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人物紹介

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人物紹介

     『非正規英雄(アルバイト・ヒーロー)』

   ・石動 堅悟 (いするぎ けんご)
 道路交通法違反をした車両を通報した正義感によって非正規英雄の資格を神より与えられた男。担当天使は勤勉で仕事熱心なクールビューティー(天使に性別は無いが)。堅悟の命名により人間界では翼という名を得る。
 二戦目の大敗によって中国へ渡りリー老師から新たなアーティファクトと剣術武術の初歩を授かるに至る。魔力放出の技術を込みで中国武術は半人前程度、ただし英雄の能力を加味した上での威力は充分悪魔に通用するレベルである。
 天使から受け取った力によって具現された神聖武具・聖剣エクスカリバーに付与された特殊能力は『絶対切断』。代償は大量の魔力消費による『力の低下、減衰』。身体を巡り強化をしている魔力を一気に放出し剣に乗せることで、一時的に非正規英雄足り得ている高い身体能力が失われてしまう。
 天界が適当に見繕った、数ある人間の中で選ばれた『捨て駒』であることを理解した上で、尚も天界(正しくは翼)の求めに応じることを決意。
 新たなアーティファクトの名はソロモン。
 どんな生命体にも変身できる能力を持つが、代償は一定時間過ぎると二週間ほど元の体に戻れなくなってしまうこと。ウニになったのはこのせい。
 現在約三十秒から一分ほど変身可能。
 容姿:ツンツン髪で死んだ目をしている。二十歳と若い。
 第二十話にて第三勢力、同盟『リリアック』を設立。これによって悪魔側、英雄側にも引けを取らない地位と立場、そして戦力を確立した。



   ・間遠 和宮 (まとう かずみや)
 長く英雄を続けている歴戦の猛者。名もある悪魔を何体も屠って来た実績を誇る。
 手にする神聖武具は長剣アンスウェラー。『完全自動攻防』によって、定めた対象の動きを完全に読み切り打倒すべき最善の一手を使い手に与える。
 発生する代償は『肉体機能の一部不全』。能力使用中、使用の深度や持続時間によってはその後しばらくにおいてランダムに決定された身体機能のいずれかが使用不可になる。身体機能には五感、感情、体力、筋組織など肉体に限らず精神に依るものまで含まれる。
 極めて高性能な能力であるが、当然ながら欠点や弱点は存在する。
 機能の一部を不全と化すことで定めた対象の動きを看破するこの力は単体にしか通じない。つまり多数の悪魔との戦闘では単体に絞った『完全自動攻防』は逆に自らを窮地に陥れる可能性が非常に高い。
 ただし、同時に複数の機能を犠牲にすればその数だけ定める対象を増やすことは出来る。だが、仮に五体の悪魔を相手に五感全てを不全とした場合、脳へ送られる感覚情報を放棄した長時間戦闘は人間としての精神性の崩壊、つまるところ発狂に繋がるリスクもある。
 肉体的リスクを伴って発現する能力のため精神的なダメージ(心の迷い)を負っている場合は発現出来なくなる現象が確認されている。少しずつではあるが戦いでの代償が残り、身体を蝕み始めている。
 瓜江の与えた修行により、スキル「ドライオーガズム」を手に入れた。その結果括約筋を自由に開け閉め出来る様になり、意図せず「八門」の能力も習得した。
 恐らく精神的なダメージを負っていても克服している。



   ・鈴井 鹿子 (すずい かのこ)
 和宮と同じく非正規英雄として長く生き残ってきた確かな実力を持つ女性。
 男勝りな負けず嫌いの性分で、共闘をあまり好まない。しかし状況判断能力は秀でており、やむを得ない状況などでは手を組むことをも受け入れる。
 非正規英雄間での荒事や仲間割れもあまり善しとはせず、性格とは反してむしろ好戦的でありながら理性的な思考を持つ一面を持っている。
 神聖武具は雷神の鉄槌トール。
 周囲の空間ごと敵を叩き潰す『空間殴打』という能力を持つ。代償は能力を発動するまでの間、一歩も動くことができない『充填』というもの。
 一秒程度の充填でもダメージを与えることは可能だが、致命傷にはならない。
 容姿:金髪ポニーテールにポップな赤いキャップを目深に被り、動きやすそうなデニムのショートジーンズ、黒タイツを履いている。ギャル。
 金にがめつく少し短気な一面がある。さいたまにある高校に通い、放課後に県境の事務所で悪魔専門の探偵として日夜悪魔の動向を追っていた。
 瓜江の与えた修行により、新たな能力「ミョルニル」を手に入れた。



