からあげさんを実際に連載して、失敗したなあとかここ工夫してみたとか。
もしかしたら誰かの役に立つかもしれないので置いておきます。
【反省点】
・画像サイズが小さすぎた
幅512x天地683ピクセルでの仕上げだったが正直小さすぎた感がありました。
フォントサイズとあいまってコマ内狭い狭い。もう少し大きくいけば好かった。
・フォント選択を間違えた
漫画らしいフリーフォントが欲しくて「やさしさアンチック」を使わせて頂いたのですが、
白黒2値作品の為に文字が潰れてしまい大変読みづらくなってしまいました。
フォントサイズ18ポイントが限界。スッキリ読めるタイプの物を選ぶべきでした。
・Neetel Insideシステムの容量を勘違いしていた
新都社のシステムで1作品に与えられる容量は10240KB有るのですが、
使用したファイル容量をずっと1桁多く勘違いしていたらしく凄い余った!
オーバーするよりマシか。
・噴出し口が判り辛かった
セリフを収める噴出しの、誰が喋っているかを示す吹き出し口を線一本にした為
なんというか判りづらい感じになった。次は-はやめて>にしよう。
【工夫した点】
・デザインの簡素化
極力簡単に描けるように単純なデザインのキャラクタにしました。
毎回描きつづけるので「線が多いもう嫌だ」を避ける目的と時間の省略。
・デザインの差別化
単純だけれども見分けがつく外見を心がけました。
「極端な話、丸と三角と四角でもいい。むしろそれくらいが良いかもしれない。」
という永井豪先生の言葉に従っています。
実際キャラクタに少々記号を与えるだけでは絵癖で同じ表情、印象になってしまっている
のを回避出来ていない事が多々ありますので、描き分けの苦手な分極端に記号化しています。
・ページ数固定
容量の問題(勘違い)もあるだろうと毎回8ページに収める事を意識しました。
上記の通り容量問題は杞憂、しかも気づいたのは最終話の下書き終わった後だ。
・コマ内で動きが出るように
そもそもアクションポーズ的なのはあまり得意ではない為、別の形で動きが出るよう
工夫しました。画面内の緩急というか、向かって右上から左下への流れ。
具体的には白黒のコントラスト差とキャラ身長の設定でそれを行っています。
ブラックさんが背が高くて真っ黒なのはその為。画面向かって右側にブラックさんが
立っている事が多いのもその辺の関係です。セリフの順番の都合もありますが。
・横書きセリフの読み順
『からあげさん』は基本縦書きセリフの作品ですが、七人衆は余所の人感の演出として
横書きになっています。この縦横混在は読み順の混乱を来たす為、彼らが喋るシーンは
横へのコマ分割を排除し、極力上の行から降りていけば順番になるよう工夫しました。
短いセリフが横に並んだ場合も気持ち上下差をつけています。
2015 01 25 からあげ
(おまけ)
ネーム切り。
『からあげさん』は1話につき8ページと決めてあるので、それを意識しつつ
ノートに台本を作ります。
その台本を元に大き目の無地付箋を縦につかってコマ割り(上の画像)。
流れがしっくりこなくて変更したり、複数のアイディアを比較したいって時に
入れ替えが簡単に出来るので便利。
大きな無地付箋は街に出たとき100均で購入。
私は描き始めてもあれこれ無駄に悩む時間が多いタイプなので、
このような漫画の設計図を作ってから作画に移るようにしました。
この後実際にページ毎にセリフを打ち込んだファイルを作成し、さらに調整。
文字のスペースが足りなくなる事が多かったので、意味が伝わる程度に
文字数を減らしたり言い回しを変えたりします。
解説ぽいシーンがメインなので自然と文字打ち(写植作業)が先になります。
『からあげさん』は1話につき8ページと決めてあるので、それを意識しつつ
ノートに台本を作ります。
その台本を元に大き目の無地付箋を縦につかってコマ割り(上の画像)。
流れがしっくりこなくて変更したり、複数のアイディアを比較したいって時に
入れ替えが簡単に出来るので便利。
大きな無地付箋は街に出たとき100均で購入。
私は描き始めてもあれこれ無駄に悩む時間が多いタイプなので、
このような漫画の設計図を作ってから作画に移るようにしました。
この後実際にページ毎にセリフを打ち込んだファイルを作成し、さらに調整。
文字のスペースが足りなくなる事が多かったので、意味が伝わる程度に
文字数を減らしたり言い回しを変えたりします。
解説ぽいシーンがメインなので自然と文字打ち(写植作業)が先になります。