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ミシュガルド聖典把握記12

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カーリマーターはまだ動く神である、
やり遂げる神である!
たとい自らの行いが、
つまらないとおもっても、
動く限り続ける神である!(自己催眠
うおおおおおおおおおお!(覚醒
カーリマーターは神である!


「無理ですってこんなミッション」
SHW ガン・バレルは、
冒険者兼御曹司、お家の成人の儀による、
ミッション達成のために旅立ったのである。
が、
「僕一人ですよ、未開の地ですよ、
 フロンティアってなんですか!?」
「なにをいまさら、
 ここはミシュガルドだぞ」
16歳になったため、見知らぬ地で、
大業を成すを達成するために、
ミシュガルドにやってきた青年だ。
「やだやだやだ!しんじゃうしんじゃう!」
「フロンティア探索が一番、
 ゴールに近いとは思いませんか?」
・配下を100人集める
・強力な魔物の討伐
・嫁を見つける
の三つの項目のどれかを果たすことが、
成人の儀を達成したこととなるらしいのだが。
「無理だよぉ・・・こんな項目、
 ちからないし童顔だし・・・」
「そんなことはおっしゃらずに、
 フロンティア開墾が達成できれば、
 おのずと部下100人くらい達成できますし、
 嫁もみつかりましょうぞ」
「・・・ううう」
ガン・バレルの明日はどっちだ?


「はい治療完了」
ナギ・アスピルは医者、SHWに所属している。
元々は普通の医学生だったが、
ある日突然、治癒魔法を使えるようになり、
卒業後、そのチカラを役立てる為に、
ミシュガルドに渡ってきた。
「ただの食べ過ぎですね、
 だすものだしたら治ります」
このところフロンティア騒ぎで、
怪我人も多く来るようになっていたが、
持ち前の治療技術が生きて、
治癒魔法とともに扱うことで、
ナギ・アスピルは評判の医者になっていた。
「お大事に~」


「また夢の話か、
 ミシュガルドはどうなっているのだ?」
甲皇国は乙家の現当主、ルーカス、
発言も容姿も名前も地味である。
ホロヴィズと違い軍の将官ではない。
「オツベルクやオツガイムからの報告も、
 夢のフロンティアの話ばかりじゃないか」
本土ではミシュガルドの様子が分からないので、
苦労することも多いが、
「だが、まあそれだけ平和ということか」
乙家としては平和路線は素晴らしいことだ、
このままミゲルが次期皇帝になってくれれば、
「従兄弟の安否を祈ることにしよう、私は」
「またまたルーカスったら」
「ハミングか」
ハミングはルーカスの妻で魔女、
当然、皇国家の乙家に所属するが、
ミル・ミルリス・ハミルトンの遠い親戚らしい、
「ミシュガルドからの報告だよ、
 きみも聞いているだろう?」
「ええ、順調だそうね、
 乙家の平和路線」
「三国協定が無事に進んでいる証拠だ、
 これでこのまま食糧難が解決すれば、
 もはや戦争をする理由もなくなる」
「そうなれば、嬉しいわね、あなた」
「ふふふ、ハミングよ」


「ランダ野菜ばかりじゃなくってたまには
 人肉食べたら?」
アクティ・ノディオとランダ・ノディオは
双子の姉妹、姉がアクティで弟がランダだ、
互いに情報を共有しており、
はからず下アルフヘイムとエルカイダの
パイプ役となっている。
「菜食主義だってしってるだろ、
 よく平然とそんなもの食べれるな」
「あらだって、こっち(エルカイダ)では、
 日常茶飯事ですもの」
「だったらこっち(アルフヘイム)の
 常識にも少しは配慮してほしいものだね」
ランダ・ノディオは第二魔術鬼兵隊の隊長補佐、
であったこともあり、ベルクェットとは、
共に面識もある。
「ともかく情報はいつも共有してるんだから、
 人肉の味を堪能してあげるわ」
「ヴォエ!!! なにをするー!!!!」
「うふふふふふ」


