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[5:『ひかのあり』] うへええ、冬の寂しい夜に読むんじゃなかった・・・・こわー <2014/12/06 01:40:09> shFADN2.P
>夏のお話ですしね。自分はアクションぽいものやホラーっぽいものが得意な(んだと思っている)ので、そういったものに内容が偏るかと思います。怖がってくれてありがとうございます。
[4:『ひかのあり』] 死んだ女性からは離れて立っていたように見えるのに「あの時体内に入ったのだとしたら~」はなんか違和感 <2014/12/04 10:30:41> vQ0.XVs.P
>何という的確な指摘。立ち位置に関してはたしかにそうですねー。やらかした感じがあります。
むりやりに理屈をつけるなら、女性の体内だけでなくすでに地面にも同種の蟻がいて「私」に取っついてたと言えなくもないですし、実はそんな蟻なんかいなくて「私」の見た幻だという一人称視点のお話における禁じ手みたいな解釈もできます。女の人も、本当に強姦されかかったのを逃げてきて、血が急にダラッと出てきたのかもしれません。顔面を歩いた蟻は、実際は偶然止まった蝿だか何かだった、とかで。
まぁ何と言い繕おうとしたところで、やらかしはやらかしなんですが。読んでくだすってありがとうございます。
一応、蟻の体内への侵入経路としては左足薬指の爪が剥がれたところからのつもりでした。
[3:『すかれない』] 読みやすいし、表現が面白いです <2014/11/19 23:56:20> zhMgOmx0P
>普通に褒められてばっかでビックリしてます、ありがとうございます。
もっとダメ出しされるかとも思いましたが、ダメ出ししたくなるほど惜しいわけでもなさそうですね分かります。
[2:『たった二人の最終決戦』] バーダック? <2014/11/19 17:55:06> VF4gcKT/S
>タイトルはそうです、ドラゴンボールの映画からですね。
[1:『たった二人の最終決戦』] 面白かった。続きが普通に気になる <2014/11/19 07:41:03> XPwm5.x1P
>『たった二人の最終決戦』に関しては続きようがありません、細かい部分に関してはご想像にお任せします。
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各短編について
『口は災いの』:
思いついたときは「異音が聞こえると思ったら実は自分の口から出てる音だったら怖くないか?」という発想でした。元々ホラーちっくな話をちょくちょく書いていたので、「文章を置いておける短編集的な作品を登録しよう」としたとき、最初に出てきたネタがそんなんでした。
今後も「怪異」の出てくるお話は幾つも書いていくと思います。ただそれらは「怪」しくて「異」常なものであるというだけで、あまり各作品間で設定を共有したりはしない予定です。
『たった二人の最終決戦』:
ドラゴンボールの映画、『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~』がタイトルのパクリ元です。ただ内容は別にパクったつもりはないので、あまり気にしないでください。と言っても別にオリジナリティのある展開でも何でもないのですが。
内容はむしろウルトラマンを下敷きにして、実は怪獣の方がいいやつなんじゃないか? という善悪逆転モノ…でしたが、最初は「おれ」が怪獣に変身する予定でした。が、「女の子が怪獣になった方が面白いんじゃないか?」ってことで元々立ち会うだけの予定だった室山繋さんに変身してもらうことに。シゲルって呼ばれてるのは|繋《つなぐ》っていう字が|繁《しげる》に似てて、最初にこいつらが出会ったときに読み間違えた…とかそんな小ネタです。