   ・リザ
 銀髪に瑠璃色の瞳をした英雄。
 大剣ジークフリード、鋭槍グングニル、円楯アイギスと世界で唯一アーティファクト三重所持を成している。
 日本人ではない。もともとどの国に住んでいたかは決して明かさない。日本には三年間ほど滞在している。
 非正規英雄になったのは五年前。それからずっと活動を続けており、かなり高名。
 しかしあまり他人とつるまず一匹狼でやっているため、評判は良くない。
 常に冷静で、彼女が怒った姿を見た人間はいない。誰にでも気軽に接するが、気を許してはいない様子。常に一歩離れた関係を維持している。
 どんな悪魔に対しても臆せず向かっていく姿はまるで死を恐れていないようと言われている。
 カイザーと結婚していた過去がある。
 悪魔に対抗すべく、非正規英雄を集めたデビルバスターズなる組織を作ろうとしている。
 ちなみに年齢は二十五歳、巨乳。
 グングニルの能力は『自動追尾』、代償は『無力』。
 アイギスの能力は『絶対防御』、代償は『危険』。
 ジークフリードの能力は不明だが、カイザー曰く『最強の剣』らしい。
 容姿:ボディラインがハッキリと分かるような黄色と黒のツートンカラーのレーシングスーツをまとっている。脚もグンバツ。



   ・今鐘キョータ
 第十三話で鹿子達の前に姿を現した金髪の青年。千葉の高校に通い、鹿子のように独自に悪魔退治を請け負っている。
 ヤンキーやバンクスのような柄が悪い派手な格好を好んで着用しているが音楽は基本的にクラシックしか聴かないらしい。
 能力は堅悟と同じくダブルホルダーで神聖武具はカタール型の手甲コモン・アンコモン。
 振り分ける能力の最大値を100とし、それを左右の手甲に攻撃・防御で振り分ける自己強化型の能力(十三話では描かれなかった)。
 二つ目は体を岩のように肥大化させる『硬質化』。顔を隠して捜査するために活用しているが悪魔の姿にも見えるため、英雄同士でのトラブルが絶えない。
 天音とは幼馴染。周りから馬鹿と呼ばれているのを気にしている。
 瓜江の与えた修行により、シーシュポスに炎を纏わせる能力を身に着けた。



   ・秋風天音
 第十三話でキョータと共に現れたギャル風の少女。
 千葉の高校を転々とし、地域密着型の悪魔退治をモットーに自称“世界を救う大天使アマネ”を名乗り日夜フルフェイスヘルメットを被った謎のヒーローとして暗躍している。
 能力は堅悟、キョータと同じダブルホルダーで神聖武具はガラスのピンヒール型の魔靴ティップ・タップ。
 作中で大気を操ると描写されているが実際は足元の空気を蹴り上げることで風を起こし、その強風で人や物体を動かしたり空気砲を敵に当てて闘うなどトリッキーな使い方が可能。
 二つ目の能力については不明。サイドキックのキョータとはビジネスパートナーではあるが異性としての意識はまったくないようである。胸は小ぶりでパンクな服装を好む。凛とした風貌のリザに憧れている。
 瓜江の与えた修行により、戦闘舞曲というスタイルを習得。またベレヌスの使用間隔が一週間より短くなった。



