僕は後輩から刀を手渡される。
薄い縞模様が浮きでてる美しい刀だ。
「先輩のために早起きして作ってきたんですよ!」
と可愛い声で彼女は言う。
僕はすっかり刀の美しさに心を奪われる。
「あの・・・気に入りませんでしたか?」
と上目遣いで彼女は僕にたずねる。
僕は
「いや、気に入ったよ」
と返事をして一太刀で彼女の首を切り落とす。
少し驚いたような表情をした彼女の首を拾いキスをする。
そして刀が自分の体の一部になったような感覚に酔いしれる。
僕は奇声を発しながら刀を滅茶苦茶に振り回し
人が多そうな繁華街を目指して走り出す。