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特別編:聖典の微笑

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注意

バレンタイン特別編ではありますが、時系列としては第8話です。

第7話完結後にもう一度読むと意味が通じる点が一部ありますが、基本的には特別編としてお楽しみいただけるかと思います。

キャラ崩壊注意。
彼方より来りて事象を覗き観る視線。
数多の世界を生み出せし≪幻想の神々≫
嘗て願いの星は如月の空に満ち、
斯くして異なる地平はひとつに繋がれた――

≪主≫が残した?→物語の中から→異なる可能性を→探してみよう……
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 「バレンタインデー?」
 聞いたことのない言葉だ。ケーゴは首をかしげた。
 耳が隠れる程度に黒髪を伸ばし、服は動きやすさを重視している十代の少年だ。腰にさげた短剣は彼が何よりも大事にしている宝物。
 本当はもう一人、大事な人がいるのだけれど今この場にはいない。一緒にいるのはケーゴと、ミシュガルド大陸で靴磨き屋を営むエルフの少女、ベルウッドだ。
 彼と対面して座る彼女は大げさに驚いてみせた。
 「はぁ!?それ本気で言ってんの!?バレンタインも知らないってあんたどんだけ世間知らずなのよ!」
 小柄ながら灰色の髪は長く、椅子に座ると床にまで垂れてしまう。着ている服は質素だが靴だけは光沢がある。
 声は高く、表情は豊か。故にケーゴの神経を逆撫でする。
 「確かにうちはド田舎だったけど、お前にそこまで馬鹿にされる筋合いはないだろ!」
 売り言葉に買い言葉。今日も今日とて酒屋で言い争いが起きる。
 普段はこの光景をアンネリエが呆れ顔で眺めているのだが、今日は一人で買い物がしたいということで今日はここにいない。
 一人で大丈夫か、と聞いたケーゴに彼女はやや頑なに首を縦に振ったのだ。本当はあんな事件が起きた直後だしずっとそばにいたいのだけれど、どうしても一人で行きたいのだという。
 仕方なくケーゴは心もとないが彼女の護衛にピクシーをつけた。甲皇国の技術の粋を込めた人工妖精である。が、別段戦闘能力があるわけではないので非常に不安ではある。
 一体アンネリエは何をしようとしているのか。それをもんもんと悩むケーゴに対してベルウッドが鈍いわねぇ、と言って教えたのがバレンタインという行事である。
 「…で、結局何なんだよ、バレンタインって」
 ぶすっとした表情で尋ねるケーゴに対してベルウッドはにんまりと口元を緩めるが決して答えようとはしない。
 「ま、お楽しみってところね。あたしもちょっとアンネリエの所に行ってこようかしら」
 あんたの顔見てるより面白そうだわ、と言いながら立ち上がる。会計はケーゴに押し付ける。
 「行ってくるって…アンネリエの居場所わかんないだろ?」
 「大体見当はつくのよねぇ、これが」
 「え、それマジで言ってんの?」
 交易所もそれなりに広い。アンネリエと初めて会ったあの時も彼女を見つけ出すことができたのは運が良かったからとしか言えない。
 それが、見当がつくとはどういうことだ。ケーゴは胡乱な顔をする。
 ベルウッドは得意げにケーゴを見下ろす。
 「確かにSHWではメジャーな行事なんだけどねー。まだまだ他の国には浸透していないってことかしら。あんたは着いてきちゃ駄目よ」
 言うだけ言ってそのまま酒場を出ていく。
 伝票と共に一人取り残されたケーゴは半ば呆然とベルウッドの背を目で追う。
 「…何がどうなってるんだ」
 呟いたところで誰も答えない。
 ケーゴはふと周りを見回した。

