阪急電車の宝塚線に乗っている女子高生の会話の面白さは異常である。少なくとも阪神電車の女子高生よりも面白い(ごめんなさい、阪神電車利用者みなさま)。
女子の会話はたいていオチもなく、だらだらといつまでも続きそうなトークをしながら、ふとした瞬間ぱっと会話が止まったかと思うと、また誰かが喋り出すとだらだらと続いてまた止まって……というループが多いのだけれど、宝塚線の彼女たちはしっかり面白い。
このことは有川浩『阪急電車』の一場面でも描かれている。しかし、この描写が逆に彼女たちに「おもしろい話をしなければ……わたしたちは阪急に乗る女子高生なのだから……」というプレッシャーを与えているのではないかとついつい心配しすぎてしまう僕は考えてしまう。彼女たちも大変なものだ。男子高校生に関しては特になにも書かれていなかったので、僕は普段どおり仲間内でしか盛り上がらないようなネタでくだらない会話を電車で交わす。
この小説の舞台は兵庫県西宮市。僕はこの街に住んでいないけれど、生活の大半はこの街にある。県立西宮北高校はこの作品でもいろいろと使わしてもらった『涼宮ハルヒ』シリーズの作者・谷川流の出身校であり、シリーズの舞台にもなっている。
しかし、僕はこの北高に行ったことがない。
そもそも『涼宮ハルヒ的な憂鬱』なんて二次創作のハルヒの薄い本にでもありそうなタイトルにしたけれど、僕はハルヒはアニメしか知らないし、消失見に行ってないし、デコビッチにゃんにゃんだし……。いちおう言っておきたいのは本作品に出てくる北高は実在のものとはいっさい関係ございません、ということ。ついでにいうと学校周辺の描写も完全な作者の想像。合ってるのは土地名くらい。
なんでこんな話をするかというと、本当は実在の街を舞台に書きたかったんだ!
ああ、でもイギリスのある作家は「作者のゆかりの地をモデルに小説を書くなんて読者の想像力を妨げていかん!」とか言ってたしなあ。これはまた別の機会。
この作品ははじめて登場人物をつくってから物語を考えた作品になりました。さいきんのラノベとかだとそれが普通らしいですが、僕にとってははじめてです。だから、この作品は自分の物語の作り方を確立できた作品でもあります。本当に完結するのが悲しい……だから更新も遅れちゃったんだ、ごめんね、てへっ、嘘だけど。
そんなわけで読むのが面倒臭かったらここから下だけ読んで!
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ご愛読ありがとうございました!
僕はこれから、終わらない!8月最終日の宿題!ってならないように宿題を頑張るよ!
2011.08.14