12月27日/天井裏の散歩者

商店街の中にマンションがある。その2階が私の部屋らしい。
狭い階段を上がると、インド料理店が店を構えている。
その横の通路を通りドアを開けると、確かに自分の部屋という実感がある。ただ、造りが何から何まで全く違う、明らかに他人の部屋だ。
荷物を置いて上を見上げると、天井に穴が開いていて屋根裏に行ける。
はしごを使い中に入ると、体育館ほどの広さの部屋に繋がっていた。
まるで江戸川乱歩の小説みたいだな、なんて考えていると住人の老婆と鉢合わせたので、会釈をして自分の部屋に戻る。戻った先では、僕は着流しを着た浪人になっていた。