「翼竜憑きの蔑称」   七瀬楓 作
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17941

本作の更新は偶然感想企画にかぶったもよう。
偶然でも必然でも、つとめてw書くのです。
ケッコウケッコウ!
七瀬先生のファンタジー作品です。
この作家さん、ホント多彩。自分のカラーでなんでも書ける。凄い!
あと足りない要素と言えば完結の二文字!
今年6作品連載あるけど、果たしてどの作品が完結するのか。
………………………見守ります。期待。


■各話ごとの感想
1『翼竜模法 ワイバーンモード』
翼竜に育てられた少年テンフは騎士になるため王国コーカラルの騎士学校へ通っている。王国では剣こそが最上の武器とされるため、ライフ使いのテンフは仲間内では屑扱い。実戦訓練では苦悩が絶えない。しかし屑扱いされるばかりが彼の能でではなかった。
序盤、端的な中にある物語の情報量の多さに感嘆しました。導入部も贅沢さを堪能できるような心地よさです。柔らかい日差しの温度や風を感じられそう。
戦闘シーンも鮮やか。丁寧な描写だけどくどくない。すいすい読めて、情景を把握しやすい。
技の名前が飛び出す剣技が小気味良い。しっくりくる。
野党団との会話で時間稼ぎするシーンも、動きがない様の緊張感が良く伝わる。吸い寄せられるように読みました。
『ワイバーンモード』だけでも、テンフとアグレの信頼関係から登場人物の人間模様まで、余すところなく楽しめた気はします。


誤字(変換ミス? 意図した情景的表現?)
描き切る→掻き切る

2『出世に必要な物』
昨夜のアグレの手柄は、王都で、もちろん学校でも噂になっていた。
人間が竜の動きをまねる=「体術」というカテゴライズの粋さ。センスを感じる。
今はテンフとアグレの未来が明るくあればよいと思うばかりです。

投げられる心配が頭をもたげてどうもいけない。純粋に応援したいんだけどなあ~。
だから電信柱の影から遠巻きに見守るしかないってのが現状。
悩みの種なんですよ。頑張ってほしい。


誤字(変換ミス)
天才という物→天才という者



■今回更新分までの総括的感想
どうしてでしょうね。七瀬先生の作品、ある程度クオリティーを感じ始めると投げられる不安が浮かび上がってきます。本作は大丈夫なのでしょうか。
ザ・ラノベ感がありつつ丁寧な文体が魅力的なだけに、ぜひ最後まで読ませてほしいところです。まあそんなこと言いつつ、日本のラノベとか逐一チェックしているわけではないのでよく知らないのですけどね。
いやしかし、新都社のニノベと商業作品を並べて考えるつもりもないので、個人的にはどうでもいいとも思っているw ちょっと脱線した。
さて今回の作品、ジャンルはファンタジー。作品について一言のもとに片づけるなら「おすすめできる作品です」で良いでしょう。
物語はまだ序盤ですが作家さんの力量から、安心して読める。今回更新分までで、内容的にも一段落つくところまで書かれています。登場人物の表情も豊か、内容も緩急あって娯楽として楽しめます。
主人公テンフと竜のアグレの関係にも心温まる。私はどちらかというとラノベは学園物よりファンジーの方が好きなんだと思います(学園が嫌いというわけではない)。ただ、過去に読んできたものからそういう傾向になっている。だからこの作品読んでいて、学園要素が含まれていても面白いと感じました。
本作、コメントが意外と少ないです。時にはコメント難しい時があるのも致し方ないってやつでしょうか。
私が面白い、気に入る作品はなぜかコメントが少ない傾向にある。なんなんでしょうか。
積極的に推していこうと思います。


■作中印象深かった箇所
・シチューを作ったよ。
爆笑。良い。


以上この作品に関する12日更新分の感想はここまで。