   ・ナイル倉敷
 第十八話で軽石が作り出したサウナに現れた英雄。九州地区で活動する英雄ギルドの一人で軽石とは神戸に訪れた際につるむ仲。老け顔で長い髪を結っているため、作中でおっさん呼ばわりされていたが、実は20代半ばであるとも噂される。
 趣味はバイクいじりで、いつも悪魔討伐が終わった際にはツーリングを企てている。神聖武具は双剣らしいが詳細は不明。



   ・四谷真琴
 十四話で登場したアウトローな非正規英雄。
 幻覚を見せる能力を持つが、思考誘導や催眠など幅広い応用が可能。
 刹那的な快楽主義者であり英雄としての能力を“よいこと”に使う気などは更々ない。趣味は他人の人生を台無しにすること。
 十九話で名前が判明。堅悟に同盟締結を持ちかける。
 二十話にて同盟『リリアック』に加入。快楽主義を曲げるつもりはやはり更々なく、此原燐との接触によって互いに不可侵と理解を深めた堅悟との間では譲れないものながらに同盟仲間として多少は自重する意思を見せる。



   ・カーサス神父
 二五話で登場。
 海外から日本にやって来た非正規英雄で元軍人。
 リザ曰く「頭がおかしい」
 同じくヴァイオレットと行動を共にし、圧倒的な戦果を残している。
 二人は同じ部隊に所属し、苦楽を共にしてきた仲間らしい。



   ・ヴァイオレット
 二十五話で登場
 海外からやって来た非正規英雄で元軍人
 リザ曰く「頭がおかしい」
 同じくカーサス神父と行動を共にし、圧倒的な戦果を残している。
 ちなみに彼女の自称「聖職者」



・ジェームズ吉田
第二十七話で登場
  海外からカーサスとヴァイオレットを追ってきた非正規英雄。
  白いカタルゴの鎧を身に纏ってハンニバルのような兜を被っている。姿を気配ごと消す『スニーク』の能力を保持。
  ふとした油断からカーサスに捕まり重症を負うがその戦いでは生存したらしい。
  佐奈からはその兜から「ハンニャバル」と呼ばれ、母国では彼の戦いを見た人物がいない事から「幻の闘士」と呼ばれている。

     『天使』


   ・翼ちゃん(真名・つぼみ)
 本田翼のような可憐で愛らしい見た目をしているが性別は無い。
 天使のヒエラルキーでは最下位になる一般天使で、非正規英雄・石動堅悟の担当となり、彼を24時間監視している。
 人間の心を読むことができ、神出鬼没でどこからともなく現れることができる。
 感情を殆ど見せないクールビューティーぶりだが、真名が人間たちの間で有名なAV女優と同じということにコンプレックスがある。
 堅悟のエクスカリバーによって天使の鎖を切断される。



   ・ケルビム
 天使の序列で第二位にあたる智天使。
 翼ちゃんの遥か雲の上の上司にあたる。
 宙に浮く車輪に四枚の翼、車輪の内側に四つの人間の顔という異様な姿をしているが、上位天使が地上に顕現するには膨大なエネルギーが必要となるため、ケルビムのごく一部分だけが姿を見せているらしい。
 なぜか関西弁で喋り、陽気な性格。
 ゴースト…デビルバスターズをリザに組織するよう命令した天使。
 その目的は不明。



   ・ウリエル(戸籍上は瓜江塁)
 天使の序列第三位にあたる力天使だった青年。
 かなりの魔力を誇る名家の天使だったが天界での退屈な生活に飽き、746年前に人間として地上に降りる。
 現在はスーパーで週5でフルタイムで働いて家賃5万5千円(管理費込み)の1DKの部屋で生活している。同居人がいるかは不明。
 勤務態度は真面目でパートのおばちゃん達からは人気がある。何処となく王子的な気品のある雰囲気を漂わせている。
 元・天使という立場上、特定の神聖武具を持たず魔法詠唱のみで戦う。おどけた言動とは対照的に冷静に物事を見通す審美眼を持ち合わせている。
 余談だがウニは天界では「悪魔が食する異形の生物」とされており、瓜江は自分の名と似ているウニを嫌っているため、勤め先のスーパーにはウニ商品の取り扱いはない。
 特訓を終えた英雄達を事務所に送る際、応仁の乱を間近で観た話をし始めてキョータや天音に呆れられていた。