「ざっぷぅ、ふううう」
アシカー・マーライオンは甲皇国出身、
現SHW所属、
職業はSHW潜水艦「アンモナイト」乗組員。
(元甲皇国海軍潜水艦U-13艦長)
目的はミシュガルド周辺の水中地形調査。
「悪くは無い、ミシュガルドの探索は、
 順調だ、暗黒海岸をのぞいてだが」
ここミシュガルドの海域は未だに、
謎が多いゆえに、
船の難破事件が相次いでいるのだ。
「地形に問題はないとしたら、 
 やはり未知の生物か、
 何ものかの破壊工作か?」
アシカーにも魚人の血が流れてると噂されているが、
まさか魚人のしわざか?
「わからん、ことだらけだ、
 あの夢といい」


「がああああおおおお!!!」
アンソニィ・カーンは、
ミシュガルドの厄災の地、
シュバルツシルト地方に生息する原住民、
元々はライオンや虎を主食としていたが、
200年前にミシュガルド大陸発見前に、
漂流した人間を食べてから、
その味に取りつかれ、食人鬼と化した。
大陸発見後は、開拓村や、
アーミーキャンプを襲い、甚大な被害を出した。
「げっげっげっげっげっげ」
「うてぇ!!!」
即死させるには頭を潰すか延髄を切断すべし、
「ぐっっげ」
今回は撃退できたが、
多大な代償を払うことになった。
「殺されたものを弔ってやれ」
「はっ」


「はい、鑑定完了、大したもんじゃないね」
「ええそんなあ」
ニョン・ニョンは鑑定士、
偉大な魔法使いを目指していたが、
素質と才能のなさに心折れてしまうが、
知識と眼力があったので鑑定士になった、
丸い子。
いつも愛読書の「ウサンクサイクロペディア」
を持っている。
「にょんたん、もうすこしまけてくれよ」
「鑑定眼にまけるもなにもないよ」
顔見知りでなくても「にょんたん」と
親しまれている。どんなガラが悪い人物でも、
この子を見ると「にょんたん」と呼んでしまう、
「もうにょんたんにょんたん聞き飽きたね」
「店じまいかよ、ちぇっ」
「知るかボケ」
よく口がクソ悪くなるが、
「あの夢の位置の鑑定でこちとら忙しいんでい」
などと研究は熱心なようである。


「いてえ、頭がいてえ」
ヴィンセントはあの夢をみてからというもの、
妙に頭にくる。
「おれは食人鬼だぞ!あんな草!
 見せびらかせやがって」
「落ちつけよ兄貴!」
「ミラルダ!」
それぞれ、
アンソニィという食人鬼の孫の孫にあたる、
二人とも、食人鬼であり、
本来は妹のほうが獣のような性質を、
発揮するが今は立場が入れ替わっていた。
「たかが夢だろ!
 何がそんなに怖いってんだ」
「怖い?こわいだと!
 おれがいつそんなこといった!」
「ガタガタぬかしてやがった
 だろうが! それが怖いってんだろう!」
「ミラルダァ!」
いつもなら、そこらへんに、
人間を食い散らかすミラルダを叱っている、
ヴィンセントであったが、
今は少し冷静になる必要があるらしい。
「少し一人にしてくれ」
「元からそのつもりだよ、
 頭冷やしてから顔だしな」
安寧の夢は時に苦悩の顏を産む。


ボロール変異体を体にすりこむと、
敗血症を患った男はふっと安堵して、
そこに横たわった。
ミシュガルドの医学知識の一つに、
ボロール変異体のペニシリンを、
利用するやり方があったからだ。
男はただフロンティアを夢見ていた。


「薬ぃ薬ぃはいらんかんやあ」
アコウ・クスリはエドマチ出身の甲皇国民、
新しい生薬の研究の為に、
ミシュガルドまでやってきたが、
アルフヘイムでは治癒魔法が万能なため、
甲皇国はガイシに身を寄せている。
「まいど、ぎょうさん買うてってや」
薬の売れ行きは上々であり、
特に肺病や気管支炎を患いやすい、
甲皇国の大気汚染から、
ミシュガルドに退避してきた入植者に、
とっては、アコウの生薬は僥倖の品であった。
「お客さん、ありがとうな」