 そうか、今一人なのか。

 ここのところずっと誰かと一緒だったからこうして1人きりになるのは久しぶりだ。
 急に世界が広くなったような気がした。
 どこかそれが寂しい。
 俯いたケーゴの脳裏に戦いの情景が浮かんでは消えていく。
 森で犬と戦ったこともあった。獣人に立ち向かったこともあった。洞窟を冒険したこともあった。
 そして。
 ケーゴは頭をぶんぶんと横に振った。
 忘れてはいけない。だけど、忘れてしまいたい。きっと、その方が楽なんだとわかっている。だけどそれは無責任だ。
 おっさん、おねーさん、アンネリエ、ピクシー、靴磨きでこすけ。それに…まだまだたくさん。このミシュガルドに来て以来いろんな人に出会った。一つ一つが大切な出会いのはずだ。一人一人がかけがえのない人のはずだ。だからこそ。
 ずきん、と胸が痛んだ。
 駄目だ。やっぱり駄目だ。
 アンネリエの傍にいたい。
 悲しむ顔をもう見たくない。
 突然焦燥感に襲われたケーゴは弾かれるように酒屋から飛び出した。
 もうベルウッドの姿は見えない。
 仕方ない。虱潰しに探していくか、と腹を決めて一歩踏み出そうとした時だ。
 「Hey…Boy…」
 突然肩を掴まれた。
 どきりと振り返ると、自分より頭一つ分は背の高い男だ。
 山高帽を被り、紫色のローブを纏っている。胸元は開放的で、何よりも目に付くのはその男がかけている遮光眼鏡だろう。
 ケーゴは目を白黒させた。
 誰だ。この人。確かにいろいろな出会いがあったとは思ったけどこんな人とは知り合ってないぞ。
 警戒を見せるケーゴに男はゆっくりと語りかけた。
 「……悩んでいるようだne。Boy。瞳が揺れているyo」
 「えっ…」
 思わず声を漏らしてしまった。
 確かに悩んでいることは多い。心の容量を超えたかのように様々な思いが全身を巡る。
 「Boy…Youの目はとても綺麗だ。黒曜石のような瞳。それが揺れているんだ」
 「あー…えっと…」
 顔を覗き込まれ、思わず目をそらす。
 占い師か何かだろうか。男の怪しげな出で立ちはケーゴの推測に説得力を与える。
 とはいってもさすがに見ず知らずの男に自分の思いのたけをぶつける訳にもいかず、ケーゴは頭に思い浮かんだその疑問をとりあえず口にした。
 「あー…えーっと…バレンタインデーって何かなーと思って」
 男は顎に手を当てた。
 「ふむ。Valentine’s Dayについて悩んでいたのか…。Boy、youもそういう年頃ということなんだne」
 「年頃!?」
 バレンタインって年が関係するものなのか。
 ケーゴは素っ頓狂な声でそう納得した。
 男は深く息を吐いた。
 「確かに、この物語はValentine’s Dayなどにうつつを抜かしている場合ではないからne。だが、私は敢えてこの物語にこそValentine’s Dayが必要だと思う」
 「…あの」
 まったく言っている意味が分からずケーゴは男から距離をとろうとした。
 しかし、男はぐいっとケーゴを引き寄せ、熱心に語りかける。
 「Boy。youが今立っているこの場所は一つの解釈に過ぎない。まずは他の物語の頁を開いて読んでみると良い」
 「…は?」
 「綴られた物語は様々だyo。君がValentine’s Dayについて知りたいというのなら、聖典に修正を加えてみればいい。さぁ、目次を開いて。刻まれた解釈物語。悲劇の形も様々だ。そこからValentine’s Dayの結末を導いてみれば、おのずとこの世界でのValentine’s Dayの在り方も見えてくるだろう」
 「ちょっと、何を言って…」
 言いかけたケーゴを無視して男は遮光眼鏡を外した。
 瞬間、彼の目を正面から見たケーゴの動きが止まった。
 彼の瞳から光が消えていく。
 それを確認した男は満足げに囁く。
 「…youも来ちゃいなyo。Chocolateの世界に」
 そして懐からもう一つ、遮光眼鏡を取出し身動きしないケーゴにかけさせた。

