ジョジョの奇妙なヘンゼルとグレーテル
ヘンゼル「グレーテル、『お菓子の家』なんてありませんよ…ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから…」
グレーテル「あそこ……」
バァーン!
なんとグレーテルが指指した先には童話に出てくるようなお菓子の家が!
「あったでしょ?」
「…うん……」
「嘘じゃなかったでしょう?」
「うん…」
「わかった?」
「ああ…」
「本当にわかったのですか?」
「(くでぇ…)わかったって!」
バキャアッ!
「これが仲直りの握手の『代わり』だ…」
(え!?!??!!)
「あ…ああ、サンキューグレーテル…」
「…入ってみましょうお兄ちゃん」
バタン!
???「入ってはいけない家というのは入りたくなるものね…」
…………
(ハッ!?)
グレーテル「(いつの間に眠ってしまったのかしら…)声が聞こえるわ…」
魔女「ヘンゼル…最後に言うけど、あなた なかなか『ステキ』だったわよ…。ほんの短い出会いだったけどその行動ぶりから知的で、ユーモアがあって、若い人にはない 経験からくる判断力があるということをあたしは感じたわ。そのお顔もチャーミングだしね……年齢はかなり離れてるけど、恋人になってもいいなんて思ったりして……フフフ」
ヘンゼル「そ…そいつはうれしい…な…だったら助けてくれ」
魔女「うーん…」
ヘンゼル「死にたくはない…煮るのはやめてくれ…た…たのむ」
魔女「でもだめよ。だって あんた私の食欲には遠くおよばないもの」
ヘンゼル「ど…どうしても殺すのか?」
魔女「ダメダメ!残念だけど死んでもらうわ!」
ヘンゼル「これほど頼んでも?」
魔女「しつこいね!バカ!」
グレーテル「それじゃあアンタの負けだ お若いレディ」
ドンッ!
魔女「あっ!」
グレーテルは魔女をグツグツ煮たっている鍋へと突き落とした!
魔女「ウギギアアァァアオ!」
魔女は鍋から必死によじ登ろうとしてくる!
グレーテル「テメェ―ッ!サッサト あの世へ行キヤガレェェェェコノ クソガアアアァァ!!
イツマデモコノ世ニ ヘバリ付イテルンジャアネェェ――ッコラァァァ――ッ」
魔女「アギィィィヤアアアアアアガギギギグググガゴギグバババッ!グぐッ!ゴパッ!」
シューシューシュー…
ブシューブシュゥー…
(ハッ)
グレーテル「…………どこ?兄さん…どこ…行ったの?こいつは死んだのよねッ!あたしがこいつをやっつけたのよね!!」
ヘンゼル「『ドコニ行ッタノ』ナンテ…イツマデモソンナ質問ハ………グレーテル…モウ シナイデクダサイ…ワタシハイツダッテ アナタノソバニ 居マス……………」
To Be Continued・・・