決心はついた
今からあなたに会いに行こうと思います
呼び出したら
なんかバレてしまいそうで
だから
街中であなたを探すことにしました
あなたはわかりやすい所によく居る
これは僕しか知らない
今、想いを告げるとき
やはりあなたはそこにいた
僕なんか話にならないくらいの
かっこいい男が居てさ
今まで見た事のないよう顔で笑っててさ
楽しそうで、明るくて
でも
確実に僕の中で何かが無くなった
想い? 恋心?
よくわからないけど
あなたの名前は呼べない
あぁ、もう一人の僕がささやく
「なぜ、泣く?」
知らないよ
「これはお前もあいつも望んでいたことだろう」
そうだけど・・・
「なぜ逃げる?」
逃げない奴なんていないだろ
「これでいいのか?」
・・・・・・
気づけば外は暗い、帰りたくない
でも、運命はなんて残酷なのでしょう
また会ってしまったのだ
この薄暗い路地で
向こうは気づいていないけど
この薄暗さなら涙は見えない
かえって安心していたのかな
でも、あなたの唇があの男の唇へと行った時
僕の中の何かが外れた
なんか、抑制してたものが出てきたのかもしれない
わからないけど。
僕はある程度こうなることを予想していた
でも、予想でありそれが目の前で起こらない限り
平気だった
予想が現実になったとき
僕はあなたを愛せるかわからなかった
あなたはあの男に愛を
僕はあなたに愛を
こんな循環
いやだ
でも、さしずめ
これが僕の生きる道