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ぷげら・ねもころごろに

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【雑誌】まんがニートぷげら
【作品タイトル】ねもころごろに
【作者名】本樹にあ
【作品URL】http://nemocoro.web.fc2.com/index.html





【中学一年生感】
 実にぷげららしく、ほのぼのと可愛らしい漫画だ。
 まず設定が良い。
 中学一年生というのは中々面白い年齢だと思う。
 まだ小学生気分が抜けきっておらず、新しい生活と人間関係に浮足立っている。
 これが中学二年生になってしまうと中学生活にも慣れ、厨二病という言葉に代表されるようにニヒルで斜めに構えた態度がかっこいいと勘違いしてしまう。
 大人からすれば中学一年生も二年生も大して変わらないが、一年生はより小学生っぽさが抜けきらない。本当に微妙な違いだが。
 帆平、日与乃、田中、小豆という4人の中学一年生が最初に出てくるが、いずれもタイプは違えどみな実に中学一年生らしい。
 何度も言うが、この「中学一年生感」を演出できているのは非常に上手いと感じた。絶妙なさじ加減だ。
 本作の魅力の根幹は大部分そこだと感じた。


【勘違いの連続】
 1話でのラブレター騒動からして中学一年生らしい微笑ましさの連続である。
 ラブレターを書いたのは誰かとか、持ち主がどーたらとか、クラスでの朗読会とか。
 何ともこじれていく感じ、勘違いの連続が笑いを誘う。
 いずれも文句なしに中学一年生らしくて良かった。


【キャラの造形】
 日与乃だけがアホ毛を感情豊かに動かすという漫画的なキャラデザで、他のキャラは現実的な中学生キャラデザで良くも悪くも特徴が薄い。
 これは敢えてなのだろうが正解だと思う。
 断トツで日与乃の魅力値だけが突き抜けて高く感じる。
 日与乃はアホ毛もいいけど、寡黙で一人だけフォントの違うセリフを話すのも良い。きっと鈴の鳴るような可愛らしい小声なのだろう。
 この漫画を思い出す時、「ああ、あのアホ毛で寡黙な可愛い子の漫画だ」と、タイトルは覚えていなくてもキャラは覚えられる。
 例えるなら、「あずまんが大王」で現実的な女子高生たちの中、漫画的なちよちゃんがいるようなものだ。
 日与乃一人の行動や言動や表情をひたすら愛でるのならこの路線が合っている。
 でも帆平などの他のキャラがしっかり引き立てるからこそ日与乃が光る。
 手堅いというか隙が無い。
 未熟な中学一年生を描きながら、漫画自体は実に成熟していると感じた。


【リア充注意報】
最新更新分で、日与乃が帆平に改めて言葉で告白。
 ああああああああああああああ!
 甘酸っぱいなぁもう。
 リア充漫画を読むと辛くなるという方は注意。
 ニヤニヤが止まらないという方は推奨。
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