   ・アルム(戸籍上は伊藤歩夢)
 翼ちゃんと同じ階級の一般天使でキョータに手甲の神聖武具を授けた。キョータが「ジャマダハル」という正式名称を覚えられなかったため彼が勝手に名付けた「コモン・アンコモン」と呼ばれる羽目に。
 特徴の無い男性の姿をしており普段は渚(番外編に登場)と同じ大学に通う。



   ・ホリー(戸籍上は堀井聖恵)
 アルムと同じ立場の一般天使で天音に魔靴の神聖武具を授けた。天音が「能力発現のたびブランド名を叫ぶイヤ!」と主張したため正式名称の「ヘルメス」とは一度も呼ばれた事は無い。
 若い女性の姿をしていて平日はOL、週末はアキバで声優アイドル目指して活動している。手売りするカセットは3曲入りで800円という強気な価格設定。大先輩であるウリエルに睨まれても怯む事無く自分を突き通す強心臓を持つ。



     『準悪魔(アソシエイト・デビル)』


   ・ユキ
 魚人の姿をしたサハギン悪魔。英雄として素人同然だった堅悟を圧倒し、魔力回復まで待つと共に再戦の地に観客数六万人の大イベントが催されるアリーナを選び、英雄として退けぬ状況を生み出した。



   ・『ねえさん』
 正体不明、不定形の悪魔。おそらくはユキの姉と思われる。モデルはたぶん戸愚呂兄。
 アリーナでの戦闘時にはどういう訳か姿を見せなかった。
 ニャルラトホテプと同様、流動体の悪魔で単純な打撃に強い抵抗力を持つ。人型の状態であっても通常の急所(頭部や心臓)を狙うことにはあまり意味を成さない。
 容姿:人間形態の本名はやはり不明だが、黒髪ソバージュの三十代後半の水商売風の女性。
 マーリンに瞬殺される。



   ・黒崎(クロちゃん)
 ユキを準悪魔へと勧誘したデリヘルドライバーだが、本業はバーの店長。
 金髪ピアスでチャラそうな見た目に反し、穏やかで理性的な口調と性格をしている。堅悟と同じ二十歳と若い。
 反逆軍(リべルス)という準悪魔の組織に属しており、堅悟もその組織へと勧誘する。
 準悪魔としてどんな能力を持っているのかは不明。
 アリーナに姿を見せた準悪魔たちの誰かかもしれない。
 実はハスターの息子だった。
 リべルスは手段を選ばない組織ということで過激派から派生した者たちだった。
 マーリンに瞬殺される。



   ・ケルベロス
 三つ首の走狗。非正規英雄の中でも名の知れた強力な悪魔。地獄の番犬の名の通り四足の獣、ドス黒い毛に覆われた三つの頭を持つ犬型の姿を持つ。
 邪悪武装ケルベロスの副作用によって人格が変質、さらに三分割されてしまい三重人格の精神異常を患っている。もはや普通の人間としての生活は不可能な域まで悪魔の浸食が及んでいる末期状態。
 マーリンに瞬殺される。



   ・ツィルニトラ
 蛇型の偶像。二対の大翼で宙を舞う黒蛇。ケルベロス同様に長く討伐を免れている悪魔として英雄間では高い知名度がある。
 マーリンに瞬殺される。



   ・カイザー
 装甲悪鬼。不気味な銀の光沢を放つ鎧に身を包んだ鬼面の武将然とした異色の悪魔。
 数多いる悪魔の中でもその実力は五指に数えられるとされるが、何故か戦闘には消極的なところがある。
 三年前に日本に渡って来た。
 リザと結婚していた過去を持つ。
 天使と悪魔の戦いを終わらせることが最終目的だという。
 本名は海座弓彦。
 装甲三柱の一角にして悪魔の勢力図の一割を担う。
 かつての戦友であり最強の非正規英雄だった男とその一派に同盟を持ち掛け、打倒天神の下に神討大戦を繰り広げ勝利した者。
 今度は邪神の打倒を目的とし、それに際し最重要となる切り札の石動堅悟を庇護下に置く。