――――

【The Valentine’s Day Record of Dragonmen】
http://webcomicyou.web.fc2.com/misyu/index.html

 その妹が兄を疎むのは常のごとく。
 その参謀幕僚が竜人を蔑むのは常のごとく。
 父親と左目を奪われた女兵士の復讐劇は【当事者にして第三者】の意図を遥か超え、加虐の歯車は回り続ける。
 やがてもたらされる追憶。
 後に竜の牙と異なる解釈物語で名づけられたこの悲劇。
 その妹が兄を恨むのは当然か。
 その参謀幕僚が竜人を憎むのは当然か。

 さぁ、この悲劇にValentine’s Dayを|加筆修正《くわ》えてみよう。


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【The Man who Cannot Escape from the Unexplored Region of Valentine’s Day】
http://valor0end982.web.fc2.com/index.html

 その男がいつからその秘境にいたのか。それは男自身にもわからない。
 その男が何者であるのか。それは男自身にもわからない。
 ただ一つわかっているのは、その男が秘境から帰ることができないという事実。
 帰る?どこに?それさえも。
 喜劇かと思われた物語は転換と流転を迎え、斯くして点と点は線へと帰する。
 便宜上運命と呼ぶべき創造主の意思は男に咎を刻み込み、精霊はただ無邪気に笑うだけ。
 あるいは幸福とは、忘却の先にあるものなのだろうか。


 さぁ、この悲劇にValentine’s Dayを|加筆修正《くわ》えてみよう。

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【The Watching Crops of Valentine’s Day】
http://chaosstory.web.fc2.com/mishugald/mishgald.html

 未だ残る戦禍。
 未だ残る禍根。
 その監視隊は誰がために。
 その監視隊は吾がために。
 妙なる力で結ばれた妖6人。眼に映すは理想か野望か。
 聖典の読者はその使命すらも奸計ではと邪推を巡らせるだろう。
 解釈は一つの視点に過ぎず、しかしそれもまた物語。
 数多の声が正史を【|想像にして創造《つく》】るのならば、影の視線を何と呼ぶべきか。

 さぁ、この悲劇にValentine’s Dayを|加筆修正《くわ》えてみよう。


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152, 151

  

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【El-Qaeda, an organization of Valentine’s Day】
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=18685

 怨恨と理想は相いれず、偽りの平和は糾弾される。
 憎悪を抱いた彼らの行動の先にあるのはやはり憎悪。
 されど彼らの歩みは止まることなく、再び戦いの火蓋は切られた。
 それは復讐か。それは享楽か。
 黒き鎧が持つ剣は憎しみの連鎖を断ち切るためのものではない。
 その強固な鎖を、この浸透した怨嗟を、全て覆すための力とは。
 復讐さえも正義であるのなら、聖典は血文字で書かれるはずである。


 さぁ、この悲劇にValentine’s Dayを|加筆修正《くわ》えてみよう。


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154, 153

  

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【Valentine’s Day Divine Generals】
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=18179&story=1

 聖典の創造者すらも予期せぬ第四勢力の到来。
 それは解釈物語の幅を遥かに広げ、秋の大戦は混迷を極めた。
 しかし、それさえも聖典の意図するところであり、ある種の説得性を持って神将は力を振るう。
 新たな視点は全てを外来種と切り捨て、思惑は深く、広く。
 されど、その到達点はやはり解釈の自由に委ねられた。
 そして聖典の著者達は交流と創造を繰り返し、やがてはその大地に一つの結末を与えるだろう。
 全ては聖典の意のままに。


 さぁ、この悲劇にValentine’s Dayを|加筆修正《くわ》えてみよう。


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160, 159

  

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【The Valentine’s Day Adventure Story】

