Neetel Inside ニートノベル
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俺は昨日笹野と話した後、自転車で道に迷いながら家へ帰っていった。
まだ、肌寒い中二時間半も外にいたので風邪を引いてしまった。
「あぁ~、なんで風引くかな~・・・ヘックシ!うぅ~、」
今の時刻は午前5時、まだ太陽が昇っていない。
二度寝使用とこころみたものの、鼻水は止まらず、咳も止まらず寝ようにも寝れずに悪戦苦闘していた。
俺は、今日もいつもより早くに家を出た。
教室に入ると、まだ誰もいなかった。
学校があくとほぼ同時に教室に入ったから、やはり誰もいない。
俺は、一人自分の机でねた。
「おーい、リュウさん~起きてる?」
「ん、ん~・・・うわぁ~~」
「おう、起きたか」
「桐谷、どうした」
「いや、お前が教室に入るとさ一人で机で寝てたからさ」
桐谷は俺が一人机で寝て宝気になって声をかけてくれたようだ。
「あ、・・・そう・・は、はっくし・・うぅ~」
「どうしたよ」
「かぜだよ」
「かぜ?今の時期に?なんで」
「いや、色々あってな」
俺は、昨日笹野と話して、自転車で帰って、挙句の果てには迷って風邪をひいてしまって、
朝早く来たことの理由も説明した。
「お、おまえって・・・本当に、バカだな」
「うるせぇよ・・・はっくし」
「うわ、きたねー」
「な、なに」
それからは、少し世間話などをしていた。
八時ちょっと前に鈴木と笹野が来た。
鈴木も会話に加わり会話はいっそう盛り上がった。
その一方で笹野はまたも、一人で本を読んでいた。
あいつって、友達いないよなー、など重いながら一日を過ごした。
放課後、今日も俺は笹野と二人教室に残っていた。
今日も笹野と話そうと思ったが鈴木と帰りに遊ぶ約束していたことを思い出し、急いで昇降口に急いだ。
「わりぃ、遅れた」
「いいよ、僕も部活あったし」
「部下つって軽音部だっけ?」
「うん、ギターやってるんだ」
「へー、で、そのギターは?」
「今日は置いてある、遊ぶためにね」
「そうか、」
俺達は電車に乗り秋葉原に向かった。
「しかし、まさか遊ぶ場所がアキバだったとはな」
「そう?」
「そうだぜ、なんか以外」
「よく言われるよ、でもここには遊びだけが目的じゃないんだ」
「へー、他の目的って?」
「新作ゲームの予約をここのお店で予約をしてね」
「まじかよー、俺もゲームここで予約してんだよな。ところで、何のゲーム?」
「テイ○ズの新作なんだけどね」
「な、なにー!!!」
どういうことだ?テイルズだって、俺も今日予約してるゲームじゃねぇかよ・・・でも、テイルズはRPGだから普通か・・・。
「あ、そうそう。もう一つ予約してるのもあるんだ。今日のためにお金貯めていたんだよ」
「もう一つ?」
「うん、恋姫夢想っていうんだけど・・・」
「まじかよーーー!!!」
もう一つのゲームも俺が今日予約してるゲームとまったく一緒だった。
ま、まさか・・・鈴木と同じ店で予約をしていたりとかは・・・さすがにないか、そんな偶然。
だけど、一応確認だ。
「なぁ、どこの店で予約してんだ?」
「もうちょっとで・・・あ、あそこだよ」
まったく一緒の店での予約だった。ありえねー、こんな偶然があっていいのだろうか。
もう一つ聞きたいことがあるが・・・聞いてみよう。
「なぁ、お前ってオタクって呼ばれたことある?」
「え、呼ばれる?呼ばれるってのはあまりないけど、僕オタクだよ!」
「オ、オタクなの?」
「うん、部活の軽音部もけいおん!ってアニメを見て入ろうって思ったんだ」
「はは・・けいおん!ねぇ」
俺は、けいおん!を知っている。まぁ、好きってほどでもなかったが一応は見た作品だ。
「そうだ、リュウは何のゲーム予約してるの?」
「え、俺はお前と同じだよ」
「えぇ!本当、てことはリュウもオタク!?」
「いや、自分じゃよくわからんが、よく言われるな」
「本当!やったー、僕学校でオタク友達ほしくてさ、うれしいよ」
「オタ友ねー、まぁいいか。鈴木、買いに行こうぜ」
「だな、よし!買いに行こう!」
そのごはゲームも一緒に買って、メイド喫茶にいった。
正直なところメイド喫茶には始めていった。
鈴木は行きなれているようだった。
末恐ろしいな、鈴木。
家に帰ったら、かぜが悪化した。
「うぅ~、はっくし・・最悪だぜ」

       

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