「さて、オスを見れば他種族だって構わず食っちまうザーメン大好き前川さんこと淫乱猫娘が二号」
「前川さん……? わ、私はリューシャです……」
姉の味の余韻も収まらぬ惚けた雌猫にワカメは声をかけました。
長女は既に快楽のあまり気を失ってしまっています。
可愛い言い方をすれば目を回していて、無残な言い方をすれば危険ドラッグを致死量ギリギリまで打ち込まれて三周ほど輪姦されたかのような半死半生と言った所でした。
どちらかと言えば九死に一生ですね。
どちらにせよ、しばらくの間は全くの無力です。
「お前らの頼れるねーちゃんはご覧の通りぐるぐるニャーだ。間違いなく四天王の中で一番強い感じの娘をアへらせてしまったわけだが言質は取った。容赦無く処女喪失中出しレイプを決めさせて貰う」
ずい、と迫るワカメにリューシャは逃げるように一歩引きます。
「い、嫌……」
「おやおや、拒否ですか。そうですかそうですか」
今にも泣き出しそうなほど顔を引き攣らせて恐れをなしている次女に対し、ワカメは見るに耐えないほどの意地悪な表情で言いました。
「嫌なら僕はこの辺で失礼致します。いやー残念だねお肉が食べられなくて。次のお客さんが来るまでそのなけなしの精子を五人で分けあって生き延びてね」
くるりと踵を返し、ワカメは非道にも店を後にしようとします。
「え、ま、待ってくだ……」
「いやータダで美少女と生ハメできてお得な店だったなー。おねーちゃんが泣きながら股を開いて食べられて下さいお願いしますって懇願したから気合入れて丹念に犯してやったのに、妹が嫌がるなら無理にしちゃ可哀想だよね。おねーちゃんの必死の努力が水の泡だけど嫌がる女の子を無理矢理犯せるほど残虐非道な真似はできないからね」
最悪です。
こんな事やってんの義妹に見られたら一週間ほどシカトくらいそうなクズっぷりですが、ワカメの本性はこんなんです。
ずんずんとガニ股で帰路に着こうとするワカメ。
途中で背中を引っ張られる感触を受け、いやらしく口端を釣り上げました。
「お待ちください……にゃ。大変失礼致しましたにゃ。次女リューシャ、味付けの続きを担当させて頂きますにゃ。は、初物ですので膣の締まりは良いはず……ですにゃ。どうぞお手柔らかに……」
(やっぱり語尾はつけんのな)
恐怖と羞恥を堪えていることは、声色だけでよくわかります。
ワカメは大層満足して振り返って答えました。
「しょ~うがないにゃ~あ」
最悪です。
もう最悪です。
「……とは言ったものの、正直どうすればいいか……」
とりあえず引き止めてはみたものの、リューシャは困り果ててしまいました。
姉のやり方は見ているので知ってはいますが、すぐに真似しろと言われて真似できるような性技ではありません。
ベッドの上ではワカメがワクワクしながら寝そべっています。勿論、ペニスをおっ立てたまま。
できそうにないからと言ってやらないわけにもいかないので、とにかく満足させるために陰茎にかぶり付く事にしました。
「えいっ」
ぱくり。
「痛ァーーーーーッ!」
勢い良くしすぎて思いっきり歯が当たってしまい、ワカメは悶絶しました。
べちーんとリューシャのこめかみを引っぱたきます。
「あうっ」
流石に女の子相手なので手加減はしてますが、彼女にとっては(とっても)不意打ち。
頭を抱えてうーと唸ります。
「歯を立てるなアホ猫!!」
「す、すみませんにゃ!」
「くそ、やっぱり淫乱長女の奉仕をたっぷり受けた後に未経験処女は物足りんな……」
「申し訳御座いませんにゃ……」
なんとも理不尽な状況ですが、こっちは食べられてくださいと懇願している立場。平謝りするしかありません。
「ええい、どうせ味付けなんて後で適当に調味料でも頭から被っておけばいいんだろ。俺の好きにさせてもらうぞ。とりあえずまんこの具合を確かめさせろ」
