たら・・爪がボロボロでした。
すると・・お婆さんは「カットバン」と言いました。
怖くなったので・・私は家にあるカットバンをそのお婆さんに渡しました。
すると、お婆さんはニコと笑って去って行きました。
そして、また忘れた頃にそのお婆さんはやって来ました。
もちろん欲しがっているのはカットバンでした。
そして、お礼なのか一度なすをくれたことがありました。
本当に、今思えば不思議なお婆さんでした。
今は、もう訪れることはありません。ただ可愛らしいお婆さんでした。
ちなみ、これも実話です。本当に不思議な人でした。
ちなみに、このお婆さんのことを私は「カットバンばあさん」と呼んでいました。
読んでくれてありがとうございました。
2009/7/21 スター☆