   ・マーリン
 穏健派を率いる装甲魔鬼。
 機能性を重視した、薄い金属板を重ね合わせた板金鎧プレートアーマーに統一された悪目立ちする赤銅色。その上からゆったりとした純白のフードマントを羽織っている。彫りの深い威厳に溢れた老齢の賢者のような仮面で顔面を口元以外全て隠している。
 不可思議な術と話術で相手を翻弄し策と罠に嵌めるのが得意な魔術師。飄々としたりおちゃらけた態度を取るのは相手の感情を揺さぶる為の演技の部分が大きい。
 穏健派を維持しているのは様子見の為。興味のあること、面白味のあることには率先して乗っかりたがる一面があり、此度のカイザーとの結託も大方はそこに由来する。



   ・クトゥルフ。
 穏健派の中核を担う一人。
 触手を纏った姿をしている。
 体から放った粘液から生きている触手を生み出し戦わせる。通称「お友達」。その他に水のようにも見える粘液を操ったりできる。
 無邪気ゆえに凶悪なところがある。
 別名お嬢様。本名クイン・G・エリヤ
 生まれながらの準悪魔で、そのせいで肉体と精神年齢が成長しないという障害をもつ。そのため、実年齢は三十を超えるのだが、十歳未満の幼女にしか見えない。本能として戦い方が刻まれているため、他の準悪魔と比べると圧倒的に戦闘力が勝っている。
 四大幹部の序列は第二位。



   ・クトゥグア
 穏健派の中核を担う一人。
 炎を纏った姿をしている。
 その身から放つ炎を自在に操る事ができる。
 この炎はセバスチャン曰く「質量を持つ炎」で限りなく炎に近い生態を持つ生命体なのだという。そのため、自由自在に操ることが可能となっている。
 別名セバスチャン。本名ルーシアン・アルファイト
 四大幹部の序列は第三位。

・注釈
 彼の炎は意識を持たないため、和宮の能力の対象外。



   ・バハムート。
 過激派を率いる装甲竜鬼。
 威圧的な蒼の甲冑、顔は猛々しい海竜を模した面によって覆われている。
 海竜たるバハムートの名の通り、水を支配する力を有する。大気から水分を集める術を初め、自前の水を常に周囲に従え椅子にして腰掛けたり武器に変えたりと多用な扱い方を見せる。
 カイザーの考えに確固たる対立の意志を示し敵対する。
 自身の強大な力を人間に振るうのを嫌がり(というよりは面倒臭がり)、強い力は強い存在にこそ向けるべきだという考えを抱いている。
 実は「馬場コーポレーション」という軍事・経済・政治に強い影響力を持つ一大コンツェルンの代表取締役社長である。でも二代目のボンボン。
 カイザーと共に神討大戦を戦ったのは先代社長の方で、そちらもバハムートと呼ばれていた。
 本名は「馬場夢人(ばば・むと)」。
 二十代後半の厳めしい格闘家のような顔つきをしている。



   ・ニャルラトホテプ
 過激派の中核を担う一人。
 非正規英雄や準悪魔と言った魔力を持つものの影から自身の邪悪武装を生み出して、遠隔操作し戦わせることができる。
 自身がその場にいないため、ノーリスクで戦うことができる一方、自分自身が邪悪武装を纏えないという弱点を持つ。
 『混沌』という二つ名で呼ばれることがある。
 四大幹部の序列は第四位。
 馬場コーポレーションの社員と思われるが詳細は不明。

