Neetel Inside 文芸新都
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剣と槍。抱くは大志
あとがき

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 まず、最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございます。
 そして、コメントをくれた方。レビューをしてくださった方。FAを描いてくださった便所虫先生、阿羅鬼先生。雑誌の表紙絵として取り上げてくださった、おがくず先生。完結まで書く事が出来たのは、一重に皆さまのおかげです。
 感謝の言葉は、まさに筆舌に尽くしがたいものです。コメントで、レビューで、どれほど救われたか。FAで、表紙絵で、どれだけモチベーションが上がったか。
 あまり表に出す事はしていませんでしたが、これらがなければ完結まで書く事ができなかった、と思います。
 本当に、ありがとうございました。


 ※以下、本編のネタバレを含みますので、ご注意ください※


 話数にして、実に百十三話。期間にして、一年と二ヶ月。『剣と槍。抱くは大志』無事に完結しました。
 元々、この『剣と槍。抱くは大志』は、プロットというものを全く組まずに書き始めました。
 書いた切欠は今となっては思い出せないのですが、とりあえず一話だけ書いてみたら、意外とスラスラと書けた。書けたなら、誰かに読んでもらおう。どうせなら、不特定多数の人に読んでもらいたい。ならば、新都社に。お、コメントが二個もついた。じゃぁ、ちょっと続きを書いてみようかな。という具合でした。
 結構、軽い感じで書き始めた、というのが本音なのですが、それが逆に良かったのかもしれません。とりあえず、シグナスは死ぬって事だけ決めて、あとは書いてればハマるだろ、って感じでした。
 こういうスタンスだと、短編の方が良いのかもしれませんが、短編は大の苦手です。書いていく内に、これ書きたいなぁ、というのが次々と出てくる。それも同じテーマ内で出てくるので、長編の方がやりやすいのです。
 今回の『剣と槍。抱くは大志』のテーマは『男の生き様』でした。
 ロアーヌとシグナスという対照的な二人の主人公。それぞれの生き様を描く、というのが今回の最大のテーマだったのです。
 二人の最期の台詞も、割と早い段階で決まりました。
 シグナスは『ありがとう』ロアーヌは『さらば』
 あとはどういう場面と経緯で、この台詞を喋らせるか、という事だったのですが、結果は本編の通りです。
 (しかし、連載当初はシグナスばかりに人気が集中しているような気がしており、ロアーヌ一人になった時が心配でしたが、コメント206さんを見て、安心しました)

 そして、この『剣と槍。抱くは大志』ですが、やり残した事がいくつかあります。
 それはメッサーナと国の戦いの行方であったり、バロンやレン、ハルトレインの生き様であったりします。
 だから、続きます。断言します。
 タイトルは『剣と槍。受け継ぐは大志』
 もし、このタイトルを文芸で見かけましたら、読んで頂ければ幸いと思います。
 このタイトルでなくても、シブクという名義を見かけましたら、読んで頂ければ幸いと思います。

 以上、駄文に付き合って頂きまして、誠にありがとうございました。
 それでは、また。

       

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