小説1・第9話
別荘に着いた。
由衣:「あー、疲れたー」
一樹:「あー、ヘトヘト~」
由衣:「‘水着’持ってきてるよね?」
一樹:「持ってきたよー」
沙織:「持ってきました」
由衣:「じゃあ早速、着替えよー」
由衣:「一樹、着替えを覗いたら許さないからね」
一樹:「はいはい」
俺には、覗く勇気さえ出ねーよ
由衣:「北条さん、似合う?」
沙織:「セクシーですねぇ」
由衣:「北条さんもカワイイわよ」
由衣:「一樹ぃ、オマタセー どう?似合う?」
うほっ、エロすぎる体型・・・
北条も物凄くかわいい...
由衣:「それっ」
ビシャ
一樹:「やったな」
沙織:「キャッ」
青春映画みたいに俺たちは海水を掛けあった。
あの崖から飛び込まない?
一樹&沙織:「それは危ないんじゃ...」
由衣:「2人とも、そんなこと言わないの! せっかく、ここまで来たんだからぁ」
由衣:「じゃあいくねー」
ドッパーン
由衣:「ぷぱぁ、大して恐くないよ。じゃあ、次は一樹の番だね!」
上から見ると結構、高いな。
よし、目つぶって
ダッパーン
一樹:「ブハァ、死ぬかと思った」
一樹:「次は北条の番だよ」
沙織:「じゃあ行ってくる」
ヒュウウウウウ
って俺の目の前~
沙織:「キャアアアア」
ドバーン
一樹:「グハッブクブク」
何か柔らかい感触がする...
横にはビキニのブラジャーが...
そして、ピンクの突起物が...
もしかして、これが北条のおっぱい?
Dカップとあって気持ちいいな... ちょ、ちょっと作者、変なセリフ喋らすなよ(ぇ
一樹&沙織:「ブハッ」
由衣:「2人とも大丈夫?」
沙織:「さっきは、ごめんなさい...」
一樹:「別にいいって!事故だし」
由衣:「そろそろ戻ろうか」
一樹:「ああ」
夕食を適当に摂り、肝試しをすることになった。
由衣:「じゃあ、道の奥にある石碑に置いてある石を取ってきて」
由衣:「途中の分かれ道は看板の矢印の方に進んで」
一樹:「へーい」
由衣:「あたしは1人で、一樹と北条さんはペアでお願い」
北条と2人きり・・・ 少し、興奮する。
由衣:「おまたせー、全然恐くなかった」
一樹:「じゃあ、行くよ」
沙織:「うん」
細い砂利道を懐中電灯を持ち、進んで行く。
余り、恐くないことから、実感が湧かない。
しかし、坂がきつい。
ついに分かれ道についたが困ったことが起こった。
一樹:「看板が倒れている...」
沙織:「どうしよう・・・・」
さっきの強い風で倒れたようだ。
一樹:「勘で進むしかないか・・・」
沙織:「そうだね」
取り合えず、勘で進むことにする。
どんどん、狭くなっていく・・・・
沙織:「この道でいいのかな・・・」
一樹:「取り合えず、進んで見よう」
ポッポッザー
雨が降り出してきた。それも小雨では無い。
沙織:「ちょっと、戻ったほうが・・・」
一樹:「そうしたいのだけど。道がわからなく」
雨もどんどん強くなっていく・・・・
一樹:「あそこに洞窟があるから入ろう」
沙織:「うん」
ザー
沙織:「ぐしょぐしょだぁ~。どうしよう...」
北条の濡れたシャツからブラジャーが見えている。
一樹:「俺も結構濡れてる・・・」
濡れているだけあって結構、冷え込む。
一樹:「ハックション」
沙織:「大丈夫?」
一樹:「うん、まぁ」
沙織:「服を脱いで暖めあう?」
一樹:「え、でもそれじゃ」
沙織:「いいの。橋本くんが風邪引かないのならそれくらい・・・」
北条は服を脱ぎ始めた。ブラジャーまでも・・・
オレンジの水玉模様のパンツとレースを模ったブラジャーが見えた。
俺たちは下着姿になった。
沙織:「恥ずかしいからこっち見ないでね」
一樹:「わかった」
二人きりの時間が経って行く・・・・
沙織:「ねぇ、橋本くん...」
一樹:「何?」
沙織:「好きな人いるの?・・・・」
一樹:「いるよ。それは、・・・・・ほうじょ・・・・」
沙織:「あっ、服乾いているよ」
沙織:「橋本くん、私動けないから取って来て」
告白は北条の一言で中断された。なぜだろう・・・・
女心のわからない俺は理解できなかった。
そして、服を着て石碑へ向かい、石を取った。
一樹:「あのさー、なんで途中で中断させたの?」
沙織:「内緒だよっ!」
そう言って、俺たちは元の場所へ戻った。
由衣:「遅いよー」
一樹:「雨宿りしたんだよ。ハハハ」
由衣;「心配したんだからねっ」
こうして、1日目が終わった。
<第10話へ続く>