兄くん、雄っぱいを揉ませてはもらえぬだろうか
コンコン…
「兄くん、少し宜しいだろうか」
「妹か、どうしたこんな夜半に」
「少し相談があってだな」
「ん、言ってみ」
「雄っぱいを…」
「うん」
「雄っぱいを、揉ませてはもらえぬだろうか」
「うん。うん?」
「それだけで宜しいのだ、お許しを」
「待て。ごめん、意味が」
「雄っぱいの意味か?雄っぱいとは男性の胸部を指す言葉で・・・」
「君は女だよね」
「生物学上もメスまたは女性という部類であり、精神的にも女であると自覚している」
「そして俺は男だ」
「私は女性を兄と呼ぶようには教育されていないぞ」
「頭にウジでも沸いたのか?なにが悲しくて女に胸を揉まれて楽しいのか分からないんだが」
「いくら兄くんでもそんな言い方はさすがに傷つくな…別段、明確な意図や目的が有る訳ではないんだ。強いていうなら兄くんの雄っぱいを揉むことそのものが目的だ」
「哲学的に言ってるつもりかもしれないがやっぱり意味分からない」
「なあいいだろう、雄っぱい。減るもんじゃあるまいし」
「オヤジか!」
「妹だ!」
「…いいか妹、君はいつもクールで成績も優秀、中学でも生徒会だったな。実に、実に優秀な人間だ」
「やめてくれ、少し照れる///」
「もう一度聞く…頭にウジでも沸いたのか?」
「そう問われると否定する自信はないな…今度脳外科で検査してもらうとしよう」
「頭はいいけどバカな子か」
「お褒め頂き光栄だ、しかもさりげなく揶揄を含めるなんて、さすがは兄くん」
「分かってくれて嬉しいよ、そしてもしとっとと出てってクソして寝てくれるともっと嬉しい」
「そこをなんとか」
「気持ち悪いって。例えばさ、親父がお前のおっぱいを揉みたいと言ってきた、それを気持ち悪がらずにお前は揉ませるのか?」
「うーむ…そう言われると確かに気持ち悪いかもな、分かりやすく例えるならジュエルビーストのドット絵くらい気持ち悪い」
「分からn…いや分かるけど!ニッチすぎて分からない!」
「しかし私は最近思うのだ…もし兄くんの逞しい雄っぱいを揉みしだくと、人はどういう気分になれるのでしょうか…私、気になります!」
「急にキラキラした目で微妙な引用が死ぬほどウザい!」
「ウザいとはどの程度か?ドラクエラスボスの自動回復くらいか?それとも凍てつく波動くらいだろうか?もし前者なら相当ウザというのは否定できないな」
「真・破壊するもののマッドサンダー3連発くらいだよ!」
「計9回攻撃!それは死ぬほどウザいなwwwwwwwwヒヒwwwサーセンw
わかった、仕方がない。今日のところは引き下がるとしよう。
しかし兄くん!私は諦めが悪いのだ。是非胸を洗って待っていてもらいたいものだ」
ふふふ・・・
バタン。
そういうと妹は帰っていった。
なんだってんだ。