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第九戦:そうしている合間にも順子に迫る危機…ジェノサイドの狙いは?

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第九戦:そうしている合間にも順子に迫る危機…ジェノサイドの狙いは?

倉庫内の一角は、ミドレンジャーの持つ探索レーダーもGPSも作動しない、特殊なバリアの張られたいわば牢獄になっている。その剥き出しになった鉄骨に四肢を繋がれ、大の字磔絵図を披露する羽目になったミドレン・ピンク。いや間嶋順子は、そのハイレグの下で乳房を膨張させ、乳首が勃起し、レオタードの食い込んだ恥丘を浮かび上がることもお構いなしに、泣き叫び悶え続けていた。
「い、いやッ、いやッ、いやあああぁぁ―――――――—ッ!!」
倉庫作業員に扮したジェノサイドの面々と思われる男たちは、警備用に貸与されているスティックスタンガンをかわるがわる逃れることも抵抗することも出来ない戦隊ヒロインの肉体に押し当てる。どこをピンポイントで責めたてているかは、読者ならば容易に想像がつくだろう。

鎖に絡めとられた人妻ヒロインの成熟した肉体は、拷問役の男たちになかなか嗜虐的な興奮を与えている様子で、我先にと勃起した乳首や、艶めかしく無防備なわきの下、そしてくびれたウエスト部を虐めようと、スタンガンの先をカチカチとぶつけ合っている。
「俺がオッパイを!」
「いやいや、お前は太腿で我慢しろや!」
「早くしろや、この女の口を割れば時給が300円増しになるんだぜ」
スケベ心と、志の低さが交錯する奇妙な拷問場だ。

「ふひひひ、女体にご縁のない底辺界に生きる僕たちに弄ばれる感想はいかがかね、ミドレン・ピンク、いや間嶋順子クン?」
「あなた達みたいな悪党が、この人たちに貧しさを押し付け、を利用しているんでしょ!」
あくまでも順子は悪の手先を庇い、『本丸』だけを敵視している。
「…ってうか、あなたは誰なの? どうして私を知っているの? そしてなぜ、私をさらったの?」
「質問の多い女戦士だねぇ、尋問を受けるべきは、君の方なんだよ」
黒装束のMr.チャイルドは、鎖で緊縛された肉体を、恐怖と緊張で紅潮させるミドレンピンクに歩み寄る。
「ミドレンジャーの仲間の事だったら、何も話す気はないわ! 平和を守るための大切な…同士ですもの!」
と、気丈に言い放つ中年戦隊の紅一点。
「ふふん、そんなつまらん情報は必要ないさ…僕が聞きたいのはね…」

「い、言えない…言えるわけないでしょう!」
順子に迫ったのは、そう、夫誠の残したジェノサイド極秘プロファイルの保管場所だ。最愛の男が、身を挺して残した研究資料だけは誰にも渡すことができないと、順子は決心していた。ましてやそれを当の仇敵になど渡せるはずが無かった。が、拒絶の意思は尋問の継続を意味した。
「ほほう…やはり強情だな。亭主を想う女戦士を徹底的に責め苛むのも悪くはない。ここではどれだけ君が悲鳴を上げようと、泣き叫ぼうと、外部には漏れ伝わることは無いのだ」
順子は背筋を凍らせる。
「トクと、悲鳴を聞かせてもらうとしようか」
Mr.チャイルドは手にしていたスティックスタンガンを、開脚したミドレンピンクのレオタードコスチュームに覆い隠された恥丘に、ニッチリと押し当てる…。
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