「集会でさ、校長が話をするでしょ?」
「うざいよな~あれ。長い休みの前とか、毎回同じことばっかり言うし」
一応校長はそれぐらいしか生徒と関わる事ができないから、寂しいんだろう。
私は一人勝手にそう思うことで、校長に同情している。
「だから校長は『10分で終わりますので、聞いてください』っていうことない?」
「あるある~。大抵そのときは、冬とか夏でその場に居るのがもう嫌って雰囲気が流れているからだよね」
ますます理不尽な校長である。強制的に生徒に嫌われる存在である。
「10分って言われたら、みんな時計を見るよね。10分で本当に終わるかどうかってさ」
「それわかります。私も時計見ながら、まだかな~って思っていますから」
大体っていう例えだろうに。そんなにきっちり話せるわけがないじゃない……。
「でも、長ったらしくて絶対に時間通りに終わらないよね~」
「あんたは期限内に宿題を提出できるようになってから、偉そうに言いなさい」
「む、意外と手厳しいなぁ……」
「あと集会ネタならさ、4時間目とかに集会だったらお腹なったりして恥ずかしくない?」
「わかるよ、俺は良く朝食べてこないからさ」
「倉西君、あれだよ。ネトゲはほどほどにね」
倉西君は、苦笑しながら頭をかく。……そういうことね。
ゲームのしすぎで寝てなくて時間がないってことね。
「瑠奈~落ちはないの?」
「私に聞くな。落ちがない話にしたあんたが悪いんでしょう?」
「ん~なら、このお話の題名《ぽに☆すた》について話しちゃうよ」
「……」
「まず、"ぽに"は主人公でありこの小説の一人称形式の地の文の瑠奈の髪型がポニーテールということから来てます」
「そんなの読者の人には分からないじゃない」
「"☆すた"は言わずながら、らき☆すたのパクリです」
「軽くスルーですか」
「これでもちゃんと落ちてないわよ」
「ん~仕方ないなぁ。また次回ね、ばいに~」