毒色3号電脳プシューケ
そして、雨。
「また雨が降ったよ、ドロレス。僕のせいかな、それとも彼のせいかな」
「多分、あなたのせいよ」
「彼のせいかもしれないじゃない」
「いいえ、あなたのせいよ」
「そう・・・かな」
「私って気分が最悪の時に、必ず雨が降るのよ」
「じゃあ君のせいじゃ?」
「いいえ、あなたのせいよ」
†
ロジックを理解したのは次の日で。
彼は首を吊って死んだ。
それはちょうど照る照る坊主のようだったという。
-翌日
世界は雲ひとつない素晴らしい天気だった。
そういえばそうだったね。
君が笑うと、いつも晴れるんだ。
†