午後イチの古文の授業中、急に先生に当てられて、あわてて立ち上がった僕はめまいを覚えた。
そして、次の瞬間、僕はジャングルの中にいた。
なにを言ってるか分からないと思うがそれでいい。
僕もなにが起きたのか全然分からなかった。
ムワッと草の匂いがする地面に僕は寝ていた。
間違いなく屋外なのだが空はちょっとしか見えない。
やたらでかい木が密集して生えてるのだ。しかもツタが絡まりまくり。
とにかく上体を起こすと、すぐ近くから女の子の声が聞こえた。
「ディナチゼ? バシホー!」
明るい声だがなにを言ってるかは1ミリも分からない、そんな言葉。だが。
「気がついた? よかったー!」
そういう意味だと、なぜか伝わってきた。
僕は僕のすぐ横に立っていた、声の主を見つけた。
高校2年生の僕と同じぐらいの歳と思われる女の子。
その肌は日に焼けた褐色。
そして身にまとっているのは、とんでもない露出のえっちな服装だった。
年頃の女の子がこんなにエッチな服装でいいのだろうか
下半身は、ごくごく布面積の少ない腰布のようなものを着ているのだが、肝心の股間を隠すものがどう見ても一本のヒモなのだ。布ですら無い。
上半身にまとっているのは、アルファベット大文字の「A」のような形の布のようだった。Aの字の上の方の穴の部分に頭を通し、Aの字の下の方の二本の棒部分でが胸にたらされていて、乳首の部分を隠しているだけというシロモノだ。
僕はあわてて目をそらした。
彼女の服装は……目のやり場に困る。
その「目のやり場に困る」度合いといったら、全裸だった場合とほぼ変わらない。
「どうしたの? 体の調子は大丈夫?」
女の子は、そういう意味の事を言った。
耳には意味不明な外国語として聞こえてるのだが、なぜか意味が伝わってくるのだ。
「大丈夫だと思う……」
そう、日本語で答えようとして、俺はもう一つの選択肢があることに気づいた。
どうも、俺はこの国(この世界?)の言葉が喋れるみたいなのだ。
「ウォゾウッゾ ハザ……」
試しに発音してみた。
それから、彼女の様子をうかがう。
すると、女の子は安心したような笑顔になって、
「私たちの村に来ない?」
と言う意味のことを言った。
上半身にまとっているのは、アルファベット大文字の「A」のような形の布のようだった。Aの字の上の方の穴の部分に頭を通し、Aの字の下の方の二本の棒部分でが胸にたらされていて、乳首の部分を隠しているだけというシロモノだ。
僕はあわてて目をそらした。
彼女の服装は……目のやり場に困る。
その「目のやり場に困る」度合いといったら、全裸だった場合とほぼ変わらない。
「どうしたの? 体の調子は大丈夫?」
女の子は、そういう意味の事を言った。
耳には意味不明な外国語として聞こえてるのだが、なぜか意味が伝わってくるのだ。
「大丈夫だと思う……」
そう、日本語で答えようとして、俺はもう一つの選択肢があることに気づいた。
どうも、俺はこの国(この世界?)の言葉が喋れるみたいなのだ。
「ウォゾウッゾ ハザ……」
試しに発音してみた。
それから、彼女の様子をうかがう。
すると、女の子は安心したような笑顔になって、
「私たちの村に来ない?」
と言う意味のことを言った。