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1 暗殺教会

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裏社会の住人達は時折、教会という言葉を口にする。それは神に祈るといった意味で使われるのではなく、神の御許に送れという意味で使われることが多い。早い話が暗殺を成業とする教団である。古今東西の宗教の武僧達が寄せ集まって出来た武道を前身に、やがては暗殺武道の色を帯び、発展してきた秘密結社である。最終的には暗殺組織となったこの組織はその存在意義に矛盾して宗教色が濃いものとなっている。
この組織は、裏社会に留まらず、世界中の要人の暗殺に関わり、1000年前からこの世界の歴史をも動かしてきた。それもこれも全ては世界平和の実現の為である。悲しいことに、平和とは争いの積み重ねである。
世界平和を願いながら、現実には争いの絶えないこの社会。争いに対し、暗殺業という手段で世界平和を成さねばならない悲しみを抱きながら、いつかその願いが叶うようにと悲願を込めて、悲願花もとい彼岸花をシンボルとしている。
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