・注釈
 彼女の邪悪武装が和宮と対面した場合、一つの意識を持つ何人もの人間を相手にする、という事態に陥ってしまう。



   ・ハスター
 過激派の中核を担う一人。
 青白い、頭蓋骨を思わせる角ばった仮面。細い体に黄色の古ぼけた布を纏い佇む姿は幽鬼の類に近い不気味さがある。
 衣の中に隠してある腕に、空気を圧縮し撃ち出す機能がある。その威力は目を見張るものがある。また、噂によると腕が六本あるというが、その真偽を知る者はいない。
 彼の射程に入った非正規英雄は、致命傷を免れない。
 古参の悪魔で豊富な経験を持つ。反逆軍を嫌っていたが、それは反逆軍に身を投じた息子が言うことを聞かないから。
 『黄衣』という二つ名で呼ばれることがある。
 四大幹部の序列は第一位。
 馬場コーポレーションの取締役専務。
 黒崎はハスターの息子であった。
 息子のことは手を焼きつつも内心案じていた。
 ために殺したマーリンを恨んでいる。




   ・ティンダロス。
 シオンに生まれながらに取り憑いている人喰いの悪魔。現世に実態を持たず宿主の体系を口型に変化させて人間を襲う。
 生命維持するために定期的に人間を摂取する必要があり空腹度は寄生する人間による。
 ティンダロス自体に弱点はないが取り憑いた人間が死亡した場合、新たに宿主を探す必要があるが転生時に巨大なエネルギーを使う為、ほとんどの個体は宿主と共に生涯を終える事となる。
 魔界名義では猟犬と呼ばれているが犬とはまったく異なる姿で人間に宿る寄生虫のような忌むべき存在である。



   ・久慈友和
 冴えない外見のサイエンティストを夢見るネクロフィリア。背は低く、瓶底眼鏡をかけていて裸眼視力は0.03.
 派遣切りにあったその日に訪れたバーで人体生成の邪悪武装を手に入れた。
 ゾンビを生成出来るかなり強力な能力なのだが本人の魔力と対人経験の無さによる知力が足りない為、イマイチ使いこなせずに終わっている。被検体として自らの体も『改造』している。
 歳は三十代半ばで、地方出身者。素人童貞である。死亡したと思われていたが第二十二話で復活。普段は地下の研究室で死者蘇生の実験を行っている。



   ・俗悪ちゃん
 久慈が初めて造り上げたゾンビ。陸上スポーツ経験者の死体部位を寄せ集めて造り出した生命体で、ほとんと骨と皮だけの瘠身でなぜかラグビーのキックが得意。
 酷い体臭持ちで夏場は冷却スプレーが手放せない。名前の由来はアメリカのメタルバンド、パンテラのアルバムから。ゾンビ隊のリーダー格。


   ・脳殺ちゃん
 在間と有吾達、先に集まっていた観客達を傷つけたゾンビ。2mを超えるその巨体はゾンビというよりゴーレムに近い。ベースになった大学教授の地頭が良かったせいか、効率的に人間達を『処理』する能力に長けているが司令塔である久慈の迷采配によりそのポテンシャルを十分に発揮できていない。
 特技は抱きついてからの肋骨による串刺し。自身は『アイアン・メイデン』と名づけたその技は久慈から『人間黒ひげ危機一髪』と呼ばれている。名前の由来はアメリカのメタルバンド、パンテラのアルバムから。


   ・激鉄ちゃん
 ゾンビ隊の骨担当。微量ながら再生能力を持ち、特技の『肋骨ミサイル』は時間を置けば再び射出できる。
 自分の身を犠牲にして骨を武器として差し出すその姿はゾンビ仲間から最大級の賛辞を贈られている。名前の由来はアメリカのメタルバンド、パンテラのアルバムから。


   ・鎌首ちゃん
 ゾンビ隊のクール担当。左腕を刃物に変形させる事ができ、主に激鉄ちゃんの骨を武器として錬成する裏方要員。
 自分から積極的に攻撃に行かない事から他3体のような戦闘能力は持っていないと思われる。名前の由来はアメリカのメタルバンド、パンテラのアルバムから。
 4体が合成合体すると『最強ちゃん』にメタモルする予定だったが瓜江によって一度に破壊された為、その姿を見ることは叶わなかった。