そう言って起き上がり、ベッドにリューシャを押し倒して姿勢を逆転させます。
「にゃっ!?」
「抵抗しなければ少しは手加減してやる。大丈夫だ、力を抜け」
内心は、
(まあほぐれてきたら足腰立たなくなるまで激しく犯し抜くけどな)
と考えながらもワカメは優しく微笑んで軽くキスをします。
「んっ……」
急に優しくなったワカメに口付けされ、リューシャの心臓の鼓動は倍近く早くなります。
内面は擁護しようのないゲス野郎ですが、顔だけで言えばやや無気力系の二枚目半。
姉妹の中でも気が弱く、押しにも弱い次女は雰囲気で誤魔化され、ちょろくも雌の顔になってしまいました。
「じゃあ脱がすか」
そう言えば結局長女も俺が脱がせたな、と思いつつエプロンドレスの胸元をはだけさせました。
たゆん。
「!?」
『それ』に気付いた瞬間、ワカメはプロボクサーのジャブに匹敵する速度でリューシャのブラを剥ぎ取りました。
手にしたブラのサイズは、明らかに姉より大きなものです。
「D……いや、Eと見た。貴様……隠れ巨乳かッ!」
そう。
フリルのついたボリュームのある服の上からはわかりませんでしたが、彼女のバストは豊満でありました。
常日頃から揉んでるメイドのそれとはまた別の、ぴんと尖った乳首とやや大きめの乳輪が印象的です。
ワカメは貧乳も巨乳も大好きですが、気弱で怖がりな処女であるリューシャが巨乳である事にギャップ燃えを感じました。
萌えではなく燃え。性欲が燃えるのです。
とりあえずその柔肉を手の平で持ち上げると、次女はんっと軽く悶えました。
「って言うか、お前全体的に……長女よりふっくらしてないか?」
さくさくと服を脱がせショーツ一丁に剥いた所、先程見たラーシャのやせ細った身体よりは明らかに健康的です。
普通以上に太っているわけではありませんが、腹の肉は柔らかく、歯ごたえも良さそうなので軽く齧っておきました。
へそにも舌を伸ばします。
「あっ……」
反応はさておき、これは一体どういう事かと考えます。
「そう言えば姉は妹達に自分の飯を分け与えてるんだっけ。なんて出来た姉だ。後でもっかい犯そ」
そう呟くワカメに、リューシャが補足します。
「わ、私は上から二番目ですけど、他の妹達よりご飯を多めに分けて貰ってますにゃ……本当は私も遠慮しないとって思うんですけど、みんな食べろ食べろって……」
「まあ食べ盛りだからな。単純に食う量も増えるだろ」
「いえ、それもそうなんですけど、それだけじゃないんですにゃ……。私、あの、ちょっと体質が特殊で……」
そう言うとリューシャは自分のたわわな乳房を、片方口に含みます。
「なにぃ!?」
突然の行為に聖闘士のような驚き声を上げるワカメ。
ちゅぱちゅぱと口で吸い、んっと離します。すると……
「ば……バカな!?」
彼女の乳房からは、白くとろみのある液体が流れてきたのです。
「こうすると……お、おっぱいが出てくるんですにゃ……だから私には、優先的に栄養を回すようにって……」
頬を桜色に染めながらリューシャは言いました。
「……おい…………つまり、それって……」
彼女の発言の意味を少し考え、ワカメは衝撃の事実へとぶち当たりました。
「次女ちゃんあんた、姉妹に母乳を飲ませてるの……!?」
他人から改めて指摘されると恥ずかしいのか、彼女はこくんと控えめに頷きます。
「は……はい……そうですにゃ……」
「何で! 何でだよ!!」
ワカメはリューシャの乳を摘んで喚き始めました。
「何でいちいち姉妹百合設定入れてくるんだよお前ら!
あざとすぎるんだよ!!
馬鹿!!!
馬鹿!!!!
まんこ!!!!!
ありがとうございます!!!!!!
最っ高です!!!!!!!
ファンになります!!!!!!!! 」
ワカメの咆哮は店中に響き渡りました。
ほえるワカメです。