 気が付くとケーゴの目の前にはアンネリエが立っていた。
 大通りの喧騒は嘘であったかのように消え去り、その場には二人だけが立っている。
 のろのろとケーゴはアンネリエの手に視線を移した。
 彼女が手にしているのは綺麗な包装がされた小さな箱。
 今ならわかる。その箱の中に何が入っているのか。
 「アンネリエ…」
 小さく呟く。
 顔が火照るのがわかる。アンネリエの顔も仄かに紅潮しているようだ。
 「世界には…色々な思いがある」
 様々な世界を覗き観て、バレンタインがある世界に修正までして、そして知った。
 「人が分かり合うのは、難しいよ。…俺、あの事件の時からずっと考えてた。どうしたら平和な世界が、みんなが仲良くなれる世界が実現できるのかって。…だけど、そんなの無理だ。やっぱり俺一人の力じゃどうしようもできない」
 悔しいが、それが事実。
 アンネリエが悲しそうな顔で一歩を踏み出した。
 ケーゴも一歩踏み出した。
 顔が熱い。
 それでも、伝えなければならない言葉がある。
 胸の内に秘めているだけでは駄目だ。
 「アンネリエ。それでも君だけは…君一人だけでも…守りたいって…そう思った。絶対に君を離したくないって、そう思った」
 「…っ!」
 アンネリエの目が大きく開かれる。
 俯いてギュッと唇をかみしめていたが、やがて頬を緩ませ、手にしていた箱を差し出した。

 「…ありがとう、ケーゴ」

 初めて聞くその声は、それでも昔から知っていたかのようで。
 春の木漏れ日のような温かさで。
 ケーゴも顔をほころばせた。


 諦めすらも幸福への入り口であろうか。
 互いを慰めるように、求めるように、少年と少女の影が重なる。
 斯くして二人の世界は閉じ、冒険譚に最後の頁が綴られ――



 「アンネリエがしゃべるかぁああああああああああああっ!!」
 怒号と共にケーゴは遮光眼鏡を地面に叩きつけた。
 大通りを歩く人々は突然大声を上げたケーゴを不審な目で見つめる。
 見た男は息をのんだ。
 「まさかこのboy!Meの催眠を自力で解いたのか!?」
 その驚愕には目もくれず、ケーゴはつらつらと叫ぶ。
 「よくわかった!よくわかったよ!バレンタインってあれか!チョコもらえる日なんだな!?…だからって俺まで出演させるなぁあああああっ!!」
 危うく勢いで遮光眼鏡を踏みつぶすところだった。だが、高かったらどうしようという庶民的な懸念がケーゴを押しとどめる。
 出会ったことのない人々がたくさん出てくる映像を見せつけられた。
 いったい彼らは何者だったのだろうか。今、このミシュガルド大陸にいる人たちなのだろうか。
 ケーゴは男の言葉を思い出す。確か、違う頁がどうたら物語がどうたらとか言ってたな。
 よくわからないが、この黒い眼鏡は甲皇国の玩具か何かなのではないだろうか。
 そうケーゴは結論付けた。
 ピクシーの映像投影機能のように見知らぬ誰かの映像をこうしてみることができる機械なのだろう。
 その映像にいつの間にか自分とアンネリエが記録されていた。そして、あんな映像が造り上げられたのだ。
 そう、あんな映像が。
 ケーゴは顔を真っ赤にした。
 「確かに!確かにそんなことも思ってたよ!みんなが理解し合うのは難しいし、差別だってなくせない!だけど、俺はまだ諦めないぞ!」
 目の前にいるアンネリエの映像は本物であると見紛うほどであった。
 彼女がバレンタインのチョコを持ってきてくれて、自分も思いを彼女に伝えて、そしてアンネリエは自分の名前を呼んでくれた。
 あまりに生々しい自分の願望の再現にケーゴはそれが現実であればと思ってしまうほどであった。
 それでも、まだ二人きりで完結するには早い。
 「俺は!もっとこの世界を知ってみせる!もっといろいろな人と出会って、いろいろなことを理解して!それで結論を出すんだっ!!」
 男は茫然とケーゴの宣言を聞いている。
 息遣いも荒くケーゴは遮光眼鏡を拾い、男に押し付けてそのまま走り去った。
 