   ・此原燐 (このはら りん)
 なんか色々凄惨な過去を持つ準悪魔。
 戦闘時は角とか生えて鬼女(既婚女性の意味ではない)っぽい姿になる。
 悪魔時の能力は四肢欠損や内臓破裂程度ならば瞬時に回復させる超速再生と、時間経過と共に高温化していく燃える血液。
 逃れ得ぬコミュニティのしがらみの中にいて真の孤独を欲する少女であり、相互理解を果たした石動堅悟との『孤独の守護』を契約料に同盟へ加入。堅悟が無残な死を迎えるか燐が殺すべき基準をクリアしてしまうその時まで互いに協力関係を結ぶ。



・山辺莉愛(やまべ りあ)
  燐と行動と共にする怪力の準悪魔。
  ベリアルと自称し純血の日本人で普段は現役女子大生として暮らしている。燐をスクブスと呼び面倒を見てやっている。
  燐や海老名と共にデビルタワー襲撃に参加。その後の生存は不明。



・海老名麗美耶(えびな れびあ)
  デビルタワー襲撃の際に莉愛に半ば無理やりに連れてこられた準悪魔の少女。電磁波を取得する体質を持ち、機械に詳しい。
  内気な性格で動物の耳がついたフードを被っている。燐のコミュニティでは「れびあたん(レヴィアタン。海蛇の悪魔)」と自称している。
  おそらく名前も仮名であり、好きな小説家は西尾維新。襲撃後の生存は不明。



・日部梨王(ひゅうべ りお)
  バハムートこと馬場社長につかえる守護隊(ガードナー)のひとり。普段は課長の役職に就きポマードで髪を後ろに流したヘアスタイルをしている。
  西洋のガーゴイルのような容姿に変身し(堅悟はアニメのデビルマンと呼んだ)圧倒的なチカラを誇り、バハムートの『槍』と評されている。
  得意技は魔力を集中して生み出す『重力球』。しかし相対する菱村の右腕によって無効化されてしまった。事件後にハスターの下で働いているかは不明。
  名前の由来はギリシア神話に登場するヒューペリオン。


・水城(すいき)と風樹(ふうき)
  馬場コーポレーションに勤務する準悪魔。普段は強面のベテラン警備員として度々訪れる不審人物から会社を守り抜いている。名前の由来は日本古来の鬼から。




   『人間達(一般人)』


   ・津島渚
 さいたまグレートアリーナで行われた『シンデレラライブ』を観に行ったFラン大学一年生。
 高校時代に幼少期から続けてきた剣道で弟にレギュラーを取られたショックからアイドルオタクに転落する。中肉中背でこれといった身体的特徴は無いがバカリズム升野に似ていると言われると少し嬉しい。
 年上の甘やかしてくれそうな女性が好み。南浦和の安アパートで親からの仕送りと週3日のコンビニバイトで大学へ通う苦学生。アニメグッズを買う金が無いのが悩みの種。


   ・西原在間
 大学一年生。渚とは高校時代からの友人で陸上の特待漏れから渚と同じFラン大学へ。社交的な性格で大学入学時はテニスサークルに所属していたがすぐに気に入っていた女を喰われて挫折。
 今は有吾と一緒に傷つかないバーチャルな恋愛を模索している。親が資産家で金にはそれほど不自由していないが、異性との出会いに期待して週4で居酒屋でバイトしている。巨乳でガードの緩そうな女性が好み。


   ・本田有吾
 渚や在間と同じ大学に通う一年生。やや肥満体で口数は限りなく少ない。3人の中では頭がきれ、成績は上位だが非社交的な性格のため友人は少ない。実家近くの印刷会社で週5でピンクチラシの製造バイトを受け持っている。
 渚が勧める前からアイドルアニメを好んで視聴しており、ギャグのセンスがあると思われると嬉しい。背の低い気立ての良い女性が好み。


   ・佐奈
 石動堅悟のコンビニバイト元後輩。
 マシンガントークを超える軽機関銃トークが得意技。
 オカルト関係の物が大好きな大学生。
 カイザーに絡んでいるところを堅悟に見つかった。
 少なくともDカップ。
 阿武の事務所でアルバイトをしている。英雄のような能力を持たないが悪魔や英雄の魔力を感じとれる事が最近判明した。


