毒色3号電脳プシューケ
頸動脈ラプンツェル
人さらいが女の子を見た時、頭の中で何を思うのか。
そんな事例を今夜は見てみよう。
「ねえ君・・・可愛いね」
「おじちゃんだあれ?」
「僕のチューペットをちゅーちゅーしない?」
「ちゅーぺっと?」
「うん、僕のチューペット。甘いくて美味しいよ…」
「あたしね、そちんはきらいなの」
「バブリシャス!!!!」
こんな具合らしい。
おや、他にもこんな事例があるようだ
それは星が綺麗な雨の夜。
王子様がラプンツェルに恋をして、髪の毛を伝って逢瀬に行った時のこと。
「愛しのラプンツェル、僕と一緒に逃げないか」
「王子様、いうてくれるなはれ・・・わては所詮捕らわれの身。あの魔女めにかかったらあっという間に連れ戻されてしまいますわ…」
「ああ!君がそんなリアルな河内弁をしゃべるなんて!ジョン・フルシアンテ!」
「せやかてわて、生まれも育ちも大阪やさかい、仕方のうこってすたい」
「いやお前絶対わざといってるだろwww色々混じってるしwwww」
「つれのうございまする・・・」
うん、これはちょっと違うみたいだね。
メルヘンとメンヘラって、なんで似てるんだろうね。
僕って下らないね。
お腹も下さないしね。
そんな僕に、愛の裁きを
君が下す
棘のむちで
バーバラ!
「僕が君を攫ってあげるよ。だから、さあ・・・この手を取って」
「とっておきね!」
凍てつく波動
すべてのロマンティックが打ち消された。
そんな夜、今はそんな夜さ。
レモンティーを飲みながら、鼻歌を歌ってる。
ふふふ・・・
あはは・・・