「あの神託とやらには疑いが残ります」
メイア・モツェピは若いエルフ族の女性。
職業は魔法監査庁 情報管理室所属である。
真面目で事務的。少し天然、敬語でしゃべる。
「新手の催眠魔術かと」
彼女は催眠魔術での尋問を得意としていた故に、
自分の専門分野からの意見を出していく。
「射程範囲を広めれば可能となります、
 もっともミシュガルドにそういった、
 上位種は数多く確認されていませんが」
名家の出で、実は次期当主候補だが、
「問題は受けた対象の混乱にあります、
 今はなりをひそめてますが今後、
 もし二度目の詠唱が行われた時、
 かけられた催眠で、
 狙いの行動が誘発される可能性が高い」
注意がより必要になることを喚起する姿は、
仕事の出来る人だということである。
「よって、詠唱の遮断と、
 魔法障壁による住民の隔離が必要かと」
「それはさすがに考えすぎじゃないかな」
「考えてもあまりあります」
議論は続いていた。


「ダセ―親父、母さんといちゃこらかよ」
マルスは乙家当主ルーカスの長男12歳、
「こら、マルスさま、また、抜け出して」
「見てられっかよ、あんなのよ」
(どいつもこいつもミシュガルドだ、
 家はやせ細る一方だっつうのに)
ミシュガルド開拓に掛かる資金の量から、
推測すると、彼の考えにも一理あった。が、
「かーっやってらんねえ、
 仲間と時間潰そうにも、
 俺んちのことでどいつもこいつも、
 つまんねえやつばっかだ」
彼はまだ若かった、議論が出来る段階では、
なかったのだ。
「・・・・・・戦争でも起きねえかな」


「ははは、甲乙丙と揃っての困りようだな」
ヴラド・ドラクレア卿は鬼家の現当主、
クノッヘンと同い年のはずだが、
何故か見た目には変化は見られない。
「内紛の種はいくらでもある、あとは
 油に火を注ぐだけだな」
甲乙丙の御三家を互いに争わせ漁夫の利を、
狙っている。
「我の手のうちでもがき苦しむ姿が、
 目に浮かぶわ、フフフフ」
左手の義手を垂れさがらせながら、
体を傾けて笑う、ヴラド・ドラクレア卿だった。


「神隠しのスアロキン」
スアロキンはエルカイダ所属、
イルカの妖精と契約したドワーフ族とエルフ族、
のハーフである魔法使い、契約破棄が、
出来ない為イルカに憑依されてしまった。
「うふふふ」
イルカを消す方法を探しているうちに、
禁断魔法の一種を会得した。
「どんな禁断魔法でしょうか?」
戦時中、とある人間と恋に落ちて、
アルフヘイム、甲皇国両方の国家から追われる。
「恋バナですか?えっと」
逃亡中に事故で恋人を消してしまった過去を持つ。
「かなしいはなしなのだ」
本人は消していると言っているが、
実際にはテレポートの魔法を使いどこかに、
設定してある神域に送っているが、
自分もどこに神域があるのかわかっていない。
「しらなかった!しらなかった!」
対象をイルカにするか、消すことが出来る。
「イルカになあれ!」
「もうイルカだよ、スアロキン!」
イルカのサダクビア、
アカシックレコードの案内人をしていたという、
イルカの妖精。
そのため、様々な知識を持っているが、
本人の興味が性的な分野にあるようだ。
スアロキンがしりたい情報をなかなか教えてくれず、
「教えろよ」
「やだよ」
嘘や助長を混ぜて話をするため真実を話しているか不明。
「嘘っぱちばかりだろてめこら」
「本音と建前だわかりゃおめえ」
アカシックレコードに帰ろうとしない上に、
スアロキンによくセクハラをしており、
スアロキンからはうざがられている。
「うざいんだよイルカ野郎」
「パンツの色は赤!!!」
「ちがうっつうの!」
特技は下着の色を当てる事or体の色を、
変えることができ、
スアロキンの下着の色に合わせていることが多い、
「いるかこの情報?」
「いるよねうんうん」
浮き輪が無いと、スカートめくり以外、
何も出来なくなる。リンゴが好物。
「ほらりんご食って黙ってろ」
「いやっほう!」