   ・阿武熊五郎
 三文オカルト雑誌・アトランティスの編集長。
 版元は中立出版株式会社。
 元非正規英雄だが、天使と悪魔の戦いを馬鹿らしいと考え、今はアーティファクトをとある人物に預けて引退している。
 英雄だった時の能力は不明だが、悪魔の討伐件数は芳しくなかったので大して強くはなかった。
 牛乳瓶の底のような眼鏡、47歳で頭髪も薄い。
 アイロンのかけられていないヨレヨレのスーツを着ている。
 専業主婦の妻、反抗期の中学生の息子がいる。


   ・菱村真一
 鹿子にシオンの捜査を依頼した高校生。近年市場を騒がせている菱村物流グループの御曹司で大人に対しても不遜な態度で接する事が多い。
 そのせいか学校では浮いており、世間知らずではあるが自分が正しいと思う事に関しては身を挺して守り抜こうとする正義感も持ち合わせている。
 高校二年までは恋愛経験は無くシオンとゲームセンターに行った時はずっと彼女のペースに押されていた。見た目はどこにでもいるような普通の17歳。
  ティンダロス事件以降、消息を経っていたがデビルタワー襲撃に参加。現在は自身の生きる理由を探すためにその右腕を振るっている。


   ・結原紫苑
 駅前で売春を繰り返していると噂されている女子高生。背が高くモデル体型でスカートは短め。瞳ぱっちりメイクですれ違う男達は妄想の中で彼女との夢を見る。
 人見知りをしない性格で男性にその気があると勘違いさせてしまうケースが多い。彼女のルックスに嫉妬した女生徒が様々な悪意を持った噂を流しているが本人は特に気にしていない様子。
 放課後に工事現場の重機からの部品落下で全身を打撲し死亡(したことになった)。司法解剖の結果、非少女であることが発覚した。


   ・飯山銀之丞
 駅前のショッピングモールでサブカル雑貨屋を営んでいる青年。妻帯者だが手が早く、同じ職場で働く女子社員からの評判は悪い。去年の冬休みに菱村をアルバイトとして採用し働かせていた。
 腕っ節には自信があるようで学生時代は空手で国体に出場したと自慢げに語っていた。若い女性を好みその性癖が彼の人生を狂わす要因になった。35歳。



   ・軽石ファート
  第十八話でキョータが居た神戸サウナに現れた奇妙な姿をした中年男性。昔は母国で英雄として活動していたが日本のサウナと出会い、英雄としての能力を棄て人間として生きることを決意する。
 人間ではあるが個人として使う能力「EX-change(読みはエクスチェンジ)」を所持している。神聖武具というより方術に近く、室内で自在に熱風を操れるようになったが代償として身体が三頭身ほどにまで縮んでしまった。
  超余談だが混じるバジルの作品『インドマン』に同名能力を持つアクターが存在する。ほとんど同じような能力だが相互関係はないと思われる。



・田中歴夫(たなか れきお)
  デビルタワーこと馬場コーポレーションに勤務する23歳の青年。大卒後、新卒キップをふいにして今の現場で警備員として働くことに。ちなみに非正規雇用。
  特筆すべき事柄のないごく普通の一般人。名前の由来は警察官である父がレギオン(軍隊、兵隊)の意を込めて命名。人を守るヒーローに憧れている。

    ・金田さん
 田中の上司。行間を空けることすら面倒臭くなるほど語ることの無いごく普通の一般人。警備職に就いてはこの道40年の大ベテラン。
 悪漢に警棒を全力で振るうのが夢だった。趣味は将棋で好きな戦法はゴキゲン中飛車。主な対戦相手である田中には既に面倒臭がられている。


・山崎さん
 佐奈と同じ職場、アトランティスにて勤務するアラサーの女性。女性班リーダーらしいが編集の仕事上、あまり会社にはいないらしい。
 おかめ顔だがEカップの巨乳。最近足繁く通う街コンで彼氏が出来た。ストレス解消は給湯室でのエグイ下ネタ。







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