 その背中を追っていた男の体が仄かに光り、光はやがて半透明の少女の形を成した。
 「…それが貴方の答えなら、私はそれを見守りましょう」

 貴方は、貴方の結末を。
 願わくば、この聖典に救いを。

 ふつと消え去った少女。
 一瞬、その口元が微笑んだように見えた。

 そして最後に取り残されたのはレイバン。
 微睡の中のように彼は辺りを見回す。
 「Meは…どうしてこんな所に…?」
 疑問に答えるものはなく、大通りはいつもの喧騒を取り戻していた。


 もう走る必要はないように思われたが、それでもケーゴは走り続けた。
 厄日だ。確実に今日は厄日だ。というか一人でいるとろくなことがないんじゃないのか、俺。
 走り続けて噴水のある広場まで辿り着いてしまった。
 大交易所を東西に結ぶ大通りと南北に結ぶ大通りがまじりあう、言ってしまえば交易所の中心だ。
 火照った体を冷まそうと噴水に近づいたケーゴの体がぎくりと固まった。
 「あっ」
 やや間抜けな声を出した彼の視線の先には、同様に驚きで口を開いたアンネリエがいた。
 二人して固まっている。
 アンネリエの隣にはベルウッドとピクシーもいるのだが、どうやらケーゴの視界には入っていないようだ。
 ベルウッドは大仰にため息をつくと、ピクシーを連れてその場を離れた。
 呆けていたケーゴはやがて無理やり口を動かし、アンネリエに尋ねる。
 「あー、えーっと…買い物は、終わった?」
 そんなことはアンネリエが手にする包み紙を見れば一目瞭然なのだが。
 アンネリエは律儀にこくりと頷き、ケーゴに近づいた。
 どうすればいいのか全く分からないケーゴは大人しくその場に棒立ちだ。
 そしてアンネリエは逡巡を一瞬見せた後、やや乱暴にその包み紙をケーゴに押し付けた。
 「えっ、ちょっ、うわわっ」
 棒立ちのまま呆けていたせいで危うく落としそうになる。
 あたふたするケーゴにアンネリエは黒板を見せた。
 曰く。
 『義理です。いつもお世話になっているので。おいしそうだったので私にも半分ください』
 むすっとしたその顔はしかし赤みがさしている。
 それを見たケーゴの顔も熱を帯びてくる。おかしいなぁ、ここには涼みに来たはずなのに。
 先ほど見た映像が脳裏にちらつく。
 確か、ここで思いを伝えるんだったな…って違う違う!
 変な行動をしでかす前にと、ぎこちなくケーゴは笑ってみせた。
 「…えーっと、ありがとう」
 ぱちくりとアンネリエもそれ以外にできない様子でケーゴを見つめている。
 が、しばらくすると堪らなくなったのか、アンネリエは顔を赤くしながら無言でケーゴから紙包みを奪い返し、中のチョコレート菓子を問答無用で口にした。
 ケーゴが止める間もなく彼女はそのまますたすたと歩いて行ってしまう。
 「ちょっ、アンネリエ!それくれるんじゃなかったのかよ!」
 ケーゴは慌てて追いかける。
 その表情はどこかさっぱりとしていて、どこか嬉しそうで。


 聖典に刻まれた冒険譚。
 少年の旅路はまだ始まったばかりである。


 あくまで小説の挿絵です。漫画ではありません。ありませんとも。
 今回のおふざけを敢行するにあたり、【ミシュガルド竜人録】【ミシュガルドの秘境から帰れない】【ミシュガルドの監視者達】【ミシュガルド聖典「えるかいだ!」】【「ミシュガルド聖典~交~」より「獣神将」】の作者の皆様には事前に許可をとりました。
 マルチスケイル様、パタス様、キツヌコ様、ととここ様、キャスター様、ありがとうございました。もうしません。許してください。
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愛葉 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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