「おれを神にしてくれ!」
フア・マズーラは願いを叶える首だけエルフ、
禁術に手を出して首以外を引き換えにして、
陽の下ではその姿を現すことが出来なくなった。
元アルフヘイムのエルフ。
「はい、どうぞ」
「ふ、ふはははは、わたしはカーリマーター」
そう私はカーリマーター豊穣の神
すべてをみつめて、芽吹かせるために、
神となったのだ、フア・マズーラと契約して。
「ただしカーリマーターは
 複数いる
 おまえだけが神と思うなよ」
その通り、視点により何体にでも増える、
それがカーリマーターである。


「マッチいらんかーねー」
フフムはミシュガルドに金儲けの為にやってきた、
SHW出身の12歳、女、
「この傷は、傷は、ふふふふふふ」
親に虐待され売りたくもないマッチを、
売っているという設定で街角に立っている。
実は違法な薬物から武器までなんでも、
売っている。
「逮捕だ」
「捕まった」
捕まると、
「これが何なのかわからないけど
  お義父さんに言われて!
   全部売らないと殴られる」と
泣き叫ぶので厄介だ。
「こら、俺だよわすれたのか?」
「あ、モブナルド」
モブナルドには顔を覚えられてるのでニガテ、
虐待されてる設定の為に自分で、
消えない傷を作った。
「お前のブツでどんだけの人が迷惑にあったか」
「私が売ったブツのせいでひどい目にあった?
 そんなの知らない・・・」
「まったくこんなもんよく売るよな」
「あ…それ素手で触ったら・・・
   まあ、・・・・いいか・・・」
ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!!


「団子じゃ団子」
カワイ・イノウは職業団子屋、店名狐屋、
SHW出身のオス。
「団子ー団子ーいらんかあやああ」
エドマチ出身の妖孤で団子を食べると体に変化が起きる。
「食べてみよっかなぱくっとな」
赤の団子を食べて女の子に変身!
「どうじゃな可愛かろう?もう一個!」
青の団子を食べて男の子に戻った!
「ふっふっふ序の口!パクッ」
黄色の団子を食べると両性具有ふたなり!
「なんじゃ見えんから分からんかの、パクッ」
黒の団子を食べると、
「ウオオオオオオオオオオオオオウホオ!」
ゴリラになるぞ、偉い!
青の団子食べて元に戻ろう、
「よっこらほいせ」
オリジナル団子を作るためにフィールドワークに、
出かけたり素材収集の依頼をすることがある。
「さてと、
 屋台は引いて、
 シャムじいのとこに戻るかの」


「なにそれ超ベーじゃんまじべーな!」
キャビーは自称エルカイダの15歳の女、
種族はエルフであるが、特筆する事はない、
ただ、ノリだけでミシュガルドにたどり着き、
エルカイダに入ろうと思った。
「っと化けの皮作るからちょっと待ってぇ~」


「やほー、カトーチャ・プリンだよぉ!」
カトーチャ・プリンはエルカイダ所属の、
一つ目族と鬼のハーフの女の子、
極度の人見知りだったが、
脅威のお笑い集団エルカイダを紹介され入団。
「よろしくぅねえええ、ボイン!」
夢の話、
「あの夢がなんだって?」



カーリマーターは人物を把握しようとする、
あまり、夢のことを見聞きする余裕が、
無くなりつつあった、
多くの人にとって夢は見たら忘れるものであり、
それを知ってしまえば、
忘れられた夢の跡に残るものが何かは知れた、
事である、
のちにこの夢の顛末は語られるのか?
否か?

出典

ミシュガルド聖典キャラクター第十二登録所

http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=19725
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