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哀しみのペニス

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 フェラの相性が抜群の女がいた。彼女の口のサイズと自分のナニのサイズがベストマッチしていた。前戯はフェラしかしなかった。
「たまには僕も舐めようか」と言っても「いいから」と断られた。僕の口は臭かったのだろうか。彼女は恥ずかしがり屋だったのだろうか。後はひたすら挿入して腰を振った。

 彼女の方から別れを切り出された時、「やっぱり適当におっぱいを揉んでフェラしてもらって挿入」だけのセックスがいけなかったのかと思ったが、彼女は「もっと舐めたいちんこを見つけたの」と格闘家のようなことを言うのだ。
「いつかまた、君が舐めてみたいと思うようなちんこになるよ」
 正確には「ちんこを持つ男になるよ」と言うべきだったところを間違えた。
「またいつかね」彼女の言葉は「さようなら」と同義だった。

 言った手前、後にも引けず僕は修行してちんこになった。
 ちんこになった僕を舐めたがる人は男女問わず大勢いた。だけど僕が舐めてほしいのはあの彼女だけだった。人づてに彼女を探し、ようやく会えた彼女は既に結婚しており、子供が五人いた。

 ちんことなった僕を目にした彼女の目が輝いたのを僕は見逃さなかった。しかし幼い子供らの世話に忙しい彼女は、僕を舐めにきてはくれなかった。子供の一人は「ママ、僕のちんちん見て!」などと叫んでいた。「あらあら」と言う彼女の表情を見て僕は小さく縮んでしまった。

 以後、人間にも、巨大なちんこにも、戻れないでいる。

 
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