三匹の子豚
タタタタタタタタ・・・
三男「急ぐんだ!」
次男「着いたぞ!・・この建物だ・・・」
三男「この建物ってここは刑務所だが・・・・・・」
次男「そうだ『刑務所』だ。あのブタはこの中にいる。さあ行こう。」
三男「兄さん!オオカミに追われてるんです!入れてください!」
長男「・・・この牢獄において・・・不自由することといえば・・・そうだなあ~~~~~
システィーナ礼拝堂のミケランジェロ壁画が見れない事かなあ~~~~・・・ムシャムシャ」
次男「(話聞けよ・・・)」
三男「(『長男』・・・『刑務所を出る必要がないんじゃあなく・・・・・・』出ても出なくても同じなんだ・・・この体じゃあ・・・
いや、むしろ刑務所の方が『安全』かも・・・
・・・・それより、なんでこんな調子こいてるかの方が不思議だ・・・・・・)」
三男「兄さん!オオカミに追われてるんです!助けてください!」
長男「・・・人が人を家に入れるにあたって一番『大切』な事は何だと思う?それは『信頼』・・・だよ!」
ガッシャァ―――ン
(ライター・・・こ、これは!)
長男「おっと!火が消えないように気をつけたまえよ!・・・フラーという17世紀の神学者が言った・・・・・・」
(コイツ・・・これはつまり・・・)
長男「24時間君にその「炎」を消さずにライターを持っていてもらおう!・・・『それができたら』・・・・・・家に入れよう。さあ!ライターを手に取りたまえッ!」
(コイツ・・・このオレ達に『死ね』っつーのかッ!!)
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三男が置かれたライターを受け取る為に手を出す。しかし・・・伸ばした手はライターの上で止まらずに・・・ゆっくりと冷蔵庫へ・・・・・長男は見ていない・・・・・・
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長男「どうだね?君たちも一杯・・・・・・」
スタスタ
長男「・・・・・・フン、・・・・・・?・・はて・・・冷蔵庫は確か閉めたと思ったが・・。・・・食事のあとは血が胃に行くからな・・・」
三男「最も大切なことは『信頼』だって?なるほどお前の言う事は本当に大切な事だ・・・
おまえは『調子こいた』。
だからおまえの拳銃を一丁バナナに変えて来た。最後の食事、良く味わって食べるといいぜ」
オオカミ「まずいぞ・・・このブタ小屋・・・裏口でもあるのかよォ~・・・アイツらはすでに小屋の『外に出ている』よォ~~
・・まぁいいか・・とりあえず一匹手にはいったしな・・・」
To Be Continued・・・