毒色3号電脳プシューケ
雪のにおい
雪の匂いがする。
世界はまるで僕らの部屋。
枯葉は落ちて、車の音は柔らか。
少しセンチさ。
「あなたの借金はもう取り返しのつかないことになっているのよ」
「でも、もうどうしようもありやんす」
「なんで・・・!なんでこんなになるまで!」
鳥が落ちたわ。
「死んだのね」
「生まれ変わったらナイジェリアの雲になりたいな」
野に咲くたんぽぽが言った。
オモチャのピストルで君を打ち抜いた。
Bang
「あ・・・」
毛のない毛虫みないなクラゲが言った。
「世界が透明になった・・・」
彼が言った。
「つまり、僕は今、天使?」
君が言った。
「No.sir.それはフェイクだね。良く見てみなよ君の茶色の羽を」
「つまり…コックローチ?」
Oh my...
春の反対が海だって誰が決めた!!!!!!!!
夏の反対が宇宙だって誰が言った!!!!!!!!!!!
秋の反対が山吹色で!!!!!
冬の反対は・・・
冬の反対は…ローズマリー、君の薔薇みたいに美しい花の名さ。
「生きてる時と死んでる時って、実はそんなに変わらないんだね」
「さっさと逝って頂戴。私はあなたが嫌いなの」
「はは、そうせかすなよ」
「早く」
「分かった。さよならだ」
「愛してたわ」
電脳プロトコルが睡眠コードを邂逅させた。
ギャッシ。