偉大なるマージャルクス様。お初にお目にかかります。よしのりと申します。
この度は私のような、社会的な身分の低い、本来であればこうして貴女様の前に跪くことさえ無礼に当たるような一市民に謁見する機会をいただきまして、真にありがとうございます。
貴重なお時間をいただいている中で恐縮ですが、この度は私の懺悔を、お聞きいただきたいのです。
現在、下界の日本国は、夏という季節の真っ只中でございます。大変気温が高く、衣服すら疎ましい時期です。
そんな熱い夏の楽しみのひとつに、海水浴やプールといったものがあります。
それらのイベントに際しまして、下界では水着というものの流通がピークを迎えます。
水着というのは、文字の通り水遊びに適した衣服で、言ってしまえば耐水性の高い下着です。
シルエットは下着とそう変わらないはずなのですが、どういうわけか人に見せるためにデザインが重視されることが多く、 特に女性のものについては、かなりの種類が出回ることになります。男性も、それらを楽しみにするわけです。
[10 - 2914] Re: 新神研修
愚かしいことだとお笑いになりましょうが、私もぜひこの暑い時期に、マージ様の輝かしい水着姿を拝みたいと思いました。
もちろん、実際マージャルクス様に着ていただくわけにも参りません。そうなると私に取れる選択肢としては、水着をお召しになったマージャルクス様を絵に表す、というものが考えられます。
こうして実際にいらっしゃるマージャルクス様を差し置いて、自分にとって都合のいいお姿を描くというのは、ともすれば偶像崇拝――不敬にあたるかもしれません。ですが、この愚行は決して、マージャルクス様を蔑ろにしてのものではないことを、強調させていただきたく思います。無力な一市民が貴女様を近くに感じるためには、このような手段を取るしかないのです。貴女様を畏れる故の愚行なのです。
さて、私の罪は、単にマージャルクス様の偶像をつくったことに留まりません。より深い問題は、その品質なのです。
[10 - 2915] Re: 新神研修
私事ではありますが、近頃私は絵を描く機会が増え、まだまだ発展途上の身ではありながら、少しずつ上達の兆しを感じていました。
早い話が、驕っていたのです。マージャルクス様の美しさを余すことなく再現する技術など、まだ身についていないのに。
いわゆる下書きの段階で歪みに気付かず、本格的にペンを入れ、色をつける。その段になってやっと、私は自らの未熟さを思い出したのです。
偶像そのものの歪み、不恰好さ。しかし、偶像の品質はともかく、仮にも貴女様への愛情を込めた作品。
そして仮にも、貴女様を表した作品。葬り去るには抵抗がありました。愚か者なりに、愛を貫こうとしたのです。
偶像そのものが美しくないならば、偶像の周囲を彩る神殿を豪華にすればいい。夏に相応しい、美しい水を背景に――。
ただでさえ力量不足のところ、さらに自信を失くした私には、それらを描くことすらできませんでした。
1-2時間ほど試行錯誤しましたが、かえってこだわる方が価値を貶めることに気づき、結局質素な背景に甘んじてしまいました。
[10 - 2916] Re: 新神研修
不敬に不敬を重ね、その罪は世間一般の厳罰ですら生ぬるいものと承知しています。
首を刎ね、四肢をもぎ取り、胸を切り裂き、腹を貫く。地獄の端から端まで轢き回し、その後業火にくべられようとも、この罪に値する罰にはなりえないでしょう。
ですが、あえて私は、ここでお許しを乞いたいのです。腕を磨き、貴女様を描くに値する画力を身につけたとき、改めて、その美しいお姿を、この手で再現させていただきたいのです。神の足元にも及ばぬ下賤の民である私のすぐそばに、貴女様を感じられるように……。
さて、おそらくは私の罪の告白を聞いていらっしゃったであろう、オタダヤ様。
『新神研修』本編やコメント欄で「創造神」の存在について触れられていますが、オタダヤ様こそが創造神であると、私は考えております。
これから申しあげることを――まるで、マージャルクス様への謁見のついでのように思われるかもしれません。無礼をお許しください。
大変麗しいマージャルクス様でありますが、先述の通り、我々一般市民はこのように直接お会いすることは難しく、想像の世界、あるいは夢の世界でお姿を思い描くことがどうしても多くなります。
[10 - 2917] Re: 新神研修
そういった日々の信仰に――それを実現する想像力に、少しだけお力を貸していただきたいのです。
もちろん、オタダヤ様の都合もありましょう。一般市民の戯言と、流していただいても構いません。
というのも、私たちにとって救いとは、精神的なものなのです。叶うかどうかではなく、願うことそれ自体に意味があるのです。
さて、ひとつ目ですが、知識の象徴たる帽子をお被りになっていらっしゃるマージャルクス様。普段はその帽子で一部隠れている、美しい髪の全貌を知りたいというのが、私の愚かな願いのひとつ目です。帽子を召したお姿も魅力的ではありますが、やはり本来のお姿を拝みたいと思うのは、信仰者にはそう珍しくないと思われます。
[10 - 2918] Re: 新神研修
続きまして、これは今回の私の愚行とも関連するのですが、帽子の下よりも隠されるべき部分についての話です。マージャルクス様ご本人に聞かれるのは心苦しいので、声を潜めさせていただきますが、実は今回の水着は、後から描いたものです。
言い換えると、何もまとっていないお姿をまず再現した後、きっとお似合いになるであろうカラーリングの水着を乗せたのです。
繰り返しますように、一市民の想像力というのはかなり乏しいものです。いくつか水着の下を想像しましたが、存在そのものへの愛が強すぎる故、どの可能性にも尊さを感じ、あるべき色を選択することができませんでした。
わざわざ18禁の読者ページに掲載するのもなんですので、いわゆる18禁うpろだの方に、3種類ほど共有させていただきました。
まさかマージャルクス様ご本人に、そのお召し物を外していただくわけには参りません。
ゆえに、創造神たるオタダヤ様の見解をいただきたいのです。もはや、純粋にオタダヤ様の好みを選んでいただいても構いません。
[10 - 2919] Re: 新神研修
――長々とした、陰鬱で、取るに足らない私の懺悔と嘆願を聞いていただき、ありがとうございました。
繰り返しになりますが、より信仰を高めるべく、これからも精進していきたいと思います。
それでは、オタッシャデ。
[10 - 2920] Re: 新神研修
ええおっぱいしとる!
[10 - 2990] Re: 新神研修
アイエエエ!!