もうひとつ考えていたのは、序盤でやっていたベルトアクションゲーのように、必殺技を工夫して当てる展開です。結局パッとは思いつかなくて、ライダーの変身中に攻撃とかいうのと同じような「お約束破り」みたいな感じがしてしまいましたが、先手必勝で最大火力をいれるだとか、相手の出現するポイントとタイミングを計ってそこに攻撃をいれる、というのは、いかにもゲームやってるやつっぽい発想で結構好きです。
最後の、何かを聞き取ってる云々というのは、単なるフレーバーです。あれこれ想像してもらえたらな程度で入れた描写で、あと繋さんにはあれこれ悩んでもらいたいなと思って遺言めいたことをヒトガタに言わせたというだけで。
「たった二人」というのは、「おれ」と「繋」のつもりで途中まで書きましたが、最後のシーンまで書いて、「おれ」は蚊帳の外で、「繋」と「ヒトガタ」の二人なんだなぁ、と思ってしまいました。「おれ」はいっしょに戦っているつもりで「繋」もいっしょに戦ってもらってるつもりで、でも「おれ」は当事者には結局なれないままだったので、一番最後、「アイツとおれの」と書こうとしたのを「アイツとヒトガタの」に変えました。
『すかれない』:
途中まで書いて放置してたのを最後まで書きあげ。
ホラーちっくな話というのは、つまりこういう感じなお話です。
僕は当て字とか傍点とかつけるの大好きなので、最近あったルビ振りできる仕様に変わったのが嬉しくてガンガン使ってます。
長毛の犬の正体は敷島くん個人に憑いてる厄介な守護霊、みたいなところだと思います多分。細かいところは考えてない仕様。敷島くんにうんこか小便か漏らさせようと思ったけどやめときました。
『ひかのあり』:
ずいぶん前に書くだけ書いて、たぶんどこにもアップしてないだろうお話。
ホラーちっくなお話第三弾。
後藤健二先生の感想をもらってみたくて、ちょちょいと修整をかけて間に合わせた感じ。
作中で二回もぼぅやりしてる主人公には自分でも何だかなーって気もします。
「解説つけるとしても「世にも奇妙な物語」でタモリが最後にちょっと一言言うぐらいで丁度良いです。」とのことでしたが、話したがりなので今後もベタベタと解説が書かれます。
『マヨヒガダマシ』:
マヨヒガに見せかけた怪異「マヨヒガダマシ」のお話、であると同時に、マヨヒガに似た怪異を騙す話でもある、みたいなネタ。トンチ話です。怪異が出てきても、会話の軽さのせいであまり怖さや絶望感がない、という悪癖が出てますが、まぁそんな怖い怪異でもないので…シリアスとギャグの切り替えはもっと上手くやりたいです。短編なんだから全編シリアスでもいいじゃないかとも思いますが。
一応このあと邸の裏手に地上に出られるルートを発見、村に戻ったのはいいけどマヌカ姉が十年前と同じ姿なのを不気味がられて二人で村を追われたけどマヌカ姉が持ち出してきていた黄金の湧く|櫃《ひつ》のおかげで二人は最期まで幸せに暮らしたとか何とかそんな感じらしいです。マヨヒガダマシはマヨヒガ的な性質も同時に持っていて、アリタはマヌカ|姉《ねえ》を、マヌカ姉は幸せな暮らしを望んだ、とかとか。
またも紛らわしいですが、語り手の名前はアリタで、マヌカ姉からはアンタと呼ばれたりしてるので、誤字チックに見えますが大体仕様です。貴方というのの訛った二人称としてのアンタ、ですね。
『物語る彼と彼の物語』:
旧題は『彼は僕のために泣いてくれるだろうか?』でしたが、路線変更によってタイトルが変わりました。
簡単に言えば本来このお話の下敷きになったお話への感想に近くなるはずだったのですが、途中で期間が空いたために、「僕」寄りのお話になってます。「僕」も「染草なつめ」もウマヅラハギが過去に書いた話(非新都社)に出てくるキャラクタで、下敷きになったお話から思ったことを言わせるために再利用した次第。「なつめ」には彼が主役であったお話がありますが、「僕」は常に語り手で、主役らしい主役ではなかったので、ちょっと「僕」について書きたくなったので路線変更することに。時系列で幾らか前にあたるお話では「僕」は「そうある」ことに少し迷っていましたが、今の「僕」は迷っていないようです。