第4跳 かめとくりの夜(後)
ピーチ・・・・・・。 その笑顔・・・、かわいかったよ・・・。
亀と栗・・・・・・。 一緒の生活・・・、楽しかったよ・・・。
ルイージ・・・・・・。 ・・・、・・・、・・・、ごめん何もない。
昔、博多のマコトおじちゃんが言ってたな。
ここから、回想です
「人は死ぬとき、バッタリたおれるとばい、ばってん」
「マコトおじちゃん、何言ってるの?」
「ハハハハハ、まだわからんとですたい」
「マコトおじちゃん、日本語言ってるの?」
「ハハハハハ、何語って、ハハ、ま~ご」
「アッハハハ、マコっさん、勘弁してけらい」
「マコっさん、冗談はやめなあそばせ」
(なんで皆笑ってるんだろう・・・、ぼく何か変なこと言ったかな?)
この時マリオの心は、すき焼きの時に勢いで大きい肉をとってしまい、べチャッとおとしてしまった時の感じに似ている何かがあった・・・
・・・はっ、・・・あの時はマコトおじちゃんが何いってたか分かんなかったな・・・、ごめん今も分かんない。
用は死ぬとバッタリたおれっから気ぃつけろよ、と言う事だろう。
・・・しかし死んだら倒れると言うが、今・・・、俺・・・、
空・・・跳んでます・・・。
跳んでると言うより、M字開脚で両手を上げこの世の終わりみたいな顔をして、上にあがっている。このままだと天井のブロックを突き破るぐらいの勢いだ・・・。
しかし、そううまくは行かなかった。
ヒューーーーーン、と落ちて行き、そのまま床をすり抜けて落ちて行った・・・。
すると目の前が真っ暗になり一つの英文が現れた。
GAME OVER
「・・・・・・、ガメオベラっっっ????」