第1話 「人生つまらない・・・orz」
「無職」
最近、この言葉が胸に刺さるようになってきた。
今年でもう39歳になる俺は仕事もせず、毎日のように嫁を眺め。ネットをして1日を過ごしていた。
ある日のこと、ダラダラする俺を見かねた母ちゃんが言った。
「いつになったら仕事するん?母さんもう疲れたわ・・・。」
「あぁ、そのうちするよ・・・。」
本当は仕事なんてしたくないが、面と向かって言うのも気が引ける。
俺は曖昧に返事をした。それが最良の選択だと思っていた。
母ちゃんは怒ったような哀しいような顔をして、静かに部屋に戻っていった。
俺はてっきり怒鳴られるのかと思った。しかし母ちゃんは怒らなかった。なぜ?
もう俺には期待していないのか? そう思うと心が痛む・・・。
俺はこれからどうするべきなのかを無い頭で考える。
やはり、働くべきなのか? けど、4年前のあんな思いはもうしたくない・・・。
けど・・・母ちゃんを苦しませたくはない・・・。
俺ってどうすればいいの?
第2話に続きます