この夢幻空間においての物語の完結
1部世界の4話につなげなければいけない
そのためには花子、つまり夢子の実体からイヴを追い出す事が必要だ
太郎「花子、その身体からでていくんだ」
花子「出ていく?元からこの夢子という存在は私です」
太郎「それは設定の後付けにおいて、『元から君だった』と
改変されただけだろう」
花子「ええ、でも物語の本質がその設定を受け入れました」
太郎「俺の肉体もそうだ、実在しない設定からイヴの世界にて眠る設定を設けられたんだ」
このメモ世界において未確定だった設定を全てイヴ世界の未確定と結びつける事によって意味のない隙間は伏線として合理性を持った
太郎「元々はイヴの名も孤独たる人類の設定に沿ってつけた始まりを意味し終わりを皮肉した名だったはず」
花子「それも好都合、人形内において裏返したのがたまたま胃袋だったおかげで傍観者つまり人形の外側の読者において胃袋=イヴと繋げられた」
なるほど
連なる宇宙内にての1の3、
胃袋が自信を王だと話す回にさえ
設定を回し活用させているのか…
花子「貴方の本体はイヴ世界において私の恋人という設定が残されています、そのために私を拒否することはできない」
太郎「いいや、俺はイヴ世界の俺とは別人だ」
花子「現実体としての眠る太郎くんと夢実体の太郎くん別人格であると?
眠る本人からしたら夢の中の自分は自分なのではないのでしょうか?」
太郎「そのとおり、発現時の俺つまり夢男は眠る太郎と限りなく等しい人格だったよ、でも独立した別人としてこの世界で数億年も生きてきたんだ実体とは別の人格として成長している」
花子「つまり、イヴ世界において現実において恋人である私より夢子を愛してると」
太郎「そりゃそうだ、イヴの設定が大学生である以上、実体太郎の恋なんて単純計算最大最長でさえ20年くらい、
夢男と夢子として過ごした一億年には比べられたものじゃないだろう」
花子「でも私は花子はイヴであり夢子です、2つの最愛を手にできるのに選べないのは非合理では?」
太郎「選べないことなんてないさ、
最初から俺は夢子というヒロインを選んでいる」
花子「違う、誰も不幸にならないエンドを選べと言っているんです。」
太郎「いいや、あえてイヴが不幸になるエンドを選ぶと言っているだろう」
花子「頭沸いてるんですか?」
太郎「一億年も2人で過ごせば倫理も価値観も変わるさ」
元カノと現カノからの無限ハーレムエンドを俺は否定した
花子「そしたら、どうしたら私は救われるのでしょうか」
太郎「それは…
【次回に続く、そして次回が最終幕】
でどうだ?」
そうして彼はメモに設定し
世界線を一時断線させた
ウロボロス構造の交差点つまり
この空間を
∞の線の中心をぶった切った
◯が2つできた