Neetel Inside ベータマガジン
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「大きな頭」 http://hidekikobayashi1982.web.fc2.com/atama/
「新しい都」 http://hidekikobayashi1982.web.fc2.com/atamiya/

刺身 作

こちら作家さんも文芸では初見の作家さんです。漫画もかかれているもよう。自サイトでぽつぽつと文芸へ読み物を投稿しておられるようですね。内容をみると一話ごとに自サイトへ飛ばされますw
これ、ニーテルでまとめてしまってはいかがかな。短編集として。その方が読みやすいかもしれません。他の短編へ移るのに一旦文芸の作品リストへ戻らないといけない。好みもありますが。短い作品を個々に自サイトで登録にするメリットがどこにあるか…と思いました。
というわけで、ここでの感想二作まとめさせていただきいます。



「大きな頭」

■頭が良くて口が軽い。それでいじめられる自分それでも最後には……。
特に大きな起伏にとんだ文章ではありません。話は最終的に自分のいように転がっていきます。
ご都合と言ってしまえばいいのでしょうか。えっ? となるつっこみどころもままみられます。独りよがり系の作品が好きな人には受け入れられると思います。
個人的には物足りなかった。どの辺にそう感じるたか……。いじめの度合いがいじめではない。これは単にいじられているだけ。頭の回転が速いから勉強ができるという解釈の物足りなさ。最後、終わり方が本当に自分に都合よくヒロインを手に入れているところ。
短編作品もたくさん書けば慣れると思います。起承転結の基本はちゃんと押さえて書かれているようですので習作として読ませてもらいました。漫画を書きつつ小説を執筆となると異なる感性の使い分けをしなければいけないように私は感じるのですが……どうなんだろう。そう思うのは私だけでしょうか。自分だけで楽しむ域をこえて、人を楽しませることも今後考えるのなら、もっと練習がいるだろうな……と思います。その辺私も他人ごとではないんですがね。はははははー。
自身にとっても戒め共々勉強とさせてもらいました。



「新しい都」

■新都社で作品を発表する男のはなし。
こちらもやはり特に起伏を感じない文章で男があれをしたこれをしたという事がつらつらと書かれている作品でした。作文でしょうかこれは? 文章がとても作文に近く感じられました。そういう意味では独特。
何ともいえない……。可もなく不可もない文章。これといった感慨もうけない。
アラを探せばあるにはあるでしょうが、今それは必要ないかなと思いました。まずは刺身先生が文章を書くことを楽しむ必要があるだろうと思います。そのうえで、自分の内面からくる独自の表現がもっと沢山できるようになればいいだろうなと思いました。





以上これら二作品に関する13日更新分の感想はここまで。


       

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