第十幕:僕とお姉さまの妖しい会話
「さ、小夜子さぁん…ぼ、僕もうダメ…ッ、気絶しそうだぁッ…」
寛幻は無駄な肉の無い裸体を、ビクンと反り返らせながら、先走り液を滴らせ、憧れの美女の名を叫びます。が、小夜子とて虜の身、しかも同じように素っ裸にひん剥かれ、拷問されていることに違いは無いのですから、助けてあげようもないのです。
「頑張るのよ、寛ちゃん。こんな人たちに、あなたの精液を奪われたら…どんなことに悪用されるかわからないわ」
と、唇を噛み締めつつ、健気な表情で訴えかける小夜子嬢。
「心地好さを耐え忍ぶのは大変でしょうけど…オトコノコでしょ?」
もっともに聞こえますが、オトコノコゆえに堪えがたい責め苦盛るということを、このお姉さまは理解しているのでしょうか?
「そ、そんなのむ、無理だようッ…。だったら…小夜子さんの方こそ…裸でダンスみたいなことするの、やめてよお~~~ッ」
「それこそ無理な注文でしょ? お姉さん、鎖で縛られているのよ! それに、蛇、大っ嫌いなんだからあ!」
と、大人のレディの艶やかさと、虐められる被虐美に満ちた令嬢の可愛さを、絶妙なふり幅で見せつける小夜子嬢に、寛幻は心臓バックンバックン、そして股間は元気になるばかり。必然的に、目に見えない微振動に男の子のシンボルを心地好く摩擦される羽目と相成ります。
「んああぁぁ~~ッ…はわ・わ・わ・わ…」
お上品なお口から、唾液を意図を牽かせた寛幻は、下の方のシンボルのお口からもトローンとした液体をジュジュッと迸らせます。
「大体、お姉さんがこんな風に虐められているっていうのに、どうして興奮するのよ!」
と、ぷんとほっぺを膨らます小夜子さん。
「ご、ごめんなさい…」
と、恥ずかし気に項垂れる美少年。カクンと紅潮した可愛い貌を俯かせます。が、男の子のシンボルは反比例するように、ググっと膨張を続けます。
「嘘よ…しかたないわ。男の子って…みーんな変態サンだもの、ね」
学者令嬢らしく小夜子嬢は、どこか奥行きの深い理解を示す言葉をふっと漏らし、憐憫な表情を浮かべ、寛幻を見つめます。
「ま、光栄ですって言っておくわね」
少々怜悧な声音に変えて、言い放つところも年上女性の魅力を引き立て、少年の心を戸惑わす小夜子さん。変態的な性癖を知られつつも、それを受け入れたような感覚に安堵した寛幻は、このお姉さまの魅力に、ますます虜になるのでした。
「フフフ、そろそろ限界かしら? 引導を渡してあげる時間ね」
サーモグラフィに目を向けていたマダム・